手習重兵衛 - 梵鐘 - 新装版 (中公文庫 す 25-28)

著者 : 鈴木英治

• 中央公論新社 (2016年12月21日発売)

感想・レビュー・書評

[advicekiyomidosuさんの感想 · 2020年2月13日]

重兵衛の寺子屋に通う子供が、居なくなった。
が、それも重兵衛に探してもらいたいという狂言だった。
その娘の祖父から聞いた村の秘密とは。

小さな営みを一生懸命に生きる村人たちの、不幸を食い物にするヤクザ。そのヤクザの人生の最後に関わったものは。

哀しい物語と心温まるやりとりの妙。

[中央公論新社さんの感想 · 2016年12月12日]

手習子のお美代が消えた!?　行方を捜す重兵衛だったが……（「梵鐘」より）。趣向を凝らした四篇の連作が織りなす、人気シリーズ第二弾。

著者プロフィール

鹿児島大学理学部教授

「2008年 『攪乱と遷移の自然史』 で使われていた紹介文から引用しています。」