花咲舞が黙ってない (中公文庫 い 125-1)

著者 :
  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (428ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122064492

感想・レビュー・書評

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  • 花咲舞シリーズ第2弾!
    サラリーマンは、ツライなぁ〜特に銀行は、「出世!出世!出世!」みたいやし。
    自身が、そんな出世コースみたいなのから、大きく外れて生きてるから、「そこまでして、しがみつかんでも…」って思ってまうわ。
    そんな出世命の銀行で、不正とか調査する2人。花咲舞、相馬健。
    そら、やり難いわな。
    あかんもんは、あかん!と潔い花咲さんのようにはなれんのか…
    更に切れ者の企画部特命担当 昇仙峡玲子さん。銀行合併というしんどい仕事。こっちのあかんの事を綺麗にするか、無かった事にするかとか、汚れ作業的な…
    合併先にはあの切れ者バンカーが!
     半沢直樹!
    有名どころが、出てくると誰が主役か分からんようになる…
    こんなドロドロな銀行内に正義はあるのか…
    やっぱり、あかんもんは、あかんし、いずれは…
    自分の仕事に誇りを持って生きてくれ〜

  • H30.6.19 読了。

    ・以前、放送されていたドラマと同一の名前に衝動買いしてしまった。東京第一銀行 事務部臨店指導グループの相馬と花咲のコンビが、主人公の短編集。ドラマを観てからこの本を読んだので、話の内容も分かりやすく、とても楽しめた。
     機会があれば、『不祥事』も読んでみたい。

  • 花咲舞シリーズの2弾目。

    半沢直樹が出てきた時点で若干冷めたと
    いうか、
    半沢が出る必要ないくらいに面白いと
    思ってましたが、

    出たら出たで、半沢シリーズに続く形で
    面白かったですねー。笑

    でもこのコンビ復活してくれないかなぁ。

  • 新聞連載の即文庫化という思い切った作品。
    好評だったテレビドラマの再ドラマ化を意識したかと思わせる連作短編。
    読み進めながらも、俳優たちの顔がよぎる。それでも少しも違和感がなく作品に没頭できるのは、テレビの配役の妙か。
    しかし、この小説のドラマ化は無理だろう。何しろ、あの半沢直樹が登場(しかも重要な役割で)し、彼が主人公のドラマは別の局だから。
    紙の上のコラボで満足しよう。
    とにかく、主人公の相変わらずの、曲がったことが大嫌い、そして悪(わる)を決して見逃さない正義感溢れる行動に、爽快感を覚える。
    バブルがはじけ、金融機関の崩壊が相次ぐ時代を背景にした今回の作品。合併を巡る行員たちの行状の迫真さは、内情を知り尽くした元行員の著者ならではのなせる技。

  • 池井戸潤らしい勧善懲悪の結末。
    繋がりのある短篇で、読みやすいし、面白い。
    半沢直樹も登場して、半沢直樹シリーズを読んだ人には感慨深いものがある。

  • 久しぶりの池井戸潤です。やっぱり痛快ですね。金融の組織的犯罪にドキドキしながら、舞と相馬さんのどこか心温まるやり取りになごみます。二人の訪れるお店の様子を読んでいると、お刺身に日本酒が飲みたくなってしまいます。順番が逆になってしまいましたが、「不祥事」も読まなきゃです。

  • ■ Before(本の選定理由)
    ドラマにもなったメジャータイトル。

    ■ 気づき
    臨店班、という舞台とキャラ設定が魅力。
    池井戸潤らしい銀行エンタメ。

    ■ Todo
    続編もあるのかしら?
    花咲舞が主任に上がるくらいの話も読んでみたい。

  • 金融機関の事なので私自身が時々難しくて読むのが遅くなったりする箇所もあったけれど、池井戸さんらしくスカッとする場面もあり、面白かったです。
    花咲舞みたいに間違った事が許せない事、自分の信念を貫く事、仕事と会社を愛する気持ちがある事で歪んだ社会になっていかないのにな〜と思う。

  • 完全にエンターテインメント作品になっていて、ドラマの脚本テイストな、せりふまわし中心の展開の作品で、非常に読みやすく、あっという間に読了しました!
    おなじみの銀行の臨店担当の花咲舞と相馬の2人の活躍を描いた短編7編構成でしたが、このままドラマ化されても、それはそれで面白いと思いますが、花咲舞との直接的な絡みはありませんが、まさかの半沢直樹登場には驚かされました!なのでこの作品通りのドラマ化は難しいと思いますが。

  • タイトル同様、ドラマの原作。
    小気味良くよかったのだが、最後に半沢直樹が出て来て、え?この後どうなるの?どこかで続き読めるの??と、戸惑った。

  • ドラマは興味を持たなかったがふと手にって見たらなかなか読み応えあった
    半沢直樹が出てくる
    バンカーという言葉、使ってて恥ずかしくないのかな

  • ドラマ化後に書かれた「不祥事」の続編
    池井戸潤さんの小説は特別好きというわけではないのですが、これは文句なしに面白いと思いました
    長編では無いところもいいです

    他の作品のようにスカッとはしませんが、その分どこの企業にも起こりそうな内容で、すごく現実的に感じられます

    サービス精神からか、他の作品の人物も登場します
    今後があるのならば、読んでみたいですね

  • ノンフィクションみたいで面白い

  • 花咲舞、いいキャラです。半沢直樹、出てきた時の安心感。さすがです。
    やはり、池井戸潤先生は読みやすいですね。

  • ラストまで勢い落とさず読めました。
    「不祥事」の続編だけど、これだけでも十分楽しめます。花咲、相馬はじめキャラが粒だっていてストーリーも追いかけやすいです。

  • 2018/9/19半沢直樹まで登場、短編が繋がるエンターテインメント小説。

  • わかっていても、面白い。

  • ドラマの前に『不祥事』は読んでいて、ドラマもおもしろかった。このタイトルの本が出ると聞いて、買った。
    銀翼のイカロスを先に読んでいたから、時代が前後するけど、面白かった。ドラマを見ていたからか、どうもこの話が昭和の物語という感じがしない・・(笑)

  • 思わず一気読みしてしまった

  • 花咲舞、男前!一緒に仕事したい

著者プロフィール

1963年岐阜県生まれ。慶應義塾大学卒。98年『果つる底なき』で第44回江戸川乱歩賞を受賞し作家デビュー。2010年『鉄の骨』で第31回吉川英治文学新人賞を、11年『下町ロケット』で第145回直木賞を、’20年に第2回野間出版文化賞を受賞。主な作品に、「半沢直樹」シリーズ(『オレたちバブル入行組』『オレたち花のバブル組』『ロスジェネの逆襲』『銀翼のイカロス』『アルルカンと道化師』)、「下町ロケット」シリーズ(『下町ロケット』『ガウディ計画』『ゴースト』『ヤタガラス』)、『空飛ぶタイヤ』『七つの会議』『陸王』『アキラとあきら』『民王』『民王 シベリアの陰謀』『不祥事』『花咲舞が黙ってない』『ルーズヴェルト・ゲーム』『シャイロックの子供たち』『ノーサイド・ゲーム』『ハヤブサ消防団』などがある。

「2023年 『新装版 BT’63(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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