好色五人女―マンガ日本の古典 (24)

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  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784124033021

感想・レビュー・書評

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  • 『好色五人女』というより、「肉食女子五人」かな。
    なんと実話なんです。
    恋のためなら命がけ、処刑されたり、自殺(心中)したり。
    もし私が江戸時代に生きていたら、
    そういう人生を選んだでしょうか?

    ちなみに牧美也子さんは、松本零士さんの年上の奥様。
    初代リカちゃんのイラストを描いているそうで、
    漫画界の大御所といっていいのでは。

  • もう少し絵が綺麗なら。。

  • 井原西鶴さんの『好色五人女』を牧美也子さんがまんが化したもの。

    八百屋お七さんのお相手は、頑張ってお七さんに会いに来たり、お七さんが火刑の後はお坊さんになって善行を施したから良い人だと思うし、大坂の樽屋おせんさんの旦那さんは真面目な職人さんだったけど、それ以外のお相手はちょっと遊び人だよね?

    昔は金持ちの息子さんたちは郭遊びしまくるのが粋だったのかもしれないけれど、最後の薩摩の琉球屋お万さんの相手なんて、遊びが過ぎて養子に入った先の両替商を破産させるわ、逃げて出家したけど男色は激しいままだわで、顔が良ければそれでいいの?って感じでした。

    いずれにしても、江戸時代はちょっとしたことで簡単に死刑になったりで大変だな…って思いました。

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著者プロフィール

牧美也子

神戸生まれ。1957年(昭和32年)、単行本『母恋ワルツ』でデビュー。同年より、月刊少女誌「少女」「少女クラブ」「少女ブック」に掲載開始。67年に発表された人形「リカちゃん」は、当時の牧作品『マキの口笛』『りぼんのワルツ』『銀のかげろう』などのキャラクターからデザインされた。週刊少女誌、ジュニア誌を経て、68年頃から一般誌、週刊青年・女性誌へ執筆の場を移し、新聞、小説誌などの連載イラストや装丁も手がける。74年『緋紋の女』により第3回日本漫画家協会賞優秀賞、75年『星座の女』により第10回カナダモントリオール国際コミックコンテスト第1位、89年『源氏物語』により第34回小学館漫画賞を受賞。『恋人岬』は映画化、『熱愛』『悪女聖書』は連続テレビドラマ化された。

「2021年 『ワイド版 マンガ日本の古典24 好色五人女』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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