バビロンに帰る―ザ・スコット・フィッツジェラルド・ブック〈2〉 (村上春樹翻訳ライブラリー)

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制作 : F.Scott Fitzgerald  村上 春樹 
  • 中央公論新社 (2008年11月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (355ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784124035179

バビロンに帰る―ザ・スコット・フィッツジェラルド・ブック〈2〉 (村上春樹翻訳ライブラリー)の感想・レビュー・書評

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  • 2篇目以降は、文庫で読んだ。マルカム・カウリー『スコット・フィッツジェラルド作品集のための序文』が読めるのは、新装版だけ!

  • 1920年代は美人しかいないことになってるぽい

  • 宝石箱のような物語。

  • ただただ美しい。それに尽きる。

  • 文字だけで表現される芸術、文学に魅入られた方なら、このザ・スコット・フィッツジェラルド・ブック2は必読です。

    何故ならたっぷりと魔法のかかった作品、「ジェリービーン」が入っているからです。
    この一編は、読んでいる間、美しい夢を見ているような気分になれます。
    読み終えた後は、記憶の彼方に埋もれて忘れていた何かとてつもなく美しいモノの思い出がわき起こります。
    何時か何処かで見かけたような、それでいて切ない思いのまま手の中を通り過ぎるのを見ているだけしか出来なかった何物か。
    そんな曰く言い難い思いへの郷愁がわき起こります。

    映画でもアニメでも不可能で、文学だけが人に呼び起こすことの出来る類の美しさ、ですね。
    あらゆる分野においてこれほどの高みにある作品は、そうありません。
    小説が好きだ、という方は必読です。

    あまり出来の良くない短編「新緑」も心に残ります。
    音楽にしろ、絵画にしろ、時におぼつかない出来の一品が、琴線に触れる、ということがありますが、この作品はそれです。
    描かれるのは弱さへの愛しみ。
    弱い人間が描いた弱い人の肖像画が、不思議に心に残ります。
    効率こそ善、戦略による強かさこそ善、とされる時代に、弱さとはなんと儚く、時に美しいものか、と感じさせるのは並の手腕ではない。
    こういう思いを抱いた時、人の感性の不可思議さ、幅広さに目が向くことは無駄なことではないでしょう。

    村上春樹自身が書いた「スコット・フィッツジェラルドの幻影」と題されたエッセイも素晴らしい。
    スコット・フィッツジェラルドの魅力を、非常に巧みに切り分けて掌をさらすように解説してくれています。
    これほどの文学論はあまり読んだ試しがないのだけれど、話題にならないのは何故なんでしょう?

  • いい話だ

  • 村上春樹はあまり好きではないが、これは好き。
    翻訳だからだろうけど。

  • ここに収められている短編よりもマイカム・カウリーの「スコット・フィッツジェラルド作品集のための序文」が面白く感じた。フィッツジェラルドの生涯に共感のようなものが感じられた。
    「僕は失われた。しかし君よりは上だ。」

  • [ 内容 ]
    僕らはフィッツジェラルドという不躾なくらいに気前よく才能をまき散らす作家に、脱帽しないわけにはいかない―天性の「作家の眼」と、見事なばかりの筆の切れ、失敗者に注がれる温かいまなざし。
    ビター・スイートなフェアリ・テイル五篇に、訳者のアッシュヴィル訪問記を付す。
    ライブラリー版にはマルカム・カウリーのエッセイを新収録。

    [ 目次 ]
    スコット・フィッツジェラルドの五つの短篇(ジェリービーン;カットグラスの鉢;結婚パーティー;バビロンに帰る;新緑)
    エッセイ(スコット・フィッツジェラルドの幻影―アッシュヴィル、1935)

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 2009.02
    ジェリービーン
    カットグラスの鉢
    結婚パーティ
    バビロンに帰る
    新緑

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