村上春樹翻訳ライブラリー - 冬の夢

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制作 : 村上 春樹 
  • 中央公論新社 (2011年11月9日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (353ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784124035339

村上春樹翻訳ライブラリー - 冬の夢の感想・レビュー・書評

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  • 『グレート・ギャツビー』の前あたりにかかれたものをあつめた短編集。フィッツジェラルドの全盛期にあたる作品集とのこと。表題作「冬の夢」は主人公とヒロインにギャツビーとデイジーが重なる。

  • 「冬の夢」
    「メイデー」
    「罪の赦し」★★
    「リッツくらい大きなダイヤモンド」
    「ベイビー・パーティー」★★★

  • 冬の夢 ★4.5
    メイデー ★4
    罪の赦し ★2.5
    リッツくらい大きなダイアモンド ★4
    ベイビー・パーティー ★3

  • 表題作を含む5つの中・短篇を収録。いずれもフィッツジェラルドの初期、概ね『ギャツビー』に先行するもの。この時期、フィッツジェラルドは既に流行作家となっていたが、ここに収められたのは商業誌に「売られた」ものではなく、彼が作家として書きたかったものが集められている。ことに「冬の夢」と「メーデー」には、作家の生い立ちの影が濃い。ミネソタからニューヨークへ、そしてまた東部の(「メーデー」ではイエール大学)エリート子弟たちの生活と、そこに至ろうとする夢。あるいは、そうした世界から排除された者たちを鮮やかに描く。
     私は表題作よりも、当時の社会と痛切にリンクする「メーデー」こそが、この時期のフィッツジェラルドを代表する作品だと思う。

  • カポーティとフィッツジェラルドが、僕の中では、最も美しい文章を書く作家である。そしてフィッツジェラルドは、このうえなく乾いた、美しい文章を書く。

  • もしかして、ここに集められている短編のどれかは高校時代に図書館で借りて読んだかなと思って見てみましたが、どれも読んだことのないものでした。さて、ちょうど最初の短編「冬の夢」を読み終えました。これは本当に1920年代に書かれた小説なのかというのが、第一の印象です。高校時代のとき、フィッツジェラルドの小説について、具体的な印象は残ってなかったのですが、大人になって読んだから受け止め方が違ったのかも知れませんね。あらいる描写表現が自分のツボのようで、どうやらこのような文章が今は大好きなのだということがわかりました。古い作品にこんなに心が揺さぶられるとは。今度はぜひ、原文で読んでみたいと思いました。

  • フィッツジェラルドの世界観が色濃く表されている。

  • 描写の美しさに呻る。村上春樹は、関西出身で東京で苦労したのではないかと、また経済的に人生において腹を括って何かを成し遂げたことがある人(店の借金などで?)ではないのかと思った。フィッツジェラルドへの惚れ込みぶりを見ていて。

  • グレイトギャツビーを読むための準備として購入。
    海外の小説は、翻訳された方の文体との対決になってしまって、いまいち内容が入ってこないこともあるけれど、村上春樹の翻訳は、彼の作品に慣れ親しんだ僕らの世代には染み込みやすい、そういう文体で書かれているように感じます。

  • フィッツジェラルドのそれぞれの短編に、村上春樹のコメントがあり、ノートが導入となって読み始めることができる。
    ガイド付きで鑑賞できるのがいい。

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村上春樹翻訳ライブラリー - 冬の夢の作品紹介

天衣無縫に、鮮やかに、そして痛切に-八十年の時を越えて今も読む者の心を打つ、二十代の天才的作家の瑞々しい筆致。フィッツジェラルドのベスト短篇の一つに訳者が挙げる表題作ほか、来るべき長篇小説の原型を成す「プレ・ギャツビー」期の五篇をセレクトした"若き日の名作集"。

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