獅子の胎動―デルフィニア戦記〈6〉 (C・NOVELSファンタジア)

著者 :
  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784125003412

感想・レビュー・書評

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  • ウォルの欠点が見当たらないなぁ。
    リィはまぁ、人外(!)らしいのでいいとして、ウォルも神様みたいなパーフェクトぶり。
    女性関係に疎いというのも、私から見れば欠点ではなくむしろ好ましい部分だ。
    周囲を欺くためとはいえバルロへの怒りっぷりは半端なくて、実情を知っている読者なはずの私まではらはらする始末。(単純すぎる私)
    そのバルロに対して肩を抱き謝罪する姿にうっかり涙腺が緩んじゃったぜ、このやろう。
    後に獅子王と呼ばれるだけのことはあるわ。まさに「獅子の胎動」のタイトルに相応しい内容。

    刺客としてリィの元へ送り込まれたシェラは、予想通りの位置におさまった。

    暗殺集団ファロット一族を統べる者。
    豊かな大国、デルフィニアを虎視眈々と狙う隣国。
    物語のスケールは広がり続ける。今後も目が離せない。

  • [江東区図書館]

    デルフィニア戦記6巻。
    読んだのは遠い昔。デルフィニアで知った作者、続けてスカーレット・ウィザードも読んだはず。図書館でふと田中芳樹(銀英伝)のシリーズが並べられているのを見たらその手のライトノベルが懐かしくなって、当時好きだった菊池秀幸と茅田砂胡を探してしまった。

    好きと言いつつ記憶力のない自分に感謝。
    大分ストーリーやラストの記憶が欠けていたスカーレットと違って、流石に何回も読み返したこちらのシリーズは割と細かいところまで覚えている、というか読んでもそうそう、と思い出せた。

    ★デルフィニア戦記(王女グリンダ)⇒スカーレット・ウィザード⇒暁の天使たち⇒クラッシュ・ブレイズ⇒天使たちの課外活動⇒トゥルークの海賊⇒海賊と女王の航宙記

    ★桐原家~、もものき~

  • デルフィニア戦記6。
    陛下の右腕とも言うべき公爵とその叔父との対立。
    その背後に潜む暗殺集団。
    生まれた時から暗殺者として育てられる一族とは。


    親族同士の争いは醜くて切ない。
    相変わらず命を狙われる続けるリィだけど、安心して見てられるので、むしろ休息のような。
    リィもウォルも王族らしくないから魅力的。

  • バルロとナシアスとの友情、信頼。
    何度読み返してもおもしろい。

    好きなシーン…北の塔での酒宴、ふたりの肩を抱くウォルの姿。

  • 獅子の胎動読了。なにこのオチwwwブルクスとカリンの出歯亀かわいすぎるwww奥向きは私の管轄wwwはーほんとおもしろい。ウォルはころころ泰然としてて私の理想の男性キャラすぎるなー。私の好み知ってる人にはああやっぱりって言われそう。

  • 図書館で借りた本。

    バルロの件は無事(かなぁ)解決。
    リィも心配ないだろうけど、何を考えているのかわからないのが、ウォルだよな。

  • 「獅子の胎動 デルフィニア戦記6」茅田砂胡
    大長編ファンタジーシリーズ。
    @電子書籍 13 冊目。

    内乱も一決着ついて、ウォルの采配もますます板についてきたというところか。
    あらたに身内になったシェルの動向も気になります。(5)

  • バルロかっこいいよ、バルロ!

  • ウォルの従兄弟である騎士バルロが出撃する、叔父のマグダネル卿を討つために。一方、シェラはリィ暗殺の指令が一転、マグダネル卿の暗殺を命じられ、更にはリィの従者となることに。そして国王の命に背き、無断で出撃したとなっているバルロに対するウォルの処分とは…。

    (感想)
    マグダネル卿の問題編はこの巻で完結します。いよいよシェラが味方?になり頼もしいところ。また、バルロの処分を行なう査問会のくだりが痛快。リィが「凄い迫力だった。お前、意外と腹芸の才能があるんじゃないか」と言っていますが、その演技に信頼しつつも少し不安になるバルロ、完全に騙される将軍や伯爵達など、とても楽しめる展開。

  • この人の話は簡単な言葉で判りやすく書かれているわりに、話自体は奥行きが深くて面白い。

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著者プロフィール

茅田砂胡
5月3日生まれ。牡牛座。デルフィニア戦記シリーズで小説デビューをはたす。
著書に「デルフィニア戦記」「スカーレット・ウィザード」「桐原家の人々」「王女グリンダ」「暁の天使たち」「クラッシュ・ブレイズ」「祝もものき事務所」「天使たちの課外活動」「トゥルークの海賊」「海賊と女王の航宙記」シリーズ(以上、中央公論新社刊)、「レディ・ガンナー」シリーズ(角川文庫)がある。

「2023年 『天使たちの課外活動10』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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