クラッシュ・プレイズ 嘆きのサイレン (C・NovelsFantasia か 1-38 クラッシュ・ブレイズ)

著者 :
  • 中央公論新社
3.68
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本棚登録 : 883
感想 : 70
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  • Amazon.co.jp ・本 (213ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784125008776

作品紹介・あらすじ

「-ねえ、歌が聞こえない?」ケリーもジャスミンもきょとんとなった。「感応頭脳にしか聞こえない歌?」そんなものがあるのかと思ったが、ダイアナはそのまま恒星クレイドに向かって猛然と加速を開始したのだ。ジャスミンは顔色を変えて叫んだ。「何とかしろ、海賊!」と言われても、五十年のつきあいのあるケリーもこんなダイアナを見るのは初めてだったのだ。「なんだかわたし歌いたい気分だわ」人間二人が自分の耳を疑う中、ダイアナは本当に調子っぱずれに歌い出した。「きゃはは!楽しいわねえ!」-ケリーもジャスミンも凍りついた。ケリーたちがこの辺境の星系に赴いたのはなぜか?ここに、何が隠されているのか?ダイアナの変調の訳は?期待の新シリーズ-いよいよ開幕。

感想・レビュー・書評

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  • 本編の物語も好きだけど
    そこが始まるまでの
    エピソードが好きです。
    経営は任せるけど
    内部監査は私がやるって言い切る
    一時間もしないそこいらの
    データを見ただけで
    役員レベルの問題を気にして
    コメントをつける
    それだけでどれくらい変わるかはわからないけど、
    誰にも見られてないって思えると
    なんでもできてしまうからね
    誰かに見られていると
    少しだけ身が引き締まる
    それだけで改善できるレベルの問題なら
    ここまでにならないのかも知れないけどね

  • 怪獣夫婦がなんだか普通の人に見えちゃう不思議な巻(笑)

  • [2021年4月現在、江戸川区にあり。
    墨田区には、1巻のみ。
    江東区には、1,4,5,9,10,11,12,13巻の8冊のみ。]

    クラッシュ・ブレイズ初巻。
    デルフィニア戦記とスカーレット・ウィザードで知った茅田砂胡。
    人生の転換期を経てから全くこの手の本を手に取る機会がなくなり、子供が出来てから復活した読書は主に幼児本と育児&家庭本、ついで勉強本といった感じで、それこそ10年ぶりにまたファンタジーの世界を再読するようになったら、、、色々出てる!多少は題名を耳にした気もするけれど、そもそもスカーレットの外伝とか、デル戦も外伝2から恐らく読んでいなかった模様。読み進めるべきシリーズを書き留めておこう。

    暁の天使たちとこのクラッシュ・ブレイズの堺?違い?がやや判別しないのはこちらが筆者を理解しきれていないのか、単に溜まっている愛読書を読み進めることに注力しすぎてリアルタイムで発刊を心待ちにして一冊ごとの喜びをかみしめていないからなのか?いずれにせよ、ここまで来ても相も変わらず面白い。そして全く別物と思っていたスカーレットの世界と本格的に同一化していく、この「自分の好きなもの」が大集合する感覚をこの年になって満喫できるのはとても嬉しい。

    本誌紹介でダイアナの狂わされっぷりが紹介されていたものの、実際に読むまではフリなのか、例え本当に狂わされているにしても、何かでどうにかなるんだろうぐらいにしか思っていなかったのに、「ルウの歌」が出てきて一気に深刻化。「解決法があるのに使えない」みたいなジレンマ、ルウが出てくるとほぼ必ず起こるよね(笑)それでも途中ヒヤヒヤしても、色々イライラしても、最後は何とか収まってくれる安心感がある(と思いつつも最後までそう思えないことも多いけど)のも、甘いかもしれないけれどこのシリーズの魅力の一つ。もう、たまらない!

    ★デルフィニア戦記(王女グリンダ)⇒スカーレット・ウィザード⇒暁の天使たち⇒クラッシュ・ブレイズ⇒天使たちの課外活動⇒トゥルークの海賊⇒海賊と女王の航宙記

    ★桐原家~、もものき~

  • 嘆きのサイレン
    200213読了。
    今年14冊目今月5冊目。
    #読了
    #嘆きのサイレン
    #茅田砂胡

    新シリーズ。
    安定のルウ大活躍。
    代償があるとはいえ万能すぎるなぁ。

    ダイアナを酔っ払わせる感応頭脳。
    怪獣夫婦が洗脳されて同士討ち。

    頭にお花の咲いたダイアナ、刺激的だ。

    ダイアナを緊急停止させるためのパスワードが非常に感慨深い。

    ダイアナ好き。

  • 新シリーズと言っても、出てくるのは相変わらずリィとシェラとルウ、そしてケリーとジャスミン。
    無敵の集団がどんなピンチに陥ったって、絶対切り抜けるのはわかっているもんね。
    圧倒的に強いんだもの。
    ちょっとしらける。

    ケリーとジャスミンは、クーア財閥から距離を置いたとはいえ独立独歩の海賊生活に戻るわけでもなく、クーア財団から無尽蔵に収入を得ているっぽいのが気になる。
    彼らは不労所得を当たり前のように受け取るような人間だったか?
    と思ったら経営に参加はしないが監査はするらしい。

    監査役?
    そんなに大金がもらえる役職かね。

    どうも私はケリーとジャスミンのコンビがあまり好きではないらしい。

  •  海賊と女王様と意思のある機械のお話。

     スカーレットウィザードに出てきたパンチの効きすぎた二人の暁の天使たち後の冒険の話でした。
     とある星のそばで感応頭脳を積んだ船が言うことを効かなく事件が多発している。そのことを憂慮した連邦関係者からその事実を教えられ、調査を頼まれた二人。
     宇宙航海のプロである二人はそれが重大なことであると認識し、早速調査を始める。
     ところが、その海域にたどり着いたところ、いきなりダイアナが「歌が聴こえる」と言い出す。
     そして、ダイアナがとんでもない航路を取り出して……

     という話でした。
     まさかの「ダイアナさん暴走する」の巻。
     沈着冷静なダイアナがそんな風になってしまうのはちょっと予想外だったので、ハラハラドキドキ。
     最終的には、黒い天使と金銀天使の力も借りて、ハッピーエンド。
     相変わらず、個性の強いキャラクタがいっぱいで面白かったです。

  • 201804

  • 20170514読破

  • 新シリーズ。 

    前シリーズが身内ネタだったのに比べ、外との絡みだったからかややスパイシーでこっちのが好きかな。 
    SFらしかったし。

    ラストのルウとダイアナの会話で ある意味二人は似た境遇、仲間になれるかも、と思った。   
    ガイアよりも。

  • 「クラッシュ・プレイズ 嘆きのサイレン」デルフィニアの登場人物による新シリーズ。
    http://youyou-bookmovie.blog.so-net.ne.jp/2015-02-08

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著者プロフィール

茅田砂胡
5月3日生まれ。牡牛座。デルフィニア戦記シリーズで小説デビューをはたす。
著書に「デルフィニア戦記」「スカーレット・ウィザード」「桐原家の人々」「王女グリンダ」「暁の天使たち」「クラッシュ・ブレイズ」「祝もものき事務所」「天使たちの課外活動」「トゥルークの海賊」「海賊と女王の航宙記」シリーズ(以上、中央公論新社刊)、「レディ・ガンナー」シリーズ(角川文庫)がある。

「2023年 『天使たちの課外活動10』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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