ヴェアヴォルフ: オルデンベルク探偵事務所録 (C・NovelsFantasia く 2-1)
- 中央公論新社 (2006年7月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
- / ISBN・EAN: 9784125009490
作品紹介・あらすじ
20世紀初頭ベルリン、人族の急速な発展の陰で居場所をなくす人ならざるものたち。人族と彼らの共存を目指す自助組織としてオルデンベルク探偵事務所は設立された。探偵ジークは、長い任務から帰還した途端、人狼の少年エルの世話のみならず、新たな依頼を押し付けられることに。そこに見え隠れする人狼の影-巨大な陰謀は静かに幕をあけ、二人を陰惨な事件に巻き込んでいく。第2回C・NOVELS大賞特別賞受賞作。
感想・レビュー・書評
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人外のモノ達のための探偵事務所という設定自体が良いので、今後もシリーズを読み続けると思う。
ただ、デビュー作だけあって、ちょっとひねりが安易に感じられるところにもあるけど、それ以上に今後の伸びしろがありそうで、楽しみです。
それにしても、人狼と一言で言ってもいろんなレベルがあるのね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
図書館で。
ヒトと違う生き物が存在する世界で、ヒトと共に生きる人ならざるモノの話…と書くと重たいけどまあファンタジー。面白くない訳では無いけど…といった感じ。何故お話の舞台が第一次世界大戦前(だったか?)のドイツ(というかプロイセン?)なんだろう。不思議。
個人的に活字になると重箱の隅を楊枝でほじくる癖があるのでなんかヨーロッパ感がなぁ…とか思ったは思ったのですがまあファンタジーだし、と納得させる。でもどうでもいいけど人間(妖怪?)不信の子供を独身のオッサンに預けるってちょっと色々間違ってると思う。ウン。作者さん、きっと小さい子面倒見たことないんだろうなぁ…とちょっと遠い目をしてしまいました。
なんか女性受けしそうな話だな~と思いましたよ… 登場人物がキラキラしい男性ばかりだし(笑) -
人狼や吸血鬼などが人の世界で生きる難しさを書いた作品。ファンタジー苦手な自分にはなかなか読みにくかったけれど、好きな人にはとても良いと思う。探偵社やアル、エルといった人物は魅力的でもあるしなかなか凝ってもいる。どんでん返し的なものもあった。何より伏線が多く引かれているのがうちは好きなので、わかってしまうがその引きを見つけるのが面白かった。かなり次回を意識しているなあと感じながら、読んでしまった。
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ゴシックな雰囲気とか、人狼とか妖精とか、ミステリーとか、惹かれる要素は多いですし、キャラも魅力的だとは思うのですが、全体的に盛り上がりに欠ける。。。
物語にのめり込むのに、何か足りないなぁと思ってしまいました。 -
続編を読みたいとは思わなかった
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5月24日
エルかわいいよ
銀狼ってかっこいいと思う -
初めのとっかかりは伊藤絵師。
続編もおすすめ。
ファンタジー…なのだけれど、謎もちりばめられ
おもしろかったです。 -
その名の通り探偵事務所のお話。でも普通の事務所じゃなく人間だけでなく人間じゃない人狼や吸血鬼とかもそこにまぎれて働いていたりします。
所員のジークは所長のアルにある人狼の子の面倒を見るように言われる。そんな時ベルリンでは連続殺人事件が起きていて・・・・
そこそこ面白いんだけど、話にぐ~っと引き込まれるってほどじゃなかったかな~。
エルはかわいかったけど♪あとノアも(笑)いろんな事件が絡み合ってるんだけど、絡みすぎ、さらに登場人物も結構多くてちょっと混乱もしたな~~~。 -
2010/02/11-2010/02/12