オンタロスの剣 (C・NovelsFantasia か 1-43 クラッシュ・ブレイズ)

著者 :
  • 中央公論新社
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本棚登録 : 763
感想 : 55
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  • Amazon.co.jp ・本 (227ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784125009506

作品紹介・あらすじ

「ベティ・マーティンか?」「いいえ。わたしはフレイアよ。あなたはどなた?」ヴァンツァーの表情が初めて変化した。彼の美貌を目の当たりにして何の感動も覚えない少女はまずいない。「ヴァンツァー・ファロット。レティシアの知人だ。奴に頼まれておまえを護衛しに来た」ベティは訝しむような、ゆっくりした口調で質問した。「なぜ?」「おまえの身に危険が迫る恐れがある。王妃が-ヴィッキー・ヴァレンタインがそう判断した」ベティはにっこり微笑んだ。「そう、ヴィッキーのお友達なら喜んで歓迎するわ。来てくれてありがとう」リィとルウの周囲が華やかで騒がしい。だが華やかな見かけには必ず裏がある。真の陰謀が幕を開けた時、そこに-。

感想・レビュー・書評

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  • どの世界?
    何を大事にしている?
    攻める部分
    守る部分
    自分しかいないと思う
    自分が一番大切で
    全てを下に見ている人を
    どう選んでいくのか
    許せない相手がいる
    存在していることが
    許すことはできない
    何もできないからこそ
    二つの話が進んでいるようで
    ここにあるだけで
    ここから続いていくようで
    続かない
    誰も見てないところで
    帰ってくることを信じて
    待つしかできない
    何日かかったとしても
    その時を待つために

  • [2021年4月現在、江戸川区にあり。
    墨田区には、1巻のみ。
    江東区には、1,4,5,9,10,11,12,13巻の8冊のみ。]

    クラッシュ・ブレイズ5巻。
    デルフィニア戦記とスカーレット・ウィザードで知った茅田砂胡。
    人生の転換期を経てから全くこの手の本を手に取る機会がなくなり、子供が出来てから復活した読書は主に幼児本と育児&家庭本、ついで勉強本といった感じで、それこそ10年ぶりにまたファンタジーの世界を再読するようになったら、、、色々出てる!多少は題名を耳にした気もするけれど、そもそもスカーレットの外伝とか、デル戦も外伝2から恐らく読んでいなかった模様。読み進めるべきシリーズを書き留めておこう。

    今回の話は、確かにベティの話がなくても、、、、と思う反面、ルウがらみだけだと暗くなってしまうからかな?とも思った。ただ、筆者が後書きで「題名としたオンタロスが出てこなかったけれど~」とあったように、きっとベティの持つ剣を、、、どう絡ませるつもりだったんだろう(笑)?この時期、3か月に1冊出版されていたらしい。そのせいか、リアルタイムで読んでいる読者からは色々批判もあるみたいだし、私自身この流れはリイが攫われたという3年前の話と、前作のパンドラの檻と重なるものがあって少しだけ「またか」感があったのは否めない。襲ってくる奴らにも、そいつらになんだかんだ前半はやられてしまう彼らにも。後半おろおろしすぎるシェラに少し「なんでわからないの!」とも思ってしまったが、一応「超人集団」の中では比較的"現実的"で"人間的"でさじ加減を知っている?"設定だしな、その面を強調するとすれば、「殺してしまっていいのか」とたじろぐのもしょうがないかな。

    ★デルフィニア戦記(王女グリンダ)⇒スカーレット・ウィザード⇒暁の天使たち⇒クラッシュ・ブレイズ⇒天使たちの課外活動⇒トゥルークの海賊⇒海賊と女王の航宙記

    ★桐原家~、もものき~

  • オンタロスの剣
    200220読了。
    今年20冊目今月11冊目。

    #読了
    #オンタロスの剣
    #茅田砂胡

    軸は2つ。
    ジンジャーに将来性を有望視される役者。
    役柄に重なるリィに教えを請う。

    ルウの力に気付いた奴らに、非人道的方法で捕まってしまう。

    アーサーがリィから褒められて内心小躍りしてるのが最高に愛らしい。

    憑物役者っているよね。
    ヴァンツァー素敵。

  •  前向きな話と、めちゃくちゃに気分の悪い話が同居しているこの本。

     前向きな話は、ジンジャーが連れてきた役者の卵の女の子の話。
     彼女は自分なりに役を掴もうとしているけれど、そこにリィの力が必要になる。
     それはなんというか、舞台を生で見たことのある人間からしてみたら、それが本当にできたらステキなことなんだろうな……と思うんですけど、それはリィが心配したとおり、負担が大きいことなんだろうな、と思います。
     でも、それを外野が想像することは勝手ですよね。

     そしてもう一つは、ルゥの秘密を知った人間が、最低最悪の方法で、ルゥを傷付ける話。
     これについては深くは語りたくないので、読んでください。

     この二つが別々の話ではなくて、同じ時間軸で進行しているのがとても読み応えがあります。
     強い女の人が好きな人にオススメします。

  • 不老不死を願う一味にルウが狙われる。
    ルウを手に入れるためリィが、そしてリィと親しく接したものが狙われる。

    自分たちは姿を現さず、超常能力者を使ってルウを追いつめる彼らは、とうとうルウを確保し自分たちの言うことを聞かせるためにルウの脳を破壊する。
    ただの獣と化したルウは、救出に来たリィたちにまで牙をむき、とうとうリィはルウを殺害し、死体を原子レベルまでに粉砕する。

    そこまでしなくても!
    と、シェラが思えば思うほど冷めていく。
    ルウとリィのつながりの深さはわかっているのだから、そこまでするにはそこまでしなければならない理由があるはずだと容易に推察できるからだ。

    そもそもルウは死んでも生き返ると何度も証明されているではないか。

    本編に一度も出てこない「オンタロスの剣」。
    伏線にならずに終わってしまったベティのエピソード。
    完成度50%未満と思われる作品だけど、これでいいの?というのが正直な感想。

  • 201804

  • 201705読破

  • ルウの特質をウィキペディア項目に載せるとしたら
    えらい長文になる。。。

    細かな設定は作者の方、作成済なのだろうか。。

  • 「クラッシュ・ブレイズ5-オンタロスの剣」今度はルゥが攫われた!狙われる天使たち
    http://youyou-bookmovie.blog.so-net.ne.jp/2015-03-06

  • 演劇の女の子が出てきて少しは殺伐とした話から距離を置くのかと思ったら黒い相棒が相変わらず大変な事になり…と言う展開。なんか人類最強の割に詰めが甘かったり、人類よりもものごっつい能力とか持ってるくせに(持ってるから?)うっかりさんで良く殺されたりなんかこの相棒達二人まとめて辺境惑星で死ぬまで暮らしてた方が人類は平和な気がするんですが。どうなんですかね?

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著者プロフィール

茅田砂胡
5月3日生まれ。牡牛座。デルフィニア戦記シリーズで小説デビューをはたす。
著書に「デルフィニア戦記」「スカーレット・ウィザード」「桐原家の人々」「王女グリンダ」「暁の天使たち」「クラッシュ・ブレイズ」「祝もものき事務所」「天使たちの課外活動」「トゥルークの海賊」「海賊と女王の航宙記」シリーズ(以上、中央公論新社刊)、「レディ・ガンナー」シリーズ(角川文庫)がある。

「2023年 『天使たちの課外活動10』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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