クラッシュ・ブレイズ 大峡谷のパピヨン (C・NOVELSファンタジア)
- 中央公論新社 (2007年3月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (217ページ)
- / ISBN・EAN: 9784125009780
作品紹介・あらすじ
あり得ねえ!と、心の中で絶叫した。眼の前にものすごい勢いで岩肌が迫る。ぶつかる!と咄嗟に固く眼を閉じたが、機は必要最小限の動きで軽やかに身をひねり、女は再び舌打ちしていた。「今のもそうだ。岩の表面を撫でるように飛べばもっと詰められるのに」岩の表面を『何』で『どう』撫でるのか。それを聞く勇気は今のガストーネにはなかった。「事情があって、どうしても峡谷競走で勝たないといけないんだ。ただし、賞金は全部そっちに渡す」「…金が欲しいわけじゃないのか?」「ああ。わたしには必要ない」「じゃあ、何でだ?」「生き別れになった相棒を捜している」『生き別れの相棒』(注:生物ではない)の消息を求め、ジャスミンは命知らずどもが集う峡谷競走に出場するが…。
感想・レビュー・書評
-
面白かった。
「大人たち」の話だからか、
怪物じみているとはいえ「人間たち」の話だからかは、
わからないが。
既定路線といえば既定路線だが、
災難に巻き込まれたからとはいえ、
ジャスミンは楽しそうだったからかも。
宇宙一不幸な男のダンが、
あっさりと立ち直って金儲けに切り替えるあたり、
成長の跡を見た。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ジャスミン無双の巻。爽快でした。普段は情けない面ばかりなダンのたくましい一面が見られて満足
-
[2021年4月現在、江戸川区にあり。
墨田区には、1巻のみ。
江東区には、1,4,5,9,10,11,12,13巻の8冊のみ。]
クラッシュ・ブレイズ7巻。
デルフィニア戦記とスカーレット・ウィザードで知った茅田砂胡。
人生の転換期を経てから全くこの手の本を手に取る機会がなくなり、子供が出来てから復活した読書は主に幼児本と育児&家庭本、ついで勉強本といった感じで、それこそ10年ぶりにまたファンタジーの世界を再読するようになったら、、、色々出てる!多少は題名を耳にした気もするけれど、そもそもスカーレットの外伝とか、デル戦も外伝2から恐らく読んでいなかった模様。読み進めるべきシリーズを書き留めておこう。
先日の"スペシャリストの誇り"をやや髣髴とさせるテーマ。それにしてもクインビーが盗まれてしまうなんて!!!!いくら異例の速さでスターダムを駆け上がったといってもそれまでの期間に本当にクインビーが無事にいてくれたことにビックリ。いや、どうせお話(作り物)だし、「そういう設定にしよう」と思えばそうなるだけのことなんだけど、、、、別にクインビーがなくても、立ち寄った先で"面白そう"と本格参加してくれてもいいんだけどな(笑)それでも無理やり感などを嘆く方もいるんだろうけれど、例えドタバタな結論ありきの無理やりだとしても、伏線というか謎というかを絡めてくれるのは面白さが広がって楽しい。
★デルフィニア戦記(王女グリンダ)⇒スカーレット・ウィザード⇒暁の天使たち⇒クラッシュ・ブレイズ⇒天使たちの課外活動⇒トゥルークの海賊⇒海賊と女王の航宙記
★桐原家~、もものき~ -
大峡谷のパピヨン
200223読了。
今年22冊目今月13冊目。
#読了
#大峡谷のパピヨン
#茅田砂胡
極大痛快。
相棒を失ったジャスミン。
取り戻す秘策は飛行機レース。
不利な条件、不利な機体でも腕利き整備士とともに記録を塗り替える。
まさにジャスミンだけ別ゲーム状態。
信念がこの一冊に貫かれている。
最後の痛罵は痺れた。
そりゃ一点買いだよな。
-
201704
-
201705読破