〈本の姫〉は謳う 3 (C・NovelsFantasia た 3-4)

著者 :
  • 中央公論新社
3.77
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本棚登録 : 344
感想 : 24
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  • Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784125010373

作品紹介・あらすじ

声と記憶を取り戻したセラと、文字の呪縛から解かれたウォルターを加え、旅を続けるアンガス一行。歌姫だったセラの無事を伝えるべく、彼女の故郷カネレクラビスへ向かう彼らだが、ついにそこにも文字禍が及んでしまっていたのだった!!いっぽう、文字の回収が進み、記憶が戻るにつれ、姫の表情は曇る-この私が文字を撒いた張本人なのか、だとすれば、私は何者なのだろう、なぜ世界の滅亡を望んだりしたのだろう-。

感想・レビュー・書評

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  • 声を取り戻したセラと主人公のアンガスの恋模様がういういしくていいね。並行して物語られる二つの物語、どちらも緊迫の展開だ。世界を破滅に導く文字を回収する旅と、俺とネイティブの雄々しい戦いの真の意味が明かされるのは次の最終巻だろう。

  • 声と記憶を取り戻したセラと、文字の呪縛から解かれたウォルターを加え、旅を続けるアンガス一行。歌姫だったセラの無事を伝えるべく、彼女の故郷カネレクラビスへ向かう彼らだが、ついにそこにも文字禍が及んでしまっていたのだった・・・。いっぽう、文字の回収が進み、記憶が戻るにつれ、姫の表情は曇る――この私が文字を撒いた張本人なのか、だとすれば、私は何者なのだろう、なぜ世界の滅亡を望んだりしたのだろうと悩む彼女にアンガスは自分の思いを語る。

    ストーリーは先が読めず面白いんだけど、2つの目線からの構成があまりにめまぐるしくて何か疲れる。もったいないなー。あとやっぱりセラの口調が無理。想像してたのと違いすぎてアンガスが惹かれる理由もいまいち分からん。結局好きなキャラがガブリエルと死んじゃったツァドキエルがいなくなって以降、アークという超マイナー路線になってしまってます。それでも続きを読ませるのは見事ですが・・・。天使編がどうなるのか続きを早く読みたい。

  • 二つの話が細切れ過ぎてストレス貯まるw最後のほうはアンガスサイドを飛ばし読みする暴挙に出てしまった!もちろん、後で読みましたが支障はなかった(と思う)セラが想像と逆の性格だったのと「ですの」口調で何か好きになれなくて困るわ~w

  • どちらの物語もどんどん加速して読むのが止まらない。旅の中で出会った仲間達との絆に胸を打たれる。二つの物語がどう交わるのか見届けたい。

  • 真実に近づく3巻目。

    俺さんが伸び伸びと、そしてまた鬱屈していく様はなんだかとても苦しい。そしてどこか有機的な機械を思わせる姫が色鮮やかになっていくさまはとても微笑ましい。というか、通して感想書いてるせいでちゃんと巻数合ってるかどうか不安になってきた。

  • 面白い!
    続きを、続きを…!と気になりながら読みました。

    2つのサイドがあるのがもどかしくも、面白いです。

    歌、聴いてみたいな。

  • 歌がとても美しいと思う.実際に旋律があるならば聞いてみたい.
    それにしても,セラの口調には違和感が…なぜこうなった
    途中で細かい話とか,聖域の話とか,1巻を読まないとこんがらがります.ちょっと複雑.でも面白いので,やはり最終巻が気になります.

  • 5月27日
    大地の人とか歌とか好きすぎる

  • 声と記憶を取り戻したセラと、文字の呪縛から解かれたウォルターを加え、旅を続けるアンガス一行。歌姫だったセラの無事を伝えるべく、彼女の故郷カネレクラビスへ向かう彼らだが、ついにそこにも文字禍が及んでしまっていたのだった!!いっぽう、文字の回収が進み、記憶が戻るにつれ、姫の表情は曇る―この私が文字を撒いた張本人なのか、だとすれば、私は何者なのだろう、なぜ世界の滅亡を望んだりしたのだろう―。

    この著者の作る世界観はすごくしっかりしてると思います。話が進んでいっても、ちっともブレないのがすごい!図書館で借りているので、次を読むまでにどうしても日が開いてしまって、内容がうろ覚えになってしまいますが、それでも飽きさせない、テンポのいい展開と、ひきつけられる話はいいと思います。次がラストということで、この話をどういう結末に持っていくのか楽しみです。

  • 買うだけ買って、放置。 
    今週が山場なんです。もうちょっと待っててね。 
    シリーズあと2冊! 
    ::::09/6/30読破:::: 
    三冊目。試験も終わったのでようやく読めました。 
    ヴォォォイって、終わり方でした。 
    天使の俺くんの方にも進展があったり、物語が佳境に入る一歩手前。 
    次の巻で終わるのは判っているけど、終わって欲しくない。 
     
    4巻は、既に買ってあるのでさっさと読んじゃいますよ。

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著者プロフィール

2006年、『煌夜祭』で第2回C・NOVELS大賞を受賞しデビュー。著書に「〈本の姫〉は謳う」、「血と霧」シリーズなど。

「2023年 『レーエンデ国物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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