異玉の騎士 (C・NovelsFantasia く 3-2 四界物語 2)

著者 :
  • 中央公論新社
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本棚登録 : 59
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784125011301

作品紹介・あらすじ

第四界から帰還し、二人と一匹を囲む環境は激変した。海賊ネルヴァーリは西海の覇者たらんと、竜を旗印に決起する。竜騎士として、帝国と戦うことを求められ戸惑うシルッカと、何かに懊悩するファティオータ。そして利敵行為と知りつつも帝国艦を救ったリンゼイ・ヴォーは、牢に入れられてしまう。それぞれの立場がすれ違いを生む中、シルッカたちは皇帝の力の源-式石を生む"鳥の墓場"破壊に向かった。

感想・レビュー・書評

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  • サクォーリアンが竜を旗印に、アリシャーランからの独立を画策し、主人公たちは式石を破壊するため帝国に潜入する。
    眷属を怪物に改造された竜が怒り、主人公は竜に影響されたことを反省し、竜と離れ王子とともに南方へ流れる。
    主人公は南方国と共にサクォーリアンの反乱に合流し、竜と再開するが、皇帝が最強兵器を使用したところで次巻。
    ときどき端折った感があるが、次巻に向けて盛り上がってきた所。

  • 同じ町出身の新人さんの、新人賞に送った作品の、続編。

    話は転がったし、登場人物もかなり増えたけど、若干…細かいトコを省きはったような印象。
    彼が何故、彼女との別離を選んだのか、もっと深く描いてほしかった…
    なんか小学生がサラッと考えた、くらいの感じに思えた。

  • シルッカがティーに対してツンツンすぎるので
    なんだかなぁという気分になる。
    リンゼイ・ヴォーは、そんなに心酔するほどの魅力ある人物だろうか?w
    最後の巻に期待!

  • 前巻で、これで本当に3巻で終わるのかと思うほど広い世界を見せられたが、今回も大きく動きつつ、シルッカの意志が固まってきたことで、物語を引っ張っていく推進力を感じた。主人公はこうでないと。シルッカは俺様な人にもてるんだな(笑)人じゃない相手もいますが。下僕体質。それでも皇子はシルッカに対して随分丸くなった。デレた(笑)。シルッカとティーとの別離があって、シルッカとリンゼイの間が進展(え)してこそ、この巻のラストはまたも盛り上がる。次で完結、楽しみ。にしてもラルファンとイーリの親子の名乗りはまだか!

  • 続き待ち。
    主人公がゆらゆらどっちつかずでちょっとイラッとくる所もあるんだけど、そこがシルッカなんだろうなぁ。

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著者プロフィール

作 黒川裕子(くろかわ・ゆうこ)
大阪府生まれ。京都外国語大学学士、エディンバラ大学修士。2017年に第58回講談社児童文学新人賞佳作入選、『奏のフォルテ』でデビュー。小学生向けから中高生向けまで、幅広いテーマの児童書を執筆している。おもな作品に『天を掃け』『となりのアブダラくん』『いちご×ロック』(すべて講談社)などがある。千葉県市川市在住。

「2021年 『#マイネーム』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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