華国神記 - 妖霧に惑いし者 (C・NovelsFantasia く 2-17)
- 中央公論新社 (2011年10月22日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
- / ISBN・EAN: 9784125011738
作品紹介・あらすじ
守護を欠く邑に水害を避ける術はない-近づく雨期に焦る元神様・春蘭は、真名盗人と出会えぬまま鄭家に居候中。特技を生かし妓楼で占師として働きはじめたが、疫発生の卦を得て、都の護りの弱体化を疑う。それを裏づけるように賦役で山に送られた罪人、さらに官吏までもが忽然と消える事件が起こる。家主の仲望は「気」を視る能力を買われ、街の守備兵「龍乎」と共に捜索隊に駆り出されてしまうが…。
感想・レビュー・書評
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仲望、依頼されて山へ調査しに行くが行方不明となり、春蘭が捜索隊に加わり助け出す。
今この場所が限界なのか?
だったら限界ぎりぎりまでやってみよう。
こういう思考は好きだな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
仲望受難の巻。
さらわれたヒーローを助けにヒロインがかける(笑)
春蘭が人としての心を徐々に匂わせる。
白雪がとてもかわいい。 -
ようやく食いぶちが確保できたのだが
帰宅してみれば、主は仕事で出張決定。
確かに知らずに決定事項だけを聞けば、どう考えても
そこにしか思い当たらない職場(笑)
そして初(?)出張の前に、あらまあな勘違いごあいさつ。
3百年の溝はかなり深いのですよ。
とはいえ、そこまでこの事実が受け入れられてなかったのも判明。
逆の立場からすれば、その認識は当然ですが。
お姫様(ヒーロー)を助けに行く王子様(ヒロイン)の背後には
登場人物欄にいるだけかと思っていた人登場。
企んでいた、という意味ではなくて、文字通り背後。
そして前回で一応脇によるかと思っていた
あの女性も最後に登場。
しかも登場回数は少ないのに、あれのせいでインパクト大の人も。
もしや、策略あふれる話になるのか。
それとも、最後に出てきた巨大ボス登場の時抱えられた、みたいな
おぉ?!w と思うような展開になるのか。
うっかり『兄』は実は中身違いますよ、的な落ちがくるのか。
気になる最後…というか、情報小出しが憎い…w -
前巻の話さっぱり忘れてたけど、読んでるうちにだんだん思い出してきた。面白いな。しかし、なんかちょっと「彩雲国」を思い出すような部分もある。まぁ、設定ちがうけど、中華風ファンタジーだしね!
今回は罪人を使っていた採石場から人が消え、その捜索に龍乎がいくことになり、仲望が同行させられたものの行方不明になり春蘭が探しに行ってあげるお話。
キャラも設定も好きなので今後の展開が楽しみだわ。 -
白雪かわいい。くらいー、せまいー、こわいー。
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山奥の石切り場から多数の人が消えた事件を調べるため駆り出された仲望だが、共に向かった龍乎共々行方不明になってしまう。
春蘭は、楊秀と共に救出に向かう。
雨季までに真名を取り戻さねばとあせる春蘭だが、同時に、人に戻ってから、自分の中にめばえた人間らしい感情にとまどい、思い悩む。 -
真名を奪われた神様と半ニート状態の官吏のお話、第2弾。
今回は、行方不明になった仲望を春蘭が迎えに行くという、男女が逆ならそれこそ恋でも始まりそうな展開なのに、悲しいかな、捕らわれたのは立派な成人男性。
これで二人の距離も縮まるかと思いきや、仲望の一言で距離は開いた気がします。
まぁ春蘭も300年という時間に戸惑っていることもあって、なんだか情緒も不安定気味。
次巻、二人は仲直りできるのか。
個人的に、蛙の白雪のしゃべり方が可愛くて好きです。 -
迷子になった仲望を春蘭がお迎えに行くの巻き。春蘭の隷属獣予備軍に両生類が…表紙絵見た時やな予感したんだ…_| ̄|● でも、片言でツンって、台詞だけならかわいいの。だからコイツ(白雪)は私のなかではハムスターってことにしておく。
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続きが気になる。