祝もものき事務所3 (C・NovelsFantasia か 1-61)

著者 :
  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (235ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784125012261

作品紹介・あらすじ

あの無能で怠惰な百之喜に、なぜ真面目で前途有望な雉名や隠しワザ満載の鬼光、かわいい顔して武芸百般の犬槇と舞台の上なら千の仮面を持つ芳猿たちは協力するのだろうか?まして-超有能で超美人、引き手あまたは絶対確実の凰華が百之喜ごときの秘書に甘んじてくれているのか?凰華との出逢いや幼なじみたちが巻き込まれた奇妙な事件を通じて、百之喜との友情が描かれる短篇集。

感想・レビュー・書評

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  • 犬槙、芳猿、鬼光、雉名、凰華がメインの短編5つ。
    過去の話を織り交ぜつつ、太郎とのかかわりや太郎のちから?がいくつか出てくる。
    「神様の道具」か…たしかに人間が使いこなそうなんて不遜だな。

  • 百之喜以外のメンバーから見た百之喜がわかる短編集。
    1巻を読んだ時からの疑問の数々や幼馴染みたちの家族について色々とわかって嬉しい。幼馴染みたちも、銀子と凰華も、太朗に助けられていたのか…。皆が太朗に甘いのはそのせいか。とはいえ、やっぱり少し甘やかしすぎな気も。

    「犬槇連翔と『見合いクラッシャー』」
    梓の家は道場なんだ。家族も色んな意味で強いなぁ。
    お姉さん、着物作ってるなんて凄い!
    男でも女でも、可愛いと大変だ…。

    「芳猿梓の『お留守番』」
    智也は面倒見よすぎ。
    梓はなんで実家に戻るのが最後の手段なんだろう。
    思わず“あっくん”って呼んじゃう俊介可愛い。

    「鬼光智也は『昭和の男』」
    智也って結構ニブイな。
    “鬼丸光子”って!(笑)しかも勘違いしたからとはいえ、妹のこと悪く言っちゃっただけでも気まずいのに、その兄の前で告白なんて辛すぎる。

    「雉名俊介に『天敵現る』」
    書類に目も通さないで実印を押すなんて…太朗らしい。(珈琲,紅茶,緑茶,どれも淹れるの上手いんだ。)
    “神様の道具(ツール)”かぁ。考えようによってはそうかも。
    さすがの俊介でも年の功には敵わないか。

    「百之喜と凰華が『最悪の出会い』」
    太朗は正直スギ(苦笑)
    銀子まで太朗に助けられていたのには驚いた。
    太朗たちに戦隊組ませるつもりだったのか。

  • 2013 1/12読了。WonderGooで購入。
    異様な運というか偶然を引き連れてくる青年・太郎とその周辺の人物たちのお話。今回は各キャラと太郎の過去のエピソードも出てくる、短編集。
    ・・・茅田砂胡の書く変人は面白いんだけど、どうも最近は登場人物が巻き込まれる事件がどれも胸くそ悪くて、まあそれをこらしめるっていうのは爽快っちゃあ爽快ではあるんだけど、もうちょっと気分いい方向の爽快さが欲しいというか、デルフィニアみたいなスケールの大きな話が読みたくもある。
    もうそういうのは書かないのかなあ・・・。

  • [台東区図書館]

  • 短編集。それぞれの過去めいたものが出てきていて面白かった。
    Kindle版がないようですが、BookLiveで買いました。

  • 幼馴染4人の過去の短編集。

    漫画でも3巻目で過去編やネタバレ掲載のイメージだが、こういうのもそうなのだろうか。

    兄弟構成もちらり、と。

  • もものきシリーズ第三弾。

    たろちゃんたちの昔の話。
    彼らがなぜたろちゃんのそばにいるのか、力を貸すのか、その原点のような話です。

    たろちゃん以外の視点でそれぞれのストーリー。

    なんかほんとに…たろちゃんってすごい。

    ますます彼らのことが好きになる一冊でした。

  • 短編集、良かったな~。。
    幼なじみ四人の性格や、主人公である百之喜とのエピソード。そんなことがあったのね…と。

    どんな人物なのか気になっていた越後屋銀子さん(毎度思うがすごい名だな)についても知れたしで満足。

    この作品タイトルを見る度に「おどろきもものき事務所」って浮かんじゃうんだよな~…言葉には出さないけど。。

  • たろちゃんの子供時代のすごい能力と事務所をひらいた経緯がわかる。

  • 今回は脇一人一人にスポットを当てた短篇集、格短編のクオリティは兎も角として合わせて百之喜のキャラクターを浮き上がらせることになってる構成は良かったなと。

    ただやはりあいかわらず敵役が絵に描いたようなクズというパターンばっかなのはやっぱなあ。

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著者プロフィール

茅田砂胡
5月3日生まれ。牡牛座。デルフィニア戦記シリーズで小説デビューをはたす。
著書に「デルフィニア戦記」「スカーレット・ウィザード」「桐原家の人々」「王女グリンダ」「暁の天使たち」「クラッシュ・ブレイズ」「祝もものき事務所」「天使たちの課外活動」「トゥルークの海賊」「海賊と女王の航宙記」シリーズ(以上、中央公論新社刊)、「レディ・ガンナー」シリーズ(角川文庫)がある。

「2023年 『天使たちの課外活動10』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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