天使たちの課外活動3 - テオの日替り料理店 (C・NovelsFantasia か 1-62)

著者 :
  • 中央公論新社
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本棚登録 : 544
感想 : 73
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  • Amazon.co.jp ・本 (230ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784125012421

作品紹介・あらすじ

リィとシェラに社会体験学習の順番が回ってきた。中学生と高校生に義務づけられた授業の一環で、実際の職場に働きに行って経済活動を勉強するものだ。人前に出る仕事は避ける方向で(目指せ一般市民なので)悩んでいると、ひょんなことから潰れかけた料理店の立て直しという話が舞い込んだ。引き受けた以上は徹底的に、とばかりにシェラ特製の制服で宣伝に努める二人の姿に人だかりは絶えることなく店は大繁盛!だが、艶やかすぎる容姿はヤバいものまで引きつけた…?裏通りの小さな料理店に端を発した学園都市によくありそうな出来事は、やがて(いつものとおりに?)ややこしい事件へと変貌する。

感想・レビュー・書評

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  • 自分の価値観に凝り固まった人たちを、金・銀・黒が呆れ顔でさとし、場合によっては成敗するといういつものパターンでありながらも、今回はお仕事&コスプレ小説で面白かった。でも、ジャスミンの結婚式って何の事?トゥルークの海賊1でもそうだったけど、一部にしか公開されてない(分からない)エピソードを持ち出すのって困惑至極です。

  • 2013 6/16読了。Amazonで購入。
    超すげえ料理人の、でも料理以外からっきしなために奥さんが亡くなってからすっかりダメになっていた店を、天使たちが盛り上げていく話。
    課外活動の中ではクリーンヒット。
    テオさんの料理描写がうまそうすぎる・・・茅田さんはもともと、料理描写よかったけど、これは腹が減る・・・。

  • 美味しいものをどう描くか?
    作り方を書くのではなくて、
    食べている人たちが
    美味しそうに食べていることをしっかりと描いてくれるから
    すごく美味しそうに感じます。
    漫画などで絵で見せるのではなくて、
    文章だけで
    美味しさを感じるのがすごい
    ものすごく食べてみたい。
    料理の天才ってキャラクタを
    色々と読んだことはあるけど
    この料理はとても気になります。
    主人公たちがいなくても良いから
    二人が生きている頃の
    この店の料理の小説があるならば
    ぜひ読んでみたくなります。
    淡々とした日常になりそうだけど
    美味しいものを美味しそうに描いてくれる世界を知ってみたい

  • テオの料理が食べたい!ただもうその一言

  • [2021年4月現在、江東区&江戸川区にあり。但し最新刊8はまだ品川区のみ。]

    天使たちの課外活動3巻。
    デルフィニア戦記とスカーレット・ウィザードで知った茅田砂胡。
    人生の転換期を経てから全くこの手の本を手に取る機会がなくなり、子供が出来てから復活した読書は主に幼児本と育児&家庭本、ついで勉強本といった感じで、それこそ10年ぶりにまたファンタジーの世界を再読するようになったら、、、色々出てる!多少は題名を耳にした気もするけれど、そもそもスカーレットの外伝とか、デル戦も外伝2から恐らく読んでいなかった模様。読み進めるべきシリーズを書き留めておこう。

    久々に最初から面白かった!のは、表紙絵からリィとシェラが女装をする、ということが分かっていたからだろうな。例の裏通りのカフェが再度出てきて、そして「腕は立つけど不愛想おやじの料理店の再興を目指す」という解り易い目標が出来て。途中リィ達の主旨を分かってくれようとしない学校の先生とのやり取りとかもあったけれどこの手の問答は茅田話のいつものやり取り。そしてそれだけでは済まない、突拍子もない仕掛け?事情?も明らかになる。ただ、店の品物を狙った悪者たちの話は振り返ってみるとちょーーーーっと不自然な流れだったけれど、親子の確執が解消出来た掃除機ロボットの録音機能とか、随所のエピソードは良かったな。

    ★デルフィニア戦記(王女グリンダ)⇒スカーレット・ウィザード⇒暁の天使たち⇒クラッシュ・ブレイズ⇒天使たちの課外活動⇒トゥルークの海賊⇒海賊と女王の航宙記

    ★桐原家~、もものき~

  • 天使たちの課外活動3 テオの日替わり料理店
    200510読了
    今年39冊目今月3冊目。

    #読了
    #天使たちの課外活動3
    #茅田砂胡

    マンネリ続きから一転、この一冊は素晴らしい。

    無愛想な料理の天才テオの店を金銀天使がお手伝い。

    テオとアンヌの物語に夢中になり
    最後はボロボロ泣いてしまった。

    言葉にしなくても伝わる気持ちを見事に描いている。

    二人とも最高だった。ありがとう。

  •  リィとシェラが社会体験学習をする順番が回ってきた。
     社会体験学習とは、中学生と高校生に義務付けられた授業の一環で、実際の職場に行き、現実の経済活動を勉強するためのものだ。
     リィとシェラは目指せ一般人なので、なるべく目立たない仕事を選ぼうかと思っていたのだが、持ち込まれたのは「潰れた料理店の建て直し」。
     馴染みの店のマスターから頼まれて、妻に先立たれ、愛想はないが、料理の腕は天下一品! という店主・テオの店を手伝うことになった。
     やるからには徹底的にやろうと、メイド喫茶での経験を生かして、シェラ特製の衣装を身にまとい、客寄せをし、テオの料理の腕で大繁盛!

     ところが、実はテオの亡くなった奥さんが出来すぎた人のせいで、ややこしい事件を引き寄せてしまう……

     というような話でした。
     普通の学園物だったはずが、最後にはその枠に収まりきらない金銀黒天使の話。
     それはそれで面白いと思いますし、この二人がいて枠にはまってたら、それはそれでつまらないよね……とは言いたくなるので、これくらい多少の破天荒な部分があった方が好きです。

     この作品のいいところは、どれだけめちゃくちゃなことがあっても、最後は皆ハッピーな部分に持って行ってくれることだと思います。
     これからもこのテンションで頑張ってほしいなあと思います。

  • 20180520 読破
    いやもう銀キャラ大好きだし
    お料理&スイーツはどれも美味しそうだしw

  • 201802

  • 職場体験という名目はあるものの実際は立て直しというのが主題になっていた気がする。
    確かにリィとシェラなら女装は……うん、正解だよね。集客率もUPだ!と万歳したくなる展開。荒事は少しだけ有ったものの平和な展開なので少々物足りないが、主役たちが中学生なのでしかたないか(中身はデルフィニア産だがw)

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著者プロフィール

茅田砂胡
5月3日生まれ。牡牛座。デルフィニア戦記シリーズで小説デビューをはたす。
著書に「デルフィニア戦記」「スカーレット・ウィザード」「桐原家の人々」「王女グリンダ」「暁の天使たち」「クラッシュ・ブレイズ」「祝もものき事務所」「天使たちの課外活動」「トゥルークの海賊」「海賊と女王の航宙記」シリーズ(以上、中央公論新社刊)、「レディ・ガンナー」シリーズ(角川文庫)がある。

「2023年 『天使たちの課外活動10』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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