八八艦隊海戦譜 - 死闘篇2 (C・Novels 55-81)

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  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784125013022

作品紹介・あらすじ

ソロモン諸島からの撤退は、日本軍に新鋭機F6Fによるラバウル、マーシャルへの大規模空襲をもたらした。さらに、米軍はミシガン級戦艦に加え、米軍最速の新鋭戦艦ミズーリ級を竣工、来るべき闘いのため真珠湾に続々と新鋭艦を結集させる。米軍の本格的な中部太平洋侵攻を前に、連合艦隊はマーシャルから撤収、トラックへの戦略的撤退を英断する!すでに八八艦隊の半数を欠く中、帝国海軍最強を誇る「大和」「武蔵」および「穂高」「乗鞍」の四六センチ砲搭載艦計四隻で一挙邀撃に打って出るが-!?

感想・レビュー・書評

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  • 修理中と改装中だった剣型がようやく戦線に復帰。大和型と46センチ砲搭載艦が揃って、決戦へ。GFはトラックに戦力を集中するも…

    初めて戦線に投入されたウェザーマンはいきなり大活躍しなかったw

  • 米艦隊のトラック来寇。連合艦隊はマーシャルを放棄しトラックに兵力を集中して邀撃。米艦隊を撃退して戦術的な勝利を得たものの結局戦略的には敗北。ということで最終巻の終戦編に続く

  •  米国の底なしの工業力の恐ろしさ、そして戦術と戦略の違いが如実に現れている。確かに戦闘では勝ったが、戦略的には負けと言ってよく、しかも勝ってしまったがゆえに戻れなくなってしまった。そして大和と武蔵の二艦がいくら強固といえどもダメージは避けられず、どうしても戦線に空白が生じてしまう。一方の米国は次々と新たな艦を投入し、しかも修理も早いため帝国海軍に休息の暇を与えない。さて、おそらく次の『終戦篇』が最終巻となるのであろうが、対米戦略の落とし所が見いだせなかった『死闘編』の展開を見るとかなり凄惨な結末になりそうな気がする。

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著者プロフィール

横山信義
1958年生まれ。長野県出身。東京工業大学卒。本田技術研究所勤務の傍ら『鋼鉄のレヴァイアサン』で作家活動を開始。著書に『八八艦隊物語』『修羅の波濤』『修羅の戦野』『蒼海の尖兵』『海鳴り果つるとき』『砂塵燃ゆ』『ビッグY』『零の守護者』『戦艦「大和」最後の光芒』『擾乱の海』『南海蒼空戦記』『旭日、遥かなり』『不屈の海』『蒼洋の城塞』などシリーズ多数。

「2023年 『連合艦隊西進す6 北海のラグナロク』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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