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この作品に関連する談話室の質問
この作品からのみんなの引用
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「生存充実感」を感じるには、「(中略)時間の流れに対する適度の抵抗感もなくてはならない」と神谷美恵子は言います。「あまりにするすると過ぎてしまう時間は、意識にほとんど跡をのこさないから」だというのです。
現代の文明は万事においてまさにそうした「するする」感の増強を是として進展しています。文学作品とつきあい、古典と取り組むことがいよいよ大切だと思われるゆえんです。有用な情報に還元されないからこそ、それらには心に「跡」を刻む力がある。
― 198ページ -
新たな作品と取り組むたびに、ぼくらは個別の独立した世界へと導かれ、そこで我を忘れる。我を忘れるという体験に、実はぼくらの自我をよりしなやかで強いものに育てていく効能があるらしい。魅惑的なものを多く知ることが、人間の文化や歴史に加わる一員としての自覚を与え、それらをさらに広く深く知りたいという情熱を与えてくれるのですから。
― 192ページ -
自然科学は人間の位置をショッキングなまでに決定的に明らかにしてしまった。二十一世紀の教養の一つの課題は、この自然科学的な知見を教養のなかにどう織り込めるかだと思います。
― 82ページ
みんなの感想・レビュー・書評
かつて”教養”と呼ばれる学生にとって読んでおかねばなあ、という本があった。 しかし、80年代のニュー・アカらの”知と戯れる”から、何が”教養”がわからなくなり、人々は自分が読みたい本を追い求め、”教養”と呼ばれる共通の土台が無くなった。 この『教養のためのブックガイド』は、”教養”というものが存在しない時代に、元教養学部長・東京大学総長でもあった蓮實重彦の『君等が自明視している教養とは、一体何... 続きを読む »
「本のための本」という趣旨のものはよくあるが、東大の教授陣が、全力で、楽しみながら、大学生に対する教養のための本を選定、紹介した異色の本。
この中にある本を読み尽くす時間がほしいと思った。
やはり大学生活あと二年だけしかないって短いしもったいない気がするんだよな…
某本屋さんの教養の企画コーナーで平積みにされてて、この本だけが減っているのを見る度に、にやっとしてしまいます。
本屋さんの術中にハマっているのか、満タンに積まれていたとき、最初に手をとった私のおかげか。(笑)
この本を読みなさい!とはなっていなくて、各章各教授の趣向をこらせた編集が冴え渡ります。対談形式だったり、外国人教授へのアンケートだったり。どれも共通していることは、本文では、これを読みなさいとは一言も語られないこと。下段に関連する図書の表紙、タイトル、著者、出版社が羅列される。放りだされた感覚が心地よい。
まさしくWebの時代の編集方法と言えるのではないでしょうか。ちょうど、Google AdSense が関連する広告を入れる感じに似ていると思います。
読みたい本ばかりで困ります。
「教養」という言葉は現在ほとんど死語になりつつあるが、世界を知り自分を知るためには優れた本を読むということがどうしても必要になると思う。物理的な本を読むことなしに世間という書物を読むことができる天才というのは例外的な存在であって、一般人たる我々は先人の書物から学ぶという方法が一番マシなやり方であろう。 教養なんてあっても無意味だという人がいる。まぁそれで満足ならいいんじゃないだろうか。... 続きを読む »
東大教養学部の先生方がそれぞれ「教養とはなにか」を実体験を交えて論じた本。平均的教養書ではなく、各教授がそれぞれの立場から薦める本を乗せている。
ブックガイドゆえ全体としてあまり一貫性がないが、良書と出会うきっかけにはなるだろう。多様で豊富な書籍が紹介されているため、何を読めばいいのかわからない方には重宝するかもしれない。
対談は「いわゆる教養論」の域を出ない感があり、巻末の「読んではいけない15冊」のような毒のある意見があれば面白くなったと思う。
「教養」という言葉を軸にしたブックガイド。大学という教育と研究の場所で学生と向かい合う教授陣が、「人間の問い」を問うために厳選した本を紹介している。(藤井信之先生)
先日、佐藤優の『獄中記』を読んだ。獄中からの弁護団へ宛てた手紙や、外務省の後輩に宛てたメッセージなどで、「教養の重要性」を繰り返し訴えるとともに、自らも勾留中にその幅を広げ、深めようと読書に打ち込む姿に心打たれた。
教養とは何だろう、どんな本を読もうか__そんな思いに応えてくれたブックガイドだった。
人と交流していて「ワタシってば物事、何も知らないわ・・」と思ったときに参考にすると良いかも。きっと頭のいい人たちの基礎体力なのね、これが。第4部「読んではいけない本15冊」サブカル好きな若者は逆にほとんど読んでるんじゃない?先生たちの座談会はつまらない~
教養学部で学ぶべきことは、幅広くいろんなことを考えられて、いろいろな束縛から離れて、学問の自由、知識の自由、個人の自由をもう一度かみしめてみる。
本を読まないといつまでたっても自分の中で思考や想像力が育たない。これがないと人間は弱体化する。逆に本を読んでいれば人間は強い。
東大のお偉いさん達が教養のために読むべき本を列挙した本.最後の読んではいけない本達以外は普通すぎてすこしがっかりしました.
大学生の私は何を読んでおくべきなのか、と少し形式ばった焦りのために買った。安部公房が無かったのが、ちょっとなぁーー。
教養を身につけるための推薦本を紹介し、「今、教養とは何か?」を東大教員が述べている本。04年度のゼミ教員にも言われましたが、もっともっと本を読まなきゃだめだと思わされた一冊。青山ブックセンターで山積みになっており、買ってしまいました。






