矢内原忠雄

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制作 : 鴨下 重彦  池田 信雄  川中子 義勝  木畑 洋一 
  • 東京大学出版会 (2011年11月4日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (351ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784130033701

矢内原忠雄の感想・レビュー・書評

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    東大出版会のwebより。

    http://www.utp.or.jp/bd/978-4-13-003370-1.html


    矢内原忠雄 

    鴨下 重彦 編, 木畑 洋一 編, 池田 信雄 編, 川中子 義勝 編
    ISBN978-4-13-003370-1, 発売日:2011年11月上旬, 判型:四六, 384頁

    内容紹介
    戦前・戦後の歴史の奔流のなかで,一貫して絶対平和と真の民主主義を訴え,戦後日本の知と心の再建を担った東大総長・矢内原忠雄.没後50年を迎えたいま,迷走する日本に生きる私たちに彼は何を問うか.その精神の息吹を伝える「矢内原忠雄の言葉」を併載.


    主要目次
    I 生涯
    昭和初期からの風雪の人(鴨下重彦)
     1 はじめに――今なぜ矢内原なのか
     2 略歴と伝記
     3 生い立ちから神戸中学まで
     4 一高時代から東京帝大卒業まで
     5 住友時代
     6 東大経済学部助教授、欧米留学、妻の死
     7 受難、教授辞任とその後
     8 戦闘開始、伝道に専心
     9 「二つのSと二つのJ」
     10 終戦、東大復帰、経済学部の再建
     11 初代教養学部長として
     12 東京大学総長として
     13 ハンセン病療養所伝道
     14 登山
     15 宣教一〇〇年から一五〇年へ
     16 沖縄訪問
     17 晩年、今井館での思い出
     18 最後の講演三題について
     19 病と死、葬儀
     20 むすびに代えて――今何が問われているのか
     補遺 駒場の学生諸君へ
    矢内原忠雄の言葉 I――晩年の人生論
    富士登山/子供のために/人生の選択

    II 学問
    植民政策論・国際関係論(木畑洋一)
     1 学問的出発
     2 植民政策論
     3 イギリス帝国主義研究
     4 植民政策研究から国際関係論へ
    台湾との関わり――花瓶の思い出(若林正丈)
     1 はじめに
     2 「花瓶の思ひ出」――矢内原事件と林献堂
     3 林献堂の「祖国事件」――なぜ林献堂は東京にいたか?
     4 失意の再会――戦後の林献堂と矢内原忠雄
     5 結びに代えて――二つの苦い別れ
    南洋群島研究(今泉裕美子)
     1 はじめに
     2 設定された課題と研究の方法
     3 植民史からみた委任統治制度の意義
     4 現地住民の「近代化」に関する分析
     5 熱帯への日本人移民における「沖縄問題」の「発見」
     6 おわりに
    植民地研究と〈植民〉概念(塩出浩之)
     1 はじめに
     2 〈植民〉とはなにか
     3 〈植民〉と〈支配〉を区別する意味
     4 移植民論と人口問題
     5 北米・南米移民と朝鮮・満洲移民
     6 おわりに
    矢内原忠雄の言葉 II――戦前戦中の文章から
    日本精神の懐古的と前進的

    III 信仰
    「宗教改革論」と東大聖書研究会(川中子義勝)
     1 はじめに
     2 矢内原の東大辞職までの歩みと東大聖書研究会
     3 「宗教改革論」
     4 無教会主義(エクレシア)論
    信仰と学問――1930年代を中心に(三浦永光)
     1 学 問
     2 学問と信仰の関係
     3  学問と信仰からの政治批判
      1 国際政治に対する批判
      2 日本の政治に対する批判
     4 矢内原の思想の特色
     5 問題点
     6 あとがき
    伝道者・牧会者・聖書研究者(柴田真希都)
     1 矢内原の行った聖書講義
     2 矢内原の聖書講義の特質
     3 土曜学校における真理探究
     4 矢内原共同体の成り立ちと展開
     5 おわりに
    矢内原忠雄の言葉 III――戦後・平和と民主主義について
    国際平和と日本人
    日本に帰る/平和の道/モリヤの山
    聖書から見た日本の将来
    日本の民主化は可能であるか

    Ⅳ 矢内原忠雄と教養学部
    教養学部の船出(池田信雄)
     1 船出
       1 新大学の設立準備
       2 発足
     2 教養学科の設立
     3 教養学部と学生運動――一九五〇年九月の試験ボイコット事件
     4 教養学部の福利厚生施設
     5 おわりに
    想い出の矢内原忠雄と教養学部(川西 進)
    矢内原忠雄の言葉 IV――教育論
    宗教の本質と教育の本質
    二つのSと二つのJ


    担当編集者から
    人がある時代に生まれることの偶然は,後世に捉え返されることで不思議な光を帯びることがある.没後50年だから出版の意義があるわけではない.没後50年に,矢内原の謦咳に接した人々,また,彼の遺した学問や制度と繋がる人々が集い,いまの日本の苦しみに深く響きあう一書になったことは,偶然の一語では片付けられない奥行きを持つ.長谷川町子の描くカバー絵の矢内原もまた,不思議な縁の繋がりの一端である.


    関連書
    新装版 内村鑑三とともに 矢内原 忠雄 税込4200円/本体4000円
    南原繁の言葉 立花 隆 編 税込2310円/本体2200円
    新装版 文化と国家 南原 繁 税込3990円/本体3800円
    南原繁対話 民族と教育 南原 繁 税込2940円/本体2800円
    わが歩みし道 南原繁 わが歩みし道 南原繁編集刊行委員会 編 税込4725円/本体4500円

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矢内原忠雄の作品紹介

戦前にはその学問で軍団主義と戦い、戦後における価値観の崩壊の中では日本人の知と心の再建を担った矢内原。その生涯・学問・信仰・教育の軌跡を改めて辿る。いま、日本の傷をいやすものは、何か。

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