新視覚新論

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  • 東京大学出版会
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  • Amazon.co.jp ・本 (271ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784130100335

作品紹介・あらすじ

外なる世界と内なる心,という二極論を視覚経験に即してくつがえす.風景画にその風景の視点は描きこめないように,その風景のあり方,世界のあり方そのものが“私”なのだ.記憶,鏡像,光行差から,空間の時間性,自由論,文学表現にわたる画期的な達成.

感想・レビュー・書評

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  •  物理学出身の哲学者、大森荘蔵の著作を初めて一冊まるまる読んだ。たいへんおもしろかった。古典物理学から相対論まで多く引用されて哲学が語られていた。非常におもしろかった。七章「空間と時空性」の後半、頭がこんがらかってきてよく分からなくなってしまった。だが、非常に丁寧に書かれてある。理系にはオススメの一冊である。僕の好みには・・・少し合わなかったかもしれない。2008.3.28~(31)~4.5(9d).

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著者プロフィール

1921~1997。岡山県生まれ。東京帝国大学理学部物理学科卒業、海軍技術中尉となる。哲学を学ぶため、戦後に同大学文学部哲学科に再入学。卒業後、数度のアメリカ留学を経て、東京大学教養学部教授、放送大学教授を歴任。時間、自我、知覚などにおいて独自の哲学をうちたて、多くの後進に影響を与えた。

「2021年 『新視覚新論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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