- Amazon.co.jp ・本 (350ページ)
- / ISBN・EAN: 9784130150323
作品紹介・あらすじ
本巻では,美学の体系として重要度が高く,しかも,あらゆる他の哲学的諸学科とも深いかかわりのあるテーマを9つ選択して,一貫した体系的連関のもと,それぞれ独自の視点から論ずる.自然/美/美的経験/芸術/想像/象徴/装飾/かた・かたち・すがた/創造〈執筆者〉今道友信,利光功,新田博衞,佐々木健一,藤田一美,細井雄介,増淵宗一,加藤信朗
感想・レビュー・書評
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美学読書週間もとりあえず一区切りつけることにして、最後
に1984年刊と古い本ではあるが東京大学出版界の講座美学
全5巻を読むことにする。
第1巻は美学の歴史。今まで読んできた本で扱ったことも
多かったのだが、西洋以外の美学史は興味深かった。どこ
まで頭に入ったかは聞かないで下さい(笑)。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「講座美学」シリーズの一冊で、美学の歴史についての概観がなされています。
美学史のコンパクトな解説書ですが、中国、韓国、日本、イスラムなど東洋の美学思想もとりあげられているのが特徴です。ただ、たとえば「中国の美学思想」の章は美学が専門ではなく老荘思想が専門の福永光司が執筆しており、また西洋の美学のようなある程度体系的な叙述が確立されていないということもあり、やや散漫な印象を受けます。加えて、第三部の「美学史各論」では「西洋中世の修辞学」「中国の肖像画論」「日本の詩論」がとりあげられていますが、なぜ多くのテーマのなかからこの三つが選択されたのか理解しがたいところです。
なお、編者である今道友信が、「序論―美学とは何か」「中世美学史」「現代の美学」「日本の美学思想」の四つの章を執筆していますが、今道の美学思想が全体に反映されているという印象はなく、西洋の美学思想史をあつかった第一部はおおむねオーソドックスな美学史概説として読むことができる内容になっています。 -
今のところ、ビックリするほどつまらない…
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美学の歴史
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