大人のための近現代史 19世紀編

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制作 : 三谷 博  並木 頼寿  月脚 達彦 
  • 東京大学出版会 (2009年10月31日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784130230582

大人のための近現代史 19世紀編の感想・レビュー・書評

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  • ○日本の近現代史を、東アジアや欧米といった周辺諸国との関係から俯瞰し、「大人のために」なるべく理解しやすいように書かれている本です。ちょうど、重要な出来事を中心に的を絞って書かれた教科書は何となく理解しているという人が、さらに理解を深めるためにお読みになるとよいと思います。

    ○日本の近現代という時代を捉えようとするとき、欧米や東アジアの周辺諸国との関係で捉えることが欠かせません。たとえば、ペリーの来航という事実を日本側からみるだけではなく、アメリカ側からもみることが必要です。しかし、そんなことを一々やっていては取り組み切れない。そんななかで、さまざまな視点を簡潔にまとめ、必要なことを記述してゆく、そんな大仕事に取り組んだ本です。これは、それぞれの専門家でなければできない仕事ではないかと思います。

    ○歴史を水平的に、関係のなかで捉えることができる本書は、学生にもおすすめしたい本です。

  • 大人のためというよりは、日本史選択東大受験生の論述対策のためのような…。

  • 2014年8月

  • 最近はとみに日本、中国、韓国、北朝鮮、そして東南アジア諸国の関係がとてもギクシャクしてきたように感じる。(正しく報道されているかどうかは不問に付すが。)このような状況にあって、自国の考えを主張することはとても大事であるのだが、それには、この東アジアが歩んできた歴史を学ぶことが必須であろう。「はしがき」にあるように『直ちに共通の歴史認識を得るのは無理としても、そういった賢明かつ上手な知的態度が、東アジアに生きる人々すべての、言わば「人間力」の一部として、求められる時代になっているのである。』至言であろう。

  • 福山図書館220.6オ

  •  1800年代の東アジアと日本の関係を気鋭の学者たちが概観する。

     1811年に朝鮮通信使の来訪を中断したあたりからはじまり、19せいきにおける東アジアと欧米との接触を、制度や決済網を中心とした点と線のグローバりゼーションと、とらえる(271p)。

     通商条約における治外法権や関税自主権の不平等性について、当時の国際関係、つまり本邦から海外に出てゆく機会のすくない条件のもとでは、かならずしも外交上の失地、不慣れではなかったと解している。

     インド、中国が列強の植民地に隷属したなかで、日本が近代化をすすめてきた点が指摘されるが、19世紀的な枠組みのなかから日本を位置を理解しようとするには好著の一冊と思う。

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大人のための近現代史 19世紀編の作品紹介

日本とその隣国に住む人々のために著された初めての東アジア近現代史。東アジアの近代に何が起こって、どんな関係を築かれてきたのか。第一線の歴史家たちによるわかりやすい叙述と、多彩なコメントから描く、初めて学ぶ人にも、学びなおす人にも最適な通史。

大人のための近現代史 19世紀編はこんな本です

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