東大塾 社会人のための現代中国講義

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制作 : 高原 明生  丸川 知雄  伊藤 亜聖 
  • 東京大学出版会 (2014年11月24日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784130330718

東大塾 社会人のための現代中国講義の感想・レビュー・書評

  •  書名どおり、社会人向け講義の再録。政治、外交・安保、経済、法・社会と分野は幅広く、平易に解説した良書。質疑応答も再録しており、必ずしも専門家ではない聴講者が何に関心を持ち、講義者がどう答えているかがわかるのもよい。
     時事問題よりも歴史的な背景から解説している部分が多いので、講義時(2013年)から数年経っても、必ずしも古さを感じない。現在のイデオロギーは「開発主義とナショナリズム」とする高原論文。清朝末期以降、列強の干渉の中で少数民族がより強力に取り込まれ、新国家形成の中で「中華民族」とされたとする平野・村田論文。2006年~2008/9年にかけて中国の対外姿勢が強硬になったとする川島・松田論文等。
     園田論文の冒頭では、社会学の考え方である「フィルター」を挙げている。対象を評価する際、無自覚のうちに評価する側すなわち自らの視点を投影しているというものだが、社会学の分野に限らず、中国や朝鮮半島のように下手に日本人として知っていると思いがちな対象を見る時には、このことを自覚しておくことが必要だろう。

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東大塾 社会人のための現代中国講義の作品紹介

尖閣諸島問題,防空識別権,南沙・西沙諸島問題,経済格差,テロリズム,一党独裁体制.超大国への道をひた走る中国,海洋進出を巡る近隣諸国との緊張,動揺する中国国内,そして市場としての中国.いまの中国をどのようにみればいいのか? 研究の第一線にいる専門家がわかりやすく現代中国を解説した格好の入門書.

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