- Amazon.co.jp ・本 (198ページ)
- / ISBN・EAN: 9784130341349
作品紹介・あらすじ
多数決は民主主義をもたらすのか!どのような決定ルールがあるのか。望ましいルールとは何か。民主化とともに急速に拡大する集合的決定の原理を解明。東京大学出版会50周年記念出版。
感想・レビュー・書評
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2625円購入2009-11-10
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シリーズ紹介 <https://www.utp.or.jp/series/riron.html>
”社会科学の理論とモデル[全12巻]
東京大学出版会50周年記念出版
非市場的決定に関する経済学的研究からスタートした公共選択論(Public Choice)は,その分析対象をひろげると同時に,政治学,国際関係学,法学,社会学,哲学等々の分野にも浸透している.また,さまざまな社会的現象および社会的規範をあつかう社会的選択理論(Social Choice)も大きく発展している.この公共選択論・社会的選択理論は,理論志向およびモデル志向が強いところに特徴があるが,それは数理的手法・思考を背景にしていること,また社会科学諸分野の研究の共通言語となることをめざしていることによる.
本企画は,これらの発展をうけ,社会科学のいくつかの主要なテーマを対象とした,教科書・準教科書のシリーズである.社会科学研究がより一層専門主義化するなかで,社会科学の内部整合的な連関の契機となること,そして社会科学の研究と教育に資することが本シリーズのねらいである.
本シリーズの特色
・日本で初めてのシリーズ
・1人1冊の書き下ろし
・豊富なデータに基づく記述
・テキストとしても最適 ”
【目次】
刊行にあたって(2000年5月 編者 小林良彰) [i-ii]
はしがき(2000年2月 宇佐美誠) [iii-v]
謝辞 [vii-viii]
目次 [ix-x]
第1章 決定とは何か? 001
1. 3つの側面 001
2. 区分 004
3. 選好と効用 007
4. 本書の射程・構成・方法 011
第2章 単純多数決 017
1. 全員一致か単純多数決か 017
2. 循環 021
3. 単次元空間――単峰性 027
4. 多次元空間I――混沌 032
5. 多次元空間II――安定 041
第3章 ルールの比較 045
1. 概観 045
2. 結果のルール依存性 050
3. コンドルセ基準 054
4. 単調性・一貫性・パレート原理 061
第4章 不可能性 071
1. 一般不可能性定理 071
2. 非推移的順序 076
3. 選好の制限 078
4. 効用の個人間比較 082
5. パレート原理と自由選択権 088
第5章 戦略的行動 097
1. 結果の議事依存性 097
2. 議事操作 101
3. 戦略的投票I―― 一般的知見 105
4. 戦略的投票II――個別的検討 113
5. 票取引 119
第6章 含意 127
1. 陰鬱な科学か? 127
2. 民主制観の転換 130
3. 政治理解の深化 136
4. 制度選択のための提言 140
5. 法解釈方法論への視差 143
6. 司法審査の法理の検討 149
注 [153-164]
文献 [165-186]
人名索引 [187-191]
事項索引 [192-198] -
12/08-