福祉の公共哲学 (公共哲学叢書 5)

制作 : 塩野谷 祐一 
  • 東京大学出版会
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  • Amazon.co.jp ・本 (324ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784130511193

作品紹介・あらすじ

社会保障を中核とする福祉国家・福祉社会の「制度」と「理念」はどうあり、どうあるべきか。ロールズ、セン、ドゥオーキン、ノージック、ハイエクなどの規範理論の対立的構図を乗り越え、福祉国家システム像の再構築をめざす。

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  • 【書誌情報】
    編著者:塩野谷祐一、鈴村興太郎、後藤玲子
    ジャンル:哲学・思想・倫理、政治
    シリーズ:公共哲学叢書
    発売日:2004/01/19
    ISBN:978-4-13-051119-3
    判型:A5
    ページ数: 352
    定価:4,620円(本体4,200円+税)

    異なる見解をもつ規範理論の討議を通じて、福祉国家を支える規範とそれを実現する社会保障システムのあるべき姿を探ることを目的とし、現存する福祉国家を支えている表層的には対立的な諸規範と多様なシステムのなかから、それらを整合化する観点を探る。
    [https://www.utp.or.jp/book/b301310.html]

    【簡易目次】
    第1章 社会保障論の公共哲学的考察[山脇直司] 001
    第2章 二つの「方法論争」と福祉国家[塩野谷祐一] 017
    第3章 ロールズの正義論と福祉国家[塩野谷祐一] 037
    第4章 ロールズにおける「福祉国家」と「財産所有制民主主義」[渡辺幹雄] 055
    第5章 センの潜在能力アプローチと福祉国家システムの構想[鈴村興太郎] 073
    第6章 ハイエクと社会福祉[嶋津 格] 101
    第7章 ロナルド・ドゥオーキンの倫理的責任論[長谷川晃] 121
    第8章 リバタリアンが福祉国家を批判する理由[森村 進] 141
    第9章 分配論の構図[立岩真也] 159
    第10章 福祉にとっての平等理論[盛山和夫] 179
    第11章 福祉国家の改革原理[新川敏光] 197
    第12章 就労・福祉・ワークフェア[宮本太郎] 215
    第13章 福祉国家とケアの倫理[今田高俊] 235
    第14章 正義とケア[後藤玲子] 263
    補論1 福祉公共哲学をめぐる方法論的対立[小林正弥] 281
    補論2 規範理論の整合化と重層的福祉保障の構想[後藤玲子] 305

    索引

  • 盛山の本を読み直す.嶋津「ハイエクが対象としていなかったものの批判に,ハイエクを使うのは注意」.

  • 未読

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