柳田民俗学のフィロソフィー

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  • 東京大学出版会
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  • Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784130533027

作品紹介・あらすじ

人びとの「生活の立場」に立つ柳田民俗学。現代にも有効な思想として生かすため、環境論、近代化論などの視点から、その固有の方法論を明らかにする。

感想・レビュー・書評

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  • 柳田国男の学問が実証的で本居宣長の国学を嗣ぐ新国学だった。柳田は宣長、高く評価し、平田篤胤は観念的として評価しなかった。そして宣長は契沖の仏教を捨ててまで展開する歌論を高く評価していた!」民俗学を江戸時代からの流れで理解させてくれる日本史との架け橋ともなる格調高い文章だった。また近年、環境保全のため白神山地に入山を禁止されたというマタギの声の紹介は皮肉に富み、考えさせられる話し。

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著者プロフィール

鳥越 皓之(とりごえ・ひろゆき):1944年、沖縄県生まれ。東京教育大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。文学博士。関西学院大学教授、筑波大学教授、早稲田大学教授、大手前大学学長などを経て、現在は大手前大学大学院比較文化研究科教授。早稲田大学名誉教授。日本社会学会会長、日本村落研究学会会長を歴任。著書に、『水と日本人』(岩波書店)、『琉球国の滅亡とハワイ移民』(吉川弘文館)、『花をたずねて吉野山』(集英社新書)、『地域自治会の研究』(ミネルヴァ書房)などがある。

「2023年 『村の社会学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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