日本の動物観: 人と動物の関係史

  • 東京大学出版会
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  • Amazon.co.jp ・本 (274ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784130602228

作品紹介・あらすじ

日本人は動物とどのようにつきあってきたのか——人と動物の関係について,家庭動物,産業動物,野生動物,展示動物という4つの分野から,それぞれの歴史をふまえて詳述する.ペットロス,肉食文化,野生動物の餌付け,動物園の役割など,現代の動物をめぐるさまざまなテーマについて解説.

感想・レビュー・書評

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  • 歴史

  • コンパニオンアニマルって言葉があるんだな。

  • 家庭動物(いわゆるペット),産業動物(今でいう畜産業の動物が主),野生動物,展示動物(動物園動物)の4部構成で,日本人がどんな動物観を持つと目されていて,それがそれぞれの動物の扱いにどう関係するかを論じている。
    特に野生動物とか展示動物のところを読んでいると,他人に対する態度と動物に対する態度の構造ってかなり似ているんじゃないかという気がしてくる。

  • 毎日書評、2013-06-02

  • 日本の食肉はなぜあんなに原型がわからないほどに切り分けられているのか。それは日本固有の「穢れ」感にあった、といわれると合点がいくような。ウチとソトの空間弁別が徹底し、動物もそのどこかに位置づけられる、という日本の動物観。だからペットと野生動物はぜんぜん違う。でもそういうポジションは、やはり日本独特の「他律」的に決められちゃう、と。野生動物、という考え方自体が人間と自然を切り離していて、日本人はきっと、これから先、ペット以外の動物はもう無関係あるいは敵視、みたいになってっちゃうんだろうなあ(対人も、そうだけど)。まさに動物観、が自分に芽生える(あるいは気づく)感じ。エンターテイメント本ではないけど、愉しい。

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