先端巨大科学で探る地球

  • 東京大学出版会
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  • Amazon.co.jp ・本 (153ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784130637077

作品紹介・あらすじ

地球深部探査船「ちきゅう」、海底観測ネットワーク、地球シミュレータ、地球システム科学。最先端の地球観測科学から予測科学への展開を、第一線の研究者がやさしく紹介する。

感想・レビュー・書評

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  • JAMSTECの研究者3人がちきゅう、DONET、地球シミュレーターといったプロジェクトを紹介し、最後に東大の鳥海先生がそれらのシステム科学的位置付けをまとめるといった内容。研究の最先端がわかる一冊だが、この手の本はすぐ内容が古くなる宿命にある。

  • ある意味すごーく後悔した本です。「もっと早く読んでおけば良かった!」と思わずにはいられません。
    この本は地球科学の研究者が最新の研究手法とその成果を分かり易く魅力たっぷりに紹介しています。第一章ではIODPとか地球深部掘削船「ちきゅう」を用いた科学プロジェクトについて、第二章では海底の地震をリアルタイムで観測する地球テレスコープ計画について。第三章は地球シミュレータを用いた研究について、第四章では地球システムの予想観測について…このように地球科学の最先端がこの一冊に収められています。
    さて話は変わりますが今私は東京でこのレビューを書いています。地球惑星科学の大きな学会である地球惑星科学連合大会に参加してきました。学会の発表の中でまさにこの本に書かれている内容がフツーに話されていました。とはいっても私がそのことに気付いたのは学会の会場を離れて電車の中でこの本を読んでいる時です(笑)ああ、もっと早く読んでおけば学会での話も分かったのかな…と思わずには居られませんでした。

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著者プロフィール

金田 義行(かねだ よしゆき)

1953年、東京生まれ。東京大学理学部研究科大学院地球物理専攻修士課程修了、理学博士。専門は地震学、減災科学研究。現在、香川大学 四国危機管理教育・研究・地域連携推進機構副機機長、地域強靭化研究センター長、特任教授。文部科学省委託研究「南海トラフ広域地震防災研究プロジェクト」統括責任者。情報科学技術委員会委員ほかを多数務めている。

著書に『先端巨大科学で探る地球』(東京大学出版会)など多数。

「2017年 『地球と生きる ~災害と向き合う知恵~』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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