飛ぶ力学

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  • 東京大学出版会
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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784130638128

作品紹介・あらすじ

大人も楽しめる飛行機サイエンス。飛行の力学とその本質をヒコーキ先生がわかりやすく解説。

感想・レビュー・書評

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  • 模型機の航空力学がほとんど研究されていないというのが意外。
    名人と言われる操縦士の話が興味深かった。

  • 140315 中央図書館
    前半が、弓道の矢、紙飛行機、無尾翼機などを題材に、機体の重心位置と主翼・尾翼の揚力バランスの関係を分かりやすく説明している。
    後半は名人パイロットの話。

  • 20数年前に、加藤寛一郎氏の「零戦の秘術」を読んで以来、航空機を操るパイロットと、彼らが危機に瀕したときの感性と操縦について着目する視点に興味がありました。
    米国で出会ったテストパイロットたち、さらに死線を越えた日本人パイロットの話を科学的に追求するくだりは面白い。

  • 飛行力学入門の初級編としても読めるが,それ以上にカトカン先生の氷のような情熱と追究心を肌で感じられる.

  • 翼は揚力を発生させると言う意味では圧倒的に効率の良い装置。
    しかし翼は動いていなければならない。
    ヘリコプターは飛行機より1桁大きい重量とほぼ同じの推力が必要。
    経済的ではない。
    ローターは2軸のヒンジでつながっている。
    揚力と遠心力の直角成分が打ち消しあい、付け根の強度増加せずに済む。
    弾性変形する部材でつながったヒンジレスも増えている。

  • 本当に力学の本でした。数学の知識がないと本文中の数式を読み解くのはちょっと難しいかも。ただ、ところどころ面白いエピソードが挟まれていたので知識がなくても楽しめる部分はありました。特に最後の章はエースパイロットと武道の達人の共通点を考える章だったので、そういう着眼点もあるのかと楽しく読むことが出来ました。

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