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- Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
- / ISBN・EAN: 9784140016510
作品紹介・あらすじ
地球環境回復の切りふだは多様な面を持つ水循環にこそある。長年のフィールドワークから、さまざまな地下水たちの真実の姿をとらえた一冊。
感想・レビュー・書評
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似て非なる学問で、「水理学」と「水文学」というのがあるという。前者はなんとなくわかる気がするが、後者は「水」を「天」に置き換えてみればよい。つまり「宇宙物理学」と「天文学」の違いのようだ。理屈なのか観測なのかということだろうか。著者は後者の人。
重力ポテンシャルとか浸透率とか同位体測定とか、教科書的な記述が中心だが、水の話だけではなく地形や地質にも話は広がる。そうかと思えば、突然著者の私的エピソードが語られたりと、盛りだくさんの内容。
ちょっと古い本なので、最近の研究成果はもっと進化しているのだろうが、井戸という文化が廃れ、普段は見えない地下水の実態が垣間見れた。深さの程度はあれど、地下水の存在はかなり広いようだ。水利として「池(泉)は点。川は線。地下水は面。」という文面が印象的だった。 -
地下水の利用と環境の変化のメカニズム。
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