地下水の世界 (NHKブックス 651)

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  • NHK出版
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784140016510

作品紹介・あらすじ

地球環境回復の切りふだは多様な面を持つ水循環にこそある。長年のフィールドワークから、さまざまな地下水たちの真実の姿をとらえた一冊。

感想・レビュー・書評

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  • 似て非なる学問で、「水理学」と「水文学」というのがあるという。前者はなんとなくわかる気がするが、後者は「水」を「天」に置き換えてみればよい。つまり「宇宙物理学」と「天文学」の違いのようだ。理屈なのか観測なのかということだろうか。著者は後者の人。
    重力ポテンシャルとか浸透率とか同位体測定とか、教科書的な記述が中心だが、水の話だけではなく地形や地質にも話は広がる。そうかと思えば、突然著者の私的エピソードが語られたりと、盛りだくさんの内容。
    ちょっと古い本なので、最近の研究成果はもっと進化しているのだろうが、井戸という文化が廃れ、普段は見えない地下水の実態が垣間見れた。深さの程度はあれど、地下水の存在はかなり広いようだ。水利として「池(泉)は点。川は線。地下水は面。」という文面が印象的だった。

  • 地下水の利用と環境の変化のメカニズム。

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