- Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
- / ISBN・EAN: 9784140017227
作品紹介・あらすじ
照りつける太陽と大平原に培われたラコタ族の精神性は、「豊かさとは何か」「人間とは何か」という根源の問いを、我われ現代人に投げかける。
感想・レビュー・書評
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違う世界が広がる。
そこは行きつくした浮世の絵の世界。 -
自分の常識とは異なる世界観を知るというのは、本当に面白いし、ワクワクする。はっとさせてくれる。気がつかなかったことに気がつかせてくれる。自分の当たり前がゆらぐ感覚がとても楽しい。しかし、そうしたネイティブ・アメリカンの信仰や、精神だけではなくて、現在の苦しい生活事情や、迫害の歴史なども書かれています。
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小学生の頃の夢はディズニーランドで働くことでした。とくにネイティブ系のエリアが好きで。その夢はけっこう長く抱いていて、そのうちネイティブそのものに興味が湧くように。そんなとき書店で手にとったのがこの本でした。大学に進んだら著者が先生をしていて。ついて廻っていたら、ボランティアや海外協力にも関わるように。本の可能性ってこういうことなんだと思います。(小久保さん)
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母校の教授執筆の作品。ネイティブ・アメリカンに興味をもち学ぼうという学生たちにとって、一番初めに手に取る名著です。先住民たちの精神世界とともに、白人社会流入後に彼らの生活がどう変化していったのかという点についても、言及されています。小難しい表現は一切なく、読みやすくかつ読み応えがあります。ぜひ。