アウトローの世界史 (NHKブックス 874)

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  • Amazon.co.jp ・本 (284ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784140018743

作品紹介・あらすじ

広大なハンガリーの大平原。土埃舞うメキシコの山々。荒涼たるブラジルの大地。果てしないアメリカの大西部。アウトローと呼ばれる義賊たちは、こうした自然を舞台に、世界中を席巻しようとする資本主義の力と戦い、国民国家へ凝縮しようとする近代に抗った。義賊たちが担っていたのは、近代という大きな力に押しつぶされようとしていた人々の夢だった。義賊を中心に世界史を読み直し、教科書では決して読めない、人々の生活レベルからの世界史像を提示する。

感想・レビュー・書評

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  • ひょんなことから『ジェシー・ジェイムズ』を調べたくなったのだけど、すぐ読める資料がなくて、取りあえず手にとってみた。
    アウトロー(義賊)のはじまりはロビン・フッドということに成るのだろう。日本ではねずみ小僧次郎吉が紹介されていた。
    しかし、ジェシー・ジェイムズについてはさほど詳しく書かれていなかったが、法や社会秩序を破る『アウトロー』は悪人のはず筈なのにとは何故愛されるのか。どうして生まれるのかが考察されていて面白かった。

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著者プロフィール

千葉大学・法政大学名誉教授。国際学修士(東京大学)、東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。現在は一般社団法人やまなみ付属世界史研究所所長。主な著書に『神川松子・西川末三と測機舎』(編著 アルファベータブックス)、『世界史なんていらない?』(岩波ブックレット 岩波書店)、『「世界史」の世界史』(共編著 ミネルヴァ書房)、『「連動」する世界史』(岩波書店)、『歴史的に考えるとはどういうことか』(共編著 ミネルヴァ書房)、『国際関係史から世界史へ(MINERVA世界史叢書3)』(責任編集 ミネルヴァ書房)がある。

「2022年 『図解で学ぶクリティカル・シンキング』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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