- Amazon.co.jp ・本 (227ページ)
- / ISBN・EAN: 9784140019085
作品紹介・あらすじ
中国人の行動は、日本人からみると理解しがたいことが多い。見知らぬ客を無視するウエイトレス。宴席で勧められる酒の多さ。コネ優先の取引。日本人経営者を悩ませる自分本位の従業員。親しくなると融合する自他の境界。歴史認識への強いこだわり。日常生活や職場、政治における中国人の行動とその心理メカニズムを、土着の「面子」「関係」「人情」から解き明かす。長年の現地調査にもとづく包括的な中国人論の誕生。
感想・レビュー・書評
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旅行は好きだけど中国通と言えるほどではなく、ここ5年以上訪れてもいない。そんな自分ですが、まぁ今後何が起こるかもわからないので造詣を深められればと、読んだのがこの本です。(中国通の友のおすすめで)
中国の人って、なんであんな自信持ってる(ともすれば過剰)なんだろう、という疑問にはしっかり答えてくれます。
自尊心が強く、自己中心的かつ状況依存的な特性。他者との「関係」を第一に置く関係主義。事例の引用も多く、わかりやすいです。
最終的には「信頼関係が大事だね」という話にはなるのですが、中国絡みで何かをしているのであれば一度は読んでみても良いのでは。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
中国人はとにかくメンツを重んじるらしいということがわかった。
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自分中心な中国人という文化。女性と二人で食事するということがプロポーズを意味するという文化。
(T) -
学術書?にしては読みやすく面白かった。「関係」など独特の中国の人間関係は衝撃的。こうした習慣の違いを知っておいた方がビジネスなどでうまくいくと思う。