白夜の国に光の夢: フィンランド (世界・わが心の旅)

著者 :
  • NHK出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784140052334

作品紹介・あらすじ

照明デザインの先駆者が若き日に学んだ北欧に再び「光」を訪ねる。

感想・レビュー・書評

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    https://opac2.lib.nara-wu.ac.jp/webopac/TW00108633

  • フィンランド調べにより。
    照明デザイナー石井さんの足跡が辿れる本。リサヨハンソンパッぺさんの人柄にも触れられる。
    慣れない生活や、いくつものチャレンジをすることで、本当は本書で描くよりもずっとてんやわんやしただろうと思うが、ライトな仕上がり。また、時代背景
    の解説も入るため、より理解しやすいのもよい。

    諸外国のありようが、お手本になると改めて理解/日露戦争に勝利したことで、フィンランドは親日寄り/クリスマスなどのイベントで、暗い冬を和らげる効果/フィンランドとバルト三国の仲間意識/サウナは健康法でもある/凍傷を避けるため、冬は10分以上歩かない/白夜では昼夜の区別がなくなり寝不足になりやすい/フィンランド人はグレアが嫌い/lxを気にするのではなく、「照明を感じなさい」/大きな組織に属すと辛いかもしれない、という助言/一歩一歩、信用や理解をつみかさねるしかない/国によって照明の兆候が違い、月と星の文化に大別される/勝手にやる、ということが成功につながる/チェルノブイリの事故を受けて、核シェルターのある家もある/身体の一部分だけを温めると、かえって冷える/夜リラックスしたいときは、まずキャンドルの光を灯す

  • 日本の発展を導いたのは石井幹子さんの光。

  • 明かりについて、色々と考えさせられた本。煌々と照らすだけが明かりじゃない。

  • 高校の頃に読んで以来、大好きな本です。
    照明デザイナー石井幹子さんのフィンランド留学時代
    のお話です。
    木を一本丸ごと燃やして明かりにするのとか、ウエルカムトーチが
    雪の中に並んでるのとか実際見てみたいな。

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著者プロフィール

照明デザイナー。東京都出身、東京藝術大学美術学部卒業。フィンランド、ドイツの照明設計事務所に勤務した後、石井幹子デザイン事務所を設立し、都市照明からライトオブジェ、光のパフォーマンスまで幅広い光の領域を開拓。日本のみならず世界各地で活躍している。2000年、紫綬褒章を受章。主な照明作品に、東京タワー、横浜ベイブリッジ、明石海峡大橋、函館市、倉敷市などの景観照明、姫路城、白川郷、浅草寺のライトアップなど多数。ジェッダ迎賓館(サウジアラビア)やパンパシフィックホテル(シンガポール)などの照明も手掛ける。主な著書に『光が照らす未来 照明デザインの仕事』(岩波ジュニア新書)、『美しいあかりを求めて 新・陰影礼讃』(祥伝社黄金文庫)、『LOVE THE LIGHT, LOVE THE LIFE 時空を超える光を創る』(東京新聞出版局)、『逆境の変換力』(ベストセラーズ)などが、作品集に『石井幹子 光時空』、『MOTOKO ∞ LIGHTOPIA石井幹子 光の軌跡』(共に求龍堂)がある。

「2023年 『光のメッセージ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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