子規のココア・漱石のカステラ

著者 :
  • NHK出版
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本棚登録 : 17
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (213ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784140052884

作品紹介・あらすじ

「三月の甘納豆のうふふふふ」で知られる俳人・坪内ネンテン、初のエッセイ集。

感想・レビュー・書評

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  • 伊集院静さんの小説で、夏目漱石と正岡子規の関係を知り、2人のことが好きになりました。

    俳人であり、日本文学研究者である著者による、漱石と子規のエピソードも、とても楽しく読むことができました。著者もユニークな方でご本人のエピソードも、楽しかったです。しかし、楽しいだけでなく、

    「高校生のころ、人は単独者として生まれ、死ぬときもまた単独者として死ぬが、人が生きるということは、決して単独ではなく、他の人々とともに、つまり、類として生きるのだ、という考えを知りました。たしかマルクスの言葉です。亡くなった母は、私が生きている以上、私の中で生き続けている。そんなふうに私は類としての自分を意識しています。」という記述に、著者の考えの奥行きも感じました。

  • タイトルはよく目にする気がしてたけど、うちの図書館にはなかった。取り寄せに便乗して読了。

  • タイトルがおいしそうで著者が稔典さんだったのでつい。
    「野球」という訳語を発明したのは子規ではないと書いてあります。
    じゃあ誰が発明したのかってことまで書いて欲しかった!

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著者プロフィール

1944年4月22日、愛媛県伊方町生まれ。
2023年6月、ブログ「窓と窓」を中心に晩節の言葉を磨く場として「窓の会」を結成、主宰する。俳諧・俳句のコレクション「柿衞文庫」の理事長。市立伊丹ミュージアム名誉館長。大阪府箕面市在住。

「2024年 『リスボンの窓』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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