父からの手紙

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著者 : 小杉健治
  • NHK出版 (2003年7月22日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (365ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784140054253

父からの手紙の感想・レビュー・書評

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  • 中学生のころに女を作って失踪した父。しかし、主人公と弟の毎年の誕生日には「いつも見守っているよ」と手紙が送られてくる。それから10年、婚約者が殺され、その容疑者として弟が捕まってしまう。真犯人を父親ではないかと考えた主人公は父親を探し始める。
    またその頃、10年程前に殺人を犯し懲役を終えた青年が、自分が起こした事件に関してその真相を探りはじめる。二つの話が少しずつ絡み始めて行く。
    サスペンスだが、最後の最後に泣けた。
    少し都合のよい感もあるが事件の絡まり具合も面白いし、父親の子供たちに対する愛情も心打つ。長編だがぐいぐい引き込まれて、2日ほどで読めた。
    しかし、非常に家族想いなのに多大な迷惑をかける方を選ぶぐらいにお金に悩んだ父親は、子供たちを私立の中学に入れる方を選ぶ。えぇぇぇぇ!!あり得ない!そこは一番最初に切るところでしょ。その設定さえなければ、都合良く事件が進展しても5つ星なんだけど…。

  • ブクログで検索して気になった作品

    最後のお父さんの手紙はうるっときました
    ただ、このうるっとする以外は途中同じ事をグダグダ繰り返してる印象が強くがうんざりしました

    親が子の幸せを願ったり何がなんでも守ってみせると思う気持ちってすごいんだな、と思いました

  • 家族のこと・幸せとは・生きてゆくこととは、いろいろと考えさせられました。ストーリーが、どう展開して行くのか。二つの事件がどのように関わって来るのか、ドキドキしました。父からの手紙には、涙の枯れた私が思わず泣きそうになりました。いい本です。

  • 気の進まない結婚ではあったが、式の目前に婚約者を殺された麻美子は、犯人の影に父の姿を重ねる。家族が好きで子煩悩だった父は、麻美子が12歳の時、突然家を出た。毎年誕生日になると、麻美子と弟の伸吾のところへ手紙を送ってくる。10年前に父に何があったのか。
     人を殺して刑期を終え出所した圭一は、ぼんやりとして確信がつかめない10年前の事件を探ろうと動き出した。自分はなぜ人を殺さなければならなかったのか。ふたつの家庭でおこった不幸な出来事が、圭一によって10年前の事件の真相へとつながっていく。

  • 人はいろんな選択をする。
    それが本当に自分のためだけだということは、かなり少ないのではないかと思う。
    誰かを幸福にしたいなら、まず自分が幸福でなければならない。
    本当にそれはそうなんだと思う。
    物語は、二人の視点によって語られる。
    この二つの視点が、どう絡んでくるのかと思いながら読んだが、二人の視点があってからこその話だったとも思う。
    最後は泣いた。

  • 父からの手紙読了。うん…。幸せって一体なんなんだろうな、と、思いました。○○の判断は正しくない、って言うのは簡単ですが、実際に自分に起こったらそのときは冷静な判断をとれるのか全く自信が無いです。最後のほうでは涙が…。

  • 真相はけっこう読める。ただし、タイトルにもある「父からの手紙」がネック。これは考えもつかなかったぞ。しかもすんごく感動的。個人的に突っ込みどころもかなりあるんだけれど、これは突っ込んじゃいかんよなあ。素直に感動してください。以上。

  • 毎年誕生日に届く、家を出た父からの手紙。
    それは支えであったが、おおきな謎でもあった。
    2視点がいつ混ざるのかどきどきしながら読んでいて、ついに混ざったときにはぞくぞくしました。なにげにミステリ。
    ちょっと読みにくいのは相性かな…。

    「あなたたちに会いたくなったら、赤とんぼになってあなたの傍に行きましょう」

  • 最初のほうの2つの家族の人生を交互に書いてあるところは作者の筆力ありという感じ。最後のほうで、父からの手紙はそういうことかー、と思わず言ってしまう。最後の手紙のシーンは涙ぐみそうな感動があります。

  • 家族を捨て、突然失踪した父。
    しかし、残された子供、麻美子と伸吾の元には、
    誕生日ごとに父からの手紙が届いていた。
    そして、十年が過ぎ、麻美子の婚約者が殺され、
    弟が容疑者として逮捕された。
    弟の潔白を証明するため奔走し、同時に父の行方を追う姉。。。

    そして、もう一つ、別の物語が進行する。。。
    殺人を犯し、刑期を追えたものの、
    自分は、いったい誰のために殺人を犯したのかと苦悩する男。。。

    全く別の2つの物語が、交差する時。。。
    驚くべき真相が明らかになる!
    父の手紙に込められた深い愛に、思わず涙が。。。

    ミステリーとしても充分に楽しめる、
    じわーんと涙がにじむ物語でした。

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父からの手紙の作品紹介

失踪した父から誕生日のたびに途絶えることなく送られてくる手紙、そこに隠された意外な真相、そして家族の絆。

父からの手紙はこんな本です

父からの手紙のKindle版

父からの手紙の文庫

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