オレンジガール

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  • NHK出版 (2003年10月26日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784140054390

オレンジガールの感想・レビュー・書評

  • 11年前に死んだ父親が遺した手紙。その中にはオレンジガールとのふしぎな出逢い、そして息子へのある問い掛けが書かれていた。
    父親の手紙にそれを読む息子の想いを交えて展開されます。4才の時に死に別れ、記憶も曖昧になる父親のことが自らの記述で書かれているものを、15才となった今読む。それだけでも大きな衝撃でしょう。しかもそこにはオレンジを山のように抱えていた謎の少女との出逢い、正に恋は盲目と言うしかないような心の動きが妄想たくましく書かれていたのですから。
    しかしそんな父親の姿を通して、自分があることを感じ、父の自分への愛を感じる。そして問われる最後の命題。幼い息子と愛する妻を残して死にいく自分の運命を鑑みて抱く気持ち。そこから導き出される答。それは個人的でありながら普遍的なものとして読み手に訴えかけるでしょう。

  • ロマンチックなおはなし。
    最後の問いが、ちょっとうまく繋がってないかな…

  • 【状態】
    展示中

    【内容紹介】
    少年が4歳のときに死んだ父親からの手紙が、古いおもちゃのスポーツカーの中から見つかったことから、15歳になった少年は、大宇宙の謎にさらされます。
    死んだ父が少年に残した重大な問いかけに、少年はどう答えるのか、父が求めてやまなかった命への渇望の目指すものはなんだったのか?
    「ひとりの命の重さ」がとても軽くなってしまったように感じられる現代社会において、若者にぜひ読んでもらいたい、ゴルデル渾身の1冊。

    【キーワード】
    単行本・泣ける・親子・哲学


    ++1

  • オレンジガール。タイトル通り、オレンジを大量に抱える少女は一体誰なのかという謎を亡き父と探る少年の物語。
    タイムカプセルのように届く手紙を、自分の感想や想いを挟め読み進めていく少年の様子が描かれている。
    哲学を学ぶための少し手前の段階の本ではないかと思うが、父親のユーモアを交えたために考えることが回りくどく書かれ個人的には読み進めにくかった。
    読み終えると、ああようやくすっきり終わった、とはなる。

  • フリマで50円で購入した本!

    親子の物語。精神論的な部分がかなり多いけど、親と子のつながりはとても理想的な内容でした。

    こんな親子なんて素敵だな。と、

    また、こんな夫婦もとても素敵だな。と思わされる一冊。

    途中どんなんなんのか!?ストーカーの話か!?と、混乱させられます。このあたりは、日本と諸外国の感覚の違いなのかなぁ?と、思い込みの激しい主人公に同意はできない感じ。

    情熱的すぎる。笑でも、子供を持つ親や15歳くらいからのの子供も読んでほしい一冊です!

  • 出だしと終盤は面白く読めたけれど、途中はちょっと読みづらかった。「カードミステリー」が面白かったので、同じ作者の本をと思って手似とったけれど、これはちょっと私にはいまいちだったかな。。訳のせいかもしれませんが。

  • 亡くなった父親から受け取った手紙には、謎の女性オレンジガールとの出会いと幸せな日々についてが語られていた。このオレンジガールとは一体誰なのか?
    この本でいちばん大事な問題は、オレンジガールが誰なのかではなく、手紙の最後に父から息子に問われる二つの質問。これは息子ゲオルグだけの問題ではなく、この宇宙に生きる全ての人間にとって重要な問題。あなたならどう答えますか?

  • オレンジガールの存在はスリリングで魅惑的。しかし、その種明かしは込み入ってはいない。本書の目的は謎解きではないからだ。科学の進歩に対するワクワク感。それに反して、近代以前に戻って、世界を感じてみる重要性。連綿と続く生命の流れの中で、自らの生きる意味を探り当てる。

    ・同じオレンジは二つとない。
    ・自然は奇跡。世界は物語。人が別れを告げるのはこの世界であり、物語なのだ。そして自分がほんとうに好きなごく少数の選ばれた人たちなのだ。
    ・ぼくはたんにこの世界を失うだけじゃない。自分自身を失う。永遠に。

  • まっすぐにいい話。
    小さい頃に死んでしまった父親から、少年に手紙が届くという設定。
    そこには、オレンジガールの話が・・・。
    テーマは、家族のつながり。

  •  この作品で魅力的なのはなんといっても「パパ」の世界観だ。かなりの空想癖持ちで架空の物語を作る名人、根っからのロマンチストで夢想家。そんな彼が恋したお相手が「オレンジガール」。彼が「オレンジガール」について様々に考察という名の妄想を膨らませるシーンでは思わずくすりと笑ってしまった。
     世界の輝きをだれよりも愛していた「パパ」にとって、死ぬことは何よりも悲しいことだった。死とはこの素晴らしい世界を、大切な人々を残して永遠に去ることだから。

     11年前に死んでしまった「パパ」からの手紙。「生きるって素晴らしい」そんなメッセージとともに「生きるってどういうこと?」という問いかけをも含んだ物語。

  • この人の作品は全て読んだわけではないけれど、この本を貫く一つの思想のようなものはとても好きでした。

    亡くなった父親が息子に残した物語の結末、オレンジガールとは誰なのか、息子に問いかける質問等気になることばかりで先がただただ気になった。
    歳を重ねてからもう一度読んでみたいと思った。

  • 次世代に自分の人生を伝えられるかどうか試されている気持ちになる。ストーリーは好きだが前半が長すぎ。10分の曲でイントロが5分みたいな感じ。装丁はかっこよくて、本棚に並べたいレベル。

  • 本を読んで、命の大切さ、親の愛と子供の自我の成長を感じました。

    お父さんとお母さんにもらった命です。大切にしましょう。

    以下紹介文
    少年が4歳のときに死んだ父親からの手紙が、古いおもちゃのスポーツカーの中から見つかったことから、15歳になった少年は、大宇宙の謎にさらされます。
    死んだ父が少年に残した重大な問いかけに、少年はどう答えるのか、父が求めてやまなかった命への渇望の目指すものはなんだったのか?
    「ひとりの命の重さ」がとても軽くなってしまったように感じられる現代社会において、若者にぜひ読んでもらいたい、ゴルデル渾身の1冊。

    こんなにすばらしいお父さんと結婚したのに、再婚するとは
    納得できないかな

  • ゴルデル作品と言えば、作中作!
    最初あらすじを読んだ時は「ソフィーの世界」みたいに手紙がどこからか徐々に届くのかと思ってしまったんだけど、違いました。つまるところ、手紙というか、遺言というか。

    ヤングアダルト向けの作品として発表されたということで、そのせいか平仮名が多めでちょっと読みづらかったです。翻訳ものの文章苦手なので余計に。

    内容については、半分くらいまでは結構話がくどくて読むのが辛かった。
    後半は哲学っぽい雰囲気で、ゴルデルの作品だなと感じました。
    最後の質問についてもいろいろ考えたけれど、それよりも主人公の両親の気持ちをすごく考えてしまって胸が苦しくなりました。
    自分がこの父親と同じ状況に置かれたらどうするだろうと、考えてしまいます。

    くどさと読みにくさを除けば、良い作品だと思います。

  • ラブストーリーの中に
    哲学が散りばめられていて、
    10代向けのヤングアダルト小説ながら、
    大人になってもまた読みたくなる、
    そんな本。

    命の重さ、そして運命の残酷さを
    「生」への希望を託した形で語られる。
    子供が出来た時に、読み聞かせてあげたい。

  • 11年前に死んだ父が主人公に残した手紙が見つかった…
    そこから始まるストーリーにひかれ読み始めました。

    最初はオレンジガールって何?と多少つまらなかったのですが、徐々に入り込んでいきました。
    主人公のように、オレンジガールが誰なのか明かされる前に気づくべきことだと私も思いました。

    手紙の中でのよく登場する「ハップル望遠鏡」は工学部生として興味深かった。
    主人公とともに、私もこの父の質問を読みながら考えた。
    たとえ宇宙の歴史からしたら、私の存在は一瞬なのかもしれない。
    どんなに頑張っても、楽しい思い出をたくさん作っても死は訪れる。
    でも、それでも今の人生を生きたいと思った。

    この本は死をテーマにすることによって、逆説的に「生」を浮き彫りにしている。
    だからこそ、この本に魅力を感じたのだと思う。

  • あっという間に読み終わりましたが、読後感は何もありません。
    「ソフィーの世界」「アドベントカレンダー」の筆者なので楽しみにしていたのですが、今回は「で??」と言う感じです。

    何を語りたいのか、私にはさっぱりでした。

  • お気に入り本。なぜかドイツ語版も所有。

  • 高校二年の夏に、地元の高校の図書委員から三人ほどの代表が集まる大会みたいなのがあって
    その中の内容として、三冊の指定された本を読んで感想を発表しあうものがあり、私が発表する本がコレでした。
    他の二人は「博士の愛した数式」「卵の緒」でした。

    三冊を読んだ順番が、博士~と卵~のあとにオレンジ~だったからかもしれませんが全然面白くなかったです。
    内容はもう覚えていませんが、そう思ったことだけはハッキリ覚えています。

    主人公のお父さんが喋りまくっていたと思いますが、それがもう面白くなくて耐えられなかった・・・。
    多分、その世界に入り込めなかったんでしょう。
    それは他の二人も同じだったようで、博士と卵は絶賛、でもオレンジは・・・。という感じで、三人とも意見が一致しました。

    ただ、いざ大会で感想を発表する時になると、私以外の他高の子たちは
    「面白かった」「良かった」
    という感想ばかりで。
    ほんとうに吃驚しました。それがすごく印象に残っています。

    その時は、「感想を適当に云っているのではないか」と疑いましたが
    ここのレビューを読む限りでは、良い感想が多いようなので・・・
    単に、私には響かなかっただけなんだろうな・・・と。

    人それぞれに思う所があるということで、私はつまらないと感じました。

  • 少年のもとに届いた、11年前に死んだ父からの手紙。
    十代の頃に読んでおきたかった。

  • 喫茶店で最後まで爆読し、大泣き(声は出さず)した思い出の本…ラブ・ストーリーとしても、素敵です。

  • 中学生の時に初めて読んで、大学生の今でもたまに読みたくなるくらい好き。
    父から息子への長い長い手紙の中に、色んな感情が詰まっていて読んでるとポカポカする。
    自分の両親の出会いを知ることは、自分のルーツを知ることに繋がるのかも…。
    人に勧めたい一冊。

  • ソフィーの世界つながり。

    なかなかよかった気がする。

  • 前半は、話の方向性が掴めなかったけど;
    後半の話のために前半の話があるという感じ。
    じれったくもあったけど
    心動かされて、終わり方も前向きで、、
    最後まで読んで良かったと思った。

    印象に残った言葉
    『人が別れを告げるのは
     この世界であり、人生であり、物語なのだ。』

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