- Amazon.co.jp ・本 (341ページ)
- / ISBN・EAN: 9784140054758
感想・レビュー・書評
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06/02/22/Wed 岡●書店にて。
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購入済、未読。
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ヨースタイン・ゴルデルはまた、面白いことを考えついたなと思わせるのがこの小説だと思う。
主人公は、ペッテルという人物だが、彼はストーリーが次から次へと浮かんできて困るという奇癖(天才?)があって、それらを書きとめ、ネタの枯渇した作家たちに売る商売をしていた。
まさに、
アレクサンドル・デュマと反対の状態。
デュマは持ち込まれたネタをデュママジックですばらしい作品に仕上げていったが、
ヨースタイン・ゴルデルは、ネタはあるのになぜか作家にならない主人公に、
本のなかで、そのネタを喋らせ、それは多ジャンルの一端の短編小説の様相をみせる。
主人公の人生に彼の描くネタが見えない蜘蛛の糸のようにやんわりと纏いつき、やがて結末でヨースタイン・ゴルデルの用意周到な罠に気づかされる。
『ソフィーの世界』とはまた異質のファンタジー性要素はありつつも、計算しつくされたプロットと稀代のストーリー・テーラーの作者を堪能できる作品となっている。 -
なんか 難しい話だった(σ´∀`)σYo!!
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とても奇妙な小説です。
極上のエンターテイメント!