江 下: 姫たちの戦国

著者 :
  • NHK出版
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感想 : 49
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  • Amazon.co.jp ・本 (337ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784140055717

作品紹介・あらすじ

お江、そちには宝がある。おのれを信じ、おのれの思うまま存分に生きよ。浅井三姉妹の三女・江、波瀾の生涯、完結。

感想・レビュー・書評

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  • 二代将軍徳川秀忠の正室となる江(ごう)が主人公の物語です。
    浅井家三姉妹の三女お江を中心に、母で織田信長の妹お市の方、
    豊臣秀吉の正室おね、明智光秀の娘で細川忠興正室のガラシャ、
    など戦国時代を生きた女性に焦点を当てた大河ドラマです。

  • 珍しく歴史ものを読んでみたがなかなか奥が深い。
    どこまでが史実でどこからがフィクションなのかは分からないが、日本の歴史の中でもかなり密度の濃い数年だったのだろう。
    高校のときの日本史はつまらなかったが、もう少ししっかり勉強しておけば良かった。
    いずれにしても、来週からの大河ドラマを楽しみにしよう。

  • ドラマでは江が秀忠と心を通わせる切欠となる火事のシーンがあったが、震災前に書かれた本書ではそれが文禄五年(1596年)の慶長伏見地震となっている。 配慮から脚本を変えたのだろうか?

  • 文句なしにおもしろかった!

    読了後しばらく余韻覚めやらず……。

    江&秀忠夫婦がすごく良い。

  • 今までと違った角度から戦国時代をみれたような気がする。江を通して描写される秀忠がとてもかっこいい‼

  • 戦国時代ものは好みではないけれど・・・という人におすすめだと思います。難しい部分はあまり無いように感じました。小6の子供にも読ませたいなと思いました。

  • とても読みたかった本が、図書館から届き、P337だったが一気に読み終えました。素敵な本でした。信長の『お江。おのれを信じ、おのれの思うまま存分に生きよ』の言葉どおりの人生だった様に思う。つくづく江の人生は波乱にとんでいたことか!。江のそのものの存在感と後世に残したものがいかに大きかった事でしょう。同じ滋賀の地で生まれ育ち、足元にもおよばない自分に頑張らねばと力を与えてくれた本でもあった。

  • 読み終わってしまった( ̄▽ ̄;。ドラマがあんまりにもあれなので。
    時代物として、単純明快でよかった。小説で満足しました。

    佐治一成、豊臣秀勝、そして徳川秀忠。政の道具としての3度の結婚。
    秀勝との子は茶々こと淀殿が育てる。秀忠との長女千姫は淀の二人目の子に嫁ぐ。大阪の陣では初と一緒に江戸に戻る。
    五番目、六番目が男。いつかの大奥でみた跡継ぎ問題がやっとわかったような気がする。竹千代と国松。国松のほうを可愛がったお江と秀忠。のちの春日局との件。
    浅井三姉妹。初が姉と妹の架け橋。一番の長生き。
    やっぱり石田光成は嫌い。策略家のようで、秀吉に使われてそれで終わればよかったんだ。明智光秀と同じ。野望なんて持たなければいいのに。

  • 下巻では、江は徳川秀忠に嫁ぎます。これまでも様々な男性と真っすぐに向かい合ってきた江ですが、後に2代目将軍になる秀忠との相性は…。
    ページの厚さを感じさせない読みやすさでした。

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著者プロフィール

島根県生まれ。脚本家・作家。脚本は、NHK連続テレビ小説『さくら』(橋田壽賀子賞)、『冬の運動会』(放送文化基金賞・テレビドラマ番組賞)、NHK大河ドラマ『篤姫』、『江~姫たちの戦国~』など。小説は、『江』上下巻(NHK出版)、『美女と男子』(NHK出版)、『おね』上下巻(NHK出版)。

「2022年 『ヘルンとセツ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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