新装版 江(ごう) 姫たちの戦国 下

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  • 日本放送出版協会
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784140055960

感想・レビュー・書評

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  • 全ての人をいい人で描いているので楽しめたけど、人間らしくない。
    理想の世界だよなぁの一言。
    史実に沿っているので歴史の勉強にはなる。

  • この時代の小説を読むのは久しぶりだ。信長、秀吉はテレビ番組にも登場するので今回の江の登場人物にも慣れ親しみがある。三浦綾子著「細川ガラシャ夫人」をかなり前だか読んだ影響かもしれない。茶々、初、江の三姉妹の波乱に富んだ人生を時代背景を織り交ぜながら描いた作品であっという間に読んでしまった。
    田渕作品を読むのは初めてで、紹介していただいたムツミさんに感謝

  • 歴史の教科書をなぞるような展開になり、人物の判断、葛藤、苦悩なんかは感じられなかった。
    なんで徳川は関ヶ原であの判断なのか、決起した光成の動機なんかに歴史ロマンがあるのに、その辺が浅く感じる。
    天下分け目の緊迫感がない。

    司馬遼太郎は本当にすごいな、と思いながら読んだ。
    大河では小説より人物のイメージがはっきりしていて、心情も演じられていると思うので、おもしろいのかもしれない。
    今度見てみよう。

    「女子の戦とは、生きることにございます。生きること。本日只今を生きてゆくことにございます」

  • 内容紹介

    女の戦は生きること。本日只今を生きること。
    戦国の世の運命に翻弄された、美しき浅井三姉妹の三女・江。その波瀾の生涯。大奥の潔い終焉を描き「篤姫」ブームを巻き起こした田渕久美子が、大奥の始まりに至る道のりを、江を主人公に、鮮やかに華やかに描く。新装版・下巻。

    著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

    田渕久美子
    島根県生まれ。NHKでは連続テレビ小説「さくら」(橋田賞受賞)、月曜ドラマシリーズ「妻の卒業式」、夜の連続ドラマ「女神の恋」「ダイヤモンドの恋」など話題作を多数執筆。前向きに生きる女性たちの姿を豊かな表現で描き、視聴者から深い共感を得ている。また、ドラマ以外にも映画・ミュージカル・落語・演劇・狂言など幅広い分野で精力的に執筆活動をしている。大河ドラマは、「篤姫」(2008年)に続いての2作目(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

  • 上中下巻と2日にかけて読みました。歴史物は言葉やセリフが不慣れでわかりづらいくないか心配でしたが、すんなり読めました。きっと分かりやすいよう現代版に直されているんでしょうね。茶々、初、江の浅井三姉妹の激動の人生が描かれています。信長にとっても秀吉にとっても家康にとっても江はとても重要な人物だったんだと思いました。この時代には無茶苦茶な女性だったかもしれませんが、江がいたからこその結果もあったでしょう。秀忠と相思相愛でよかった。側室を持つのが当たり前の時代で江だけを想ってくれる人。この時代だからこそ大変だったと思います。大きな家でプレッシャーもあったでしょう。最期は平和に暮らせたようでよかったです。実在の人物の一生を2日で読んでしまえるのもなんだかもったいない気持ちです。ドラマは見ていなかったけどいつか見て見たいものです。
    h29.4.13

  • 2011.8

  • 徳川の世、泰平の世を築いた2人の葛藤とか愛情とか感じることができて読後感が最高。

  • #febe #オーディオブック

  • 最後は大河ドラマの最終回を見ているが如く盛り上がる。
    「本日只今を生きること」
    織田と浅井の血を残し、将軍家と天皇家にも血を繋ぎ、江は波乱の人生を終えた。

  • 戦国時代を生きた浅井三姉妹の物語。戦国時代と言うと、どうしても武将が中心とされて、描かれる物語が多い中、姫君の目線で描かれているのが、とても新鮮でなおかつ読みやすかった。
    今まで曖昧だった正室、側室などの関係もよく分かり、歴史を女性目線で読むことの楽しさを知った一冊。

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著者プロフィール

島根県生まれ。脚本家・作家。脚本は、NHK連続テレビ小説『さくら』(橋田壽賀子賞)、『冬の運動会』(放送文化基金賞・テレビドラマ番組賞)、NHK大河ドラマ『篤姫』、『江~姫たちの戦国~』など。小説は、『江』上下巻(NHK出版)、『美女と男子』(NHK出版)、『おね』上下巻(NHK出版)。

「2022年 『ヘルンとセツ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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