人生の旅をゆく 3

著者 : 吉本ばなな

• NHK出版 (2017年8月23日発売)

感想・レビュー・書評

[栗さんの感想 · 2023年5月27日]

豊かな人生〜！

吉本ばななさんの瑞々しい文章は唯一無二ですね。

素敵な感性。

日常の小さな気づきや発見を大切にして、こらからも生きていこう…みたいな前向きなエネルギーもらえる。

ご両親のことで大変な思いをされたのですね。

私もこれからだなって思う。

でもこれが強い人の人生…美しい。

[ka-oさんの感想 · 2023年3月18日]

2013～2017年に発行されたいろいろな雑誌に掲載された84編のエッセイが、3つの章に分けて収録されています。

そのうち犬については、わずか3編（ちょっと触れられているのが1編）と寂しい限りですが、危篤から死んでしまった犬について、優しい文章で書かれていました。

[よつばさんの感想 · 2023年2月11日]

「人生の旅をゆく」シリーズ3作目

1と2は未読ですがエッセイなので問題なく読めました。

とても解りやすい言葉で、とても穏やかに、とても心に響く
メッセージが溢れています。

Ⅰ　私と旅
Ⅱ　経緯
Ⅲ　いのちをつなぐ
3つの章で構成されていましたが
「Ⅲ　いのちをつなぐ」が一番ジンと来ました。

普段日常生活に追われて忘れがちだけど

本当に大切な事を思い出させてくれる優しいエッセイ集です。

[おれんじさんの感想 · 2022年8月15日]

◯まだ目の前に一緒にいるのに、会えなくなると言う事実にばかり目を向けて、悲しく思ってばかりいた。今は違う風に思う。今目の前にいる。だから別れの日が来るなんて言うことを中心にしないようにしよう。その時が来たら、その時の自分が嫌と言うほど考えてくれるだろうし、泣いてくれるだろう。その自分に託そう！

私はいつも祖父母と会う時これが最後かもしれないと、思いながら会っている。でも、今一緒に過ごしている今この時を大切に、楽しい思い出をたくさん作っていこうと思った✨いつかは必ず最後が来るから、会えるだけたくさん会いに行きたいな！

[1649391番目の読書家さんの感想 · 2022年2月16日]

最近未来を憂えてばかりだったなあ
今を大切にすれば未来を憂う必要なんかないよね！！
やっぱり最高だ

[ケロリさんの感想 · 2020年8月10日]

このコロナ禍に母が突然倒れ　意識が回復せず植物状態となり　面会も制限され　時だけが刻々と過ぎていく

何もできず　気持ちが追いついていかず　冷静な判断もできなくなる
そんな中　気持ちを落ち着かせるため救いを求めて読んだばなな本

「いのちをつなぐ」「今しかない」「声」「それでもおなかはへる」「今という瞬間」の章は　今の自分にはとても優しくしみる言葉だった

このコロナの時代　様々な想いを抱えている人達がいるはず
残された人達は前を向いて生きていくしかない

[dreamさんの感想 · 2020年6月14日]

最高です！！！
分厚めです(^-^)

[mie580512さんの感想 · 2019年9月6日]

2019.09.05読了。
今年32冊目。

人生の旅をゆくシリーズ。
なぜか1を飛ばして2、3と読んでいる。
2も3も吉本ばななという人の魅力が詰まったエッセイ。
そして私はばななさんがますます大好きになる笑
小説も好きだけど、このシリーズは手元に置いて何度でも読みたいと思う。

[a-peanutsさんの感想 · 2018年12月24日]

色んな方面に寄稿したものを集めたものらしい。ご両親を亡くされた時期の原稿が多い。同じような場面を違う角度から表現しているものが何個かある。
1つ1つ、短く納めるためにどうしても毎回最後の方が説教くさく感じてしまうのが残念。一気にたくさん読むからだろうなぁ。1つ1つ別の本に載っているのであれば気にならない程度なんだろう。

何個も、家族で毎年通っていたという海についてのものがあって、その雰囲気、空気感、感情まとめて、「いいなぁ」と思った。
札幌市の図書館で借りた本。

[harukisutoさんの感想 · 2017年12月23日]

914.6

著者プロフィール

1964年、東京生まれ。日本大学藝術学部文芸学科卒業。87年『キッチン』で第６回海燕新人文学賞を受賞しデビュー。88年『ムーンライト・シャドウ』で第16回泉鏡花文学賞、89年『キッチン』『うたかた／サンクチュアリ』で第39回芸術選奨文部大臣新人賞、同年『TUGUMI』で第２回山本周五郎賞、95年『アムリタ』で第5回紫式部文学賞、2000年『不倫と南米』で第10回ドゥマゴ文学賞（安野光雅・選）、2022年『ミトンとふびん』で第58回谷崎潤一郎賞を受賞。著作は30か国以上で翻訳出版されており、イタリアで93年スカンノ賞、96年フェンディッシメ文学賞＜Under35＞、99年マスケラダルジェント賞、2011年カプリ賞を受賞している。近著に『吹上奇譚　第四話　ミモザ』がある。noteにて配信中のメルマガ「どくだみちゃんとふしばな」をまとめた文庫本も発売中。

「2023年 『はーばーらいと』 で使われていた紹介文から引用しています。」