ホーキングの最新宇宙論: ブラックホールからベビーユニバースへ

  • NHK出版
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本棚登録 : 206
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (214ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784140087497

作品紹介・あらすじ

私たちはどこから来たのか。この地球、この宇宙、この世のすべてはどのようにして生じたのか。この素朴な疑問に答えることのできる数少ない人間の一人が、"アインシュタインの知的後継者"といわれ、ベストセラー『ホーキング、宇宙を語る』の著者としても知られる物理学者スティーヴン・ホーキング教授です。本書は、その記念講演を主体に、未発表の論文、彼自身が語る半生記などを加えた体望の出版です。最新の概念を駆使して時空を超え、宇宙創生の謎に迫ると同時に、天才の名をほしいままにする偉大な科学者の人物像を浮き彫りにしていきます。

感想・レビュー・書評

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  • 最新宇宙論とはいえ出版が1990年なのでもはや30年近く前になるが、それでも宇宙論の概要がわかりやすくまとまっていて良い本でした。

  • ほぼ20年間、積読状態であったが、このたび書庫整理で死蔵書を自炊しようとなって、その前にせめて読んでおこうと・・・

    ニュートン、アインシュタイン以来の天才科学者とされるホーキング博士が日本に来て講演してくれたのを機会にその講演を含めて8つの講演内容を収録したもの。
    ブラックホールとワームホール・ベニーユニバースの関連づけ。宇宙戦艦ヤマトのワープは無理と断言していらっしゃいますが、このヒントになった考え方ということなんでしょうか。
    あと、量子宇宙論なんてものの考え方なんぞが、一般人相手の講演で難しい数式は一切なくて、なんとなくわかったような気にさせてくれる。

    (以下、ウィキペディアより)筋萎縮性側索硬化症を発症したとされている。本来発症から5年程度で死に至る病気の患者でありながら途中で進行が急に弱まり、以後40年近くも健在でいる。・・・とのこと。存命中に読むことが出来て良かった・・・

    (2012/3/26)

  • 講演論文集なので口語体で書かれており、耳に(目に)優しいが、頭にも優しいかというとかなり疑問である。正直言って巻末の解説を読んでやっと理解できた内容も多い。そして実は最後まで理解できなかった内容はもっと多い。物理学に関する講演とは、はたしてどんな人達が聞くのだろうか?やっぱり最初から出版目的で書かれた本を読むのが良いようだ。記憶の薄れないうちに積読ホーキング本2巻を読破しよう。

  • 物理を仕事としたい、という夢を与えてくれた本。

    結局大学でその夢は断念したが、仕事をしている今でも分野は違えど好奇心をもって探求するという姿勢を自分の中に残してくれた。

  • ブックオフ100円本です。汗;
    わかりやすく書かれています。
    冒頭の講演は英語でも収録されていますが、彼の使っている音声合成機の語彙は当時2600程度だったのでわれわれには読みやすい。

  • 「宇宙を語る」に続いて読んだ本。出版当時はホーキングがある種のブームだった。翌年ぐらいにNHKで「アインシュタイン・ロマン」の放映が始まり、繰り返し見ていたのが懐かしい。

  • イギリスの理論物理学者スティーブン・ホーキングが宇宙論を語った本。ホーキングらしい自信満々の本である(笑)。ホーキングが鼻を高くして少し嘲るかのような表情で語っている様子があらゆるところで感じられる。しかし、個人的にはそれほど厭らしさは感じない。ホーキングだから仕方がないといった感じなのだろうか。

    前半部分(約1/3程度)は専門的な内容はほとんどなく、楽しく読み進めることができる。しかし、そこを過ぎると突然厳しくなる。一般相対論と量子力学の時代(20世紀前半)の話になるからだ。自分の不勉強を後悔してしまう。なにやら非常に面白そうでワクワクする世界だとクオリア(直観)が訴えるのに、知識不足でその世界に入り込めないからだ。

    もう少し簡単な本から読みはじめないと厳しいかもしれない。といっても、結局、真理を知りたいならば一般相対論と量子力学を避けることはできないが。

    主観の入った(?)半ばエッセー的な学術本が嫌いでない理論物理屋さんにはおすすめ。ファインマン物理学を楽しいと思えるならばこの本は楽しめると思う。お嫌いならば厳しい…かな。購入するのは自由ですが責任は取りません(笑)

  • ホーキングの最新宇宙論。数式を使わず分かりやすく説明。

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著者プロフィール

立命館大学・大学院客員教授、ブレーメン経済工科大学客員教授。大学でのキャリア教育、国内外での学生インターンシップに注力中

「2012年 『楽しいキャリアデザイン(第3版)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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