アウグスティヌス <私>のはじまり (シリーズ・哲学のエッセンス)

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著者 : 富松保文
  • NHK出版 (2003年11月21日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (126ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784140093139

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アウグスティヌス <私>のはじまり (シリーズ・哲学のエッセンス)の感想・レビュー・書評

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  • このシリーズは本当に優れた著作が多い。今回はアウグスティヌス『告白』を通して、私とは何か、時間、内と外、愛することの必要不可欠性を論じる。
    なるほど、へー、そうだな、そうかな、そうだ、を繰り返し、哲学のテーマの本質へと近づいていける。

    蛇足:仏教には彼岸即此岸という思想があるが、神即私というアウグスティヌスに比べると切実さが違う。

    ・p112:もしも自分が誰を愛しているか分かったなら、私という謎は半ば解かれたも同然と言えるだろう。

  • アウグスティヌスなんて世界史の教科書でしか知らないし、興味もなかったのだけど、このシリーズの「ベルクソン」がとてもよかったので読んでみた。

    たぶんシリーズを通底して「語るように書く」があるのだと思うけど、そういうわかりやすさとか、共感しやすさとかは実に高いレベル。
    また本書で提出されていた哲学的問題は興味深く、それを解きほぐしていく過程は引き込まれる。

    ただ後半、あまりに抽象的すぎてわかるようなわかんないようなで終わってしまった感はある。ものすごく簡単に説明しようとしてくれているのは、ひしひしと伝わるのだけど。
    機会あらば、もいっかい挑戦しよう。

  • オススメ度(1~10) 9 前知識:不要  読みやすさ:◎  
    総ページ数:126

    アウグスティヌスに関して知りたいと思ったらまずこれを読んでみてはいかがでしょうか。西欧的な「個」(private, subject)の考え方を垣間見ることが出来ます。

    第一章 鏡を通して、謎において
    第二章 風変わりな他者
    第三章 回帰
    第四章 神の似姿

  • 分かりやすく、しかも核心をついた本であると思います。

    アウグスティヌスの思想を「私」のはじまりという点から解説しています。

    それにしても言葉が易しくてかつ深いエッセンスを突いているのは見事。

  • このシリーズの本は、どうも読後の印象がうすい。たぶん、「哲学のエッセンス」ということばを気にしすぎるのだろう。こんなに薄い本でそれぞれの哲学者を理解したつもりになろうとするから。けれども、「哲学のはしがき」と言い換えて見るなら、読書の意義はある。アウグスティヌス哲学のエッセンスを<私>の<内>に見出すための、『告白』まえがき。

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