- Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
- / ISBN・EAN: 9784140361276
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
”あなたは、そのひとがこの世に生きていたあかし。
あふれるおもいでで、大切なひとをてらしつづけてあげて” -
大切な人を亡くしてしまったネズミ、ピナのお話。
星になったその人に会いに、ピナは2人の思い出の場所を巡って一生懸命探しますが、もうその人はどこにもいないことに気づきます。
読んでいて、胸が苦しくなってしまいました。
大切な人を亡くす気持ち…
この世で最も辛いものだと思います。
その悲しみ、寂しさをどうやって乗り越えればいいのか、大人の私でもわかりません。
ピナは最後には、どんなに探してもその人がもうどこにもいないこと、だけどかけがえのない思い出を残していってくれたことをお星様から教わります。
「あなたは、そのひとが
この世に生きていたあかし。
あふれるおもいでで、
大切なひとをてらしつづけてあげて」
今そばにいる人を大切にしたい、生きている時間に思い出をたくさん作っていきたいとあらためて感じさせられる本です。 -
@ボローニャ国際絵本原画展2018 霧島アートの森
おみやげとして、本棚にディスプレイされていた。
他の絵本も並ぶ中で、一際目立つ綺麗な色使いと可愛らしいイラストに一目惚れ!
中まで丁寧に描き込まれ、草の一本いっぽん、水滴のひと粒ひと粒がとても瑞々しい...。
ストーリーは、切なくも温かい。
主人公が涙するシーンでは、ぶわっと絵本の世界に引き込まれる重力を確かに感じた。
刀根さんの他の作品も
気になっちゃうなー...!と思いつつ
手持ちの関係でこの作品を手に取った。
ぜひ手元にほしいと
思った一冊です。 -
あなたには大切なひとがいますか?
色鮮やかな色彩で、だれもが目を引く絵本だと思います。
自分の大切なひとがどれだけ大事な存在だったかということをかわいい動物に例えて物語にしています。
感動と切なさ、悲しさの正反対の感情があらわれます。
子どもから大人まで感心して読める絵本ですので、ぜひ読んでみてください。 -
大切な人を失ったピナ。「お星さまになったんだって」と聞いて、そのお星さまに会いに行こうとします。いちばん星たちが、ピナに教えてくれた、大切な人が残したもの。切ないけれど、受け入れて、涙を流して、忘れないで、生きていく。泣けました。読み聞かせをしたら、途中で泣き出しそうです。
-
ボランティアの方の読み聞かせ
*********
★2022.10(3年) -
【紙の本】金城学院大学図書館の検索はこちら↓
https://opc.kinjo-u.ac.jp/