- Amazon.co.jp ・本 (389ページ)
- / ISBN・EAN: 9784140803745
感想・レビュー・書評
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人は他人との間で心理ゲームを展開する。相手を操ろうとするものは、ブラックメールを送る。ブラックメールには、FOG(恐怖、義務感、罪悪感)が織り込まれている。ブラックメールによる支配を避けるためには、容易に屈服せずに客観的に状況をみることが必要。相手のいうことにそういうこともあるでしょうとうけて、相手の意見であって事実ではないことを確認すること。相手と自分はものの見方が違うことを自覚することだ。
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強迫的なコミュニケーション手段をとる人についての本
幸い周りにこんなひどい人たちはいないなぁ -
母に対抗する手段を得るために読んだ本。
ブログの読者さんにお勧めいただいた。
事例が多すぎて読みにくく、
翻訳ものなので日本の文化にそのまま当てはめて考えることは出来ない部分もあったが、
心理的な脅迫の存在をまだ認識していない人に勧めて、
幾つかの事例からその存在を知らせるというのには良さそうな内容だった。
実例を中心に、脅迫する側・される側双方の仕組み、対処方を丁寧に解説してくれている。
「となりの脅迫者」に改題した本が出ているが、図書館によってはこちらのみ置いてある。 -
督促OLからのリファレンス。ブラックメール(脅迫状)の作りを学び、それがどうして人の心を縛るのか学習できる。
これまであなたが享受していたものを奪いますよ、という基本的な作りだが、そんな権利は相手に無い。問題は、これまであなたが享受していたというものが、実体のない甘えや幻想だった場合だ。
ブラックメールの送り主は、あなたが送り主に依存している部分を敏感に知っている。 -
ブラックメールって何?
タイトルを聞いた時にまずそう思った。
印象で言えば、悪意のあるメッセージ。不幸の手紙のような。
和訳すると、心理的恐喝のことだそうな。(正確にはエモーショナルブラックメール)
要は「私はあなたのことを思ってこんなにしてるのに、なんであなたは分からないの? あなたみたいな恩知らず見たことない」と言われる事だ。
発信者の言うとおりだとも思えないけれど、違うと言い切るには心にためらいがおきる発言。やんわりとした脅迫。
この本はこれらをブラックメールと呼び、発信者が何故それを用いることとなったのかを分析する。
また、受信者である己が受けとることにより、ブラックメールが成り立つことを明らかにする。(効果が無ければ発信者はブラックメールを出さないのだ)
読んで感じたのは、私自身はブラックメールを受信するより発信する心当たりが多い、という事だった。
相手の弱点を見つけて、ありとあらゆる手を使って有利に持ち込もうとする。
しかし、ブラックメールの裏側にあるのは、自分の本当の欲望をごまかすために、他人を責める心理だと感じた。
例えば「あなたの行為に傷ついているのは事実だが、『あなたが悪いから私は悪くない』、とそれ以上のことを考えず、相手が悪いとブラックメールを送り、相手を操作することで満足する」ようなこと。しかしながら、それをしても本心では満足はしていない。
自分がブラックメールを受けた時のことを思い出しても、発信者は思いのままにしてもいつまでも不満を持ち、ストレスが貯まっているようだった。
以前に読んだ「インナーチャイルド」で「自分が被害者だから相手の責任としてしまうのでは?(向き合わないのでは)」という懸念の切り分けの指針がのっていて分かりやすかった。
つか無自覚なブラックメール怖い。 -
相手に対抗するためのフレーズを練習するところとか、ポジティブ具合がすごい。カウンセリングってこういう感じなのかな
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知ってて損は多分しませんが、読みにくいかもしれません。
まとめなおしたかったですが、さすがにちょっとメンドイ。
必要なのは「私は出来る」「時間をください。今すぐ回答できません」。自信をつけることと、それなりに逃げること。