- Amazon.co.jp ・本 (338ページ)
- / ISBN・EAN: 9784140804162
作品紹介・あらすじ
そもそも「デリバティブ」とはどういうもので、なぜ生まれたのか。「ポートフォリオ理論」や「リスク管理モデル」などを駆使する金融工学の世界はいかに発展していったのか。金融工学を作り上げてきたノーベル賞経済学者たちの波乱万丈の人間ドラマを紹介しながら、現代金融界の革命の全貌をわかりやすく解き明かす。
感想・レビュー・書評
-
金融業界の歴史・金融工学の発展についてマクロ的に知ることができる
難しい数式は出てこないので、文系向き詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2022/05/15 読了
-
そもそも「デリバティブ」とはどういうもので、なぜ生まれたのか。「ポートフォリオ理論」や「リスク管理モデル」などを駆使する金融工学の世界はいかに発展していったのか。金融工学を作り上げてきたノーベル賞経済学者たちの波乱万丈の人間ドラマを紹介しながら、現代金融界の革命の全貌をわかりやすく解き明かす。(NHK出版)
江戸時代の先物取引の歴史や現代の経済理論等、色々勉強になりました。 -
続編もバンクーバーにあったので、
そのまま通して読みました。
著名なロングタームキャピタルマネジメントが
なぜ破綻をしたのか?
ブラック・ショールズ・モデルが出来上がる前からの話も
時系列で書かれており、非常にわかりやすく面白いです。
金融、投資の世界には、絶対などということは
全くありえない!!
それを改めて教訓として理解できました。
良い本ですね。これは。 -
経緯を知るには十分
-
LTCMの「ドリームチーム」、マートン博士・ショールズ博士へのインタビューも含むたいへん面白い一冊です。
もう10年以上も前の本ですが、当事者たちの証言としてなかなかに貴重で興味深く読めました。
ネットバブル崩壊からサブプライム~金融危機~国家債務危機まで、今日的問題を合わせて考えるに、リスク管理の手法は進歩しつつも、人間の業にはあまり変化が無い、ということも感じました。
まったく古さを感じさせませんので、ぜひご一読を。
インタビュー中心ですのでさらっと読めます。 -
−−−バブルのなかで偉そうなこといってた金融マンなんて寄生虫以外の何ものでもない。生産現場のエンジニアの方とか、工員さんたちが流した汗の上に乗ってる寄生虫です。そうした連中が大きな顔をして何をしたか。それを考えると実に情けない思いでいっぱいです。
あのバブルのときに、われわれ金融とか証券の連中はたまった金をいかにハンドリングするべきか、その方法を知らなかった。その結果、生産現場が汗水たらして作り上げてくれた資産をどぶに捨てちゃった。−−−金融工学なんて言葉がでてくると後退りしてしまいそうになるが、本書はそもそも全くの素人の方が素人のためにリポートしてくれているので、身構えなくても大丈夫。とてもタメになるのにおもしろい。こんな本ばかりだったらみんな苦労しないですむのに。 -
テレビで番組を見て、その後購入した著作です。この番組そしてこの著作が無ければ今の私はおそらく居りません。その当時はまさか私が…と思ってはいましたが、本当に人生とは摩訶不思議なものです(全三巻共通コメントです)。
-
「大西洋の潮の流れ」の研究者が金融商品を作る時代。世界の金融工学は別世界にあった。全3巻の2巻目
-
NHKスペシャル「マネー革命」テレビ放映の内容を含んだ第2巻。