- Amazon.co.jp ・本 (541ページ)
- / ISBN・EAN: 9784140810859
作品紹介・あらすじ
際限なき物質的成長、自然環境の荒廃、大規模な飢饉、世界的な不況-この混沌の世界で、私たちは真に豊かで幸福な時代を迎えることができるのだろうか。行き詰まりを見せるアメリカ社会と、ヨーロピアン・ドリームを体現するEU社会を比較対照しながら、新たな理想社会を築くための思想と施策を説く最新文明論。
感想・レビュー・書評
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■一橋大学所在情報(HERMES-catalogへのリンク)
【書籍】
https://opac.lib.hit-u.ac.jp/opac/opac_link/bibid/1000084745
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本文引用 "ヨーロッパ「合衆国」が最終的にどの程度成功するかを正確に予測するには時期尚早だが、これだけは確かだと思う。時間と空間の概念が急速に意味を失い、アイデンティティが重層的でグローバルな規模になりつつある時代を迎え、四半世紀先には自力のみで生きのびられる国はひとつとしてないはずだ。ヨーロッパ諸国は世界に先駆けて、グローバルな相互依存の時代の到来を理解し、それに対処している。ほかの国々もこれに続くことだろう。" (P464)
メモあり。 -
これ2006年なんだけど、これに相応する最近の本が読みたい。amazonで探すべ
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現代社会においてフロンティア精神の下に国を築き上げてきたが陰りの見えるアメリカと、それとは異なるアイデンティティ、価値観、協働等によって成長していくEU社会との対比。
短いとは言えませんが、空間への思想、市民社会、経済、文化・・・もっともっと、様々な論点から対比がなされており、各要素の繋がりの見えてくる1冊かと思います。 -
分類=政治(ヨーロッパ)。06年1月。