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- Amazon.co.jp ・本 (509ページ)
- / ISBN・EAN: 9784140812402
感想・レビュー・書評
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当局にいつ殺されてもおかしくないと言われながらロシアがチェチェンに何をしてきたかを国民に伝えて来た真のジャーナリスト。アンナが命を懸けて教えてくれたものを私たちは引き継いでいく責務がある
ブログに感想文あり。
http://zazamusi.blog103.fc2.com/blog-entry-407.html詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
はっきりいって・・・読むと気分が凹みます。
悲しくなります。
題名の通りロシアのジャーナリストさんの日記を死後出版したものです。
彼女から見た現状のロシアが文章からにじみ出ています。
[2008/8/2]図書館で借りた -
ロシア社会の無力感を体感するアンナ・ポリトコフスカヤの手記。ロシアの社会、政治、経済、文化等を人々の実態から読者に痛烈に伝える。これが最初から手記として、必ずしも誰かに見せる為ではなく書かれていたことを考えると、恣意性がなく、むしろありのままのロシアの現状に驚く。しかし、彼女がロシア社会を捉える言葉には非常に納得出来る説得力があり、且つ彼女自身、ロシアを見捨てることが出来ない一人の人間としての希望と絶望が入り乱れている。彼女の死が本当に悔やまれる。逸郎さんの研究方法もアンナと非常に似ているように思う。