国のない男

  • 996人登録
  • 3.75評価
    • (103)
    • (129)
    • (169)
    • (14)
    • (4)
  • 130レビュー
制作 : Kurt Vonnegut  金原 瑞人 
  • NHK出版 (2007年7月25日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784140812518

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
ヘミングウェイ
村上 春樹
村上 春樹
カズオ イシグロ
角田 光代
ダニエル・タメッ...
フランツ・カフカ
村上 春樹
奥田 英朗
三島 由紀夫
有効な右矢印 無効な右矢印

国のない男の感想・レビュー・書評

  • 2016/5/12
    わからん。

  • 爆笑問題の太田さんがこの作品を好きな理由がよくわかる。
    ユーモアと辛辣な皮肉。

  • ヴォネガットの小説は全部読んでいるのに、エッセイは読まずにきた。この遺作にあたるエッセイの存在も発売当初から知ってはいた。小説さえ読んでいればヴォネガットの魂を十二分に汲み取れるはず、と何故か頑固に思っていた。しかしだ。ある日書店でこの表紙に、この眼差しに射抜かれてしまったのだから観念するしかない。果たして読んでみれば小説で言い尽されている内容と紛れもなく同様であった。なのに(だからこそ)何度も目頭が熱くなっては堪えきれなくなった。隅から隅までヴォネガットだった。最後の最後まで。ありがとうを、愛をこめて。

  • カート・ヴォネガットの国のない男を読みました。

    カート・ヴォネガットのアメリカ批判、文明批判のエッセイでした。
    人間はこのすばらしい地球をぼろぼろにしてしまった、というような指摘が満載です。
    ちょっと暗くなってしまいますが、ユーモアもたっぷりあって楽しく読みました。

  • 和訳が良くないのか、読みづらかったんだよなあ。

  • ノーモア、化石燃料中毒!
    ユーモア、世界を笑顔に!

  • スラスラ読めておもしろい。これを読んで僕は、考えることをやめた人間なんだ、とつくづく思った。

  • 進化なんてくそくらえ。

    そう叫んでくれる人が何よりも必要な世界に、我々は生きているのだと思います。

  • Tumblrで目にした引用が心に残っていたので購入。結局好きな箇所はみんな引用投稿で目にした文章ばかりだった。
    とはいえ、面白くて(82歳とは思えない軽妙な文章。翻訳の金原瑞人氏のおかげ?それからブラックユーモアを交えた自国批判なども)、温かな本だった。ヴォネガットの愛情を感じる。
    ヴォネガットの本はまだ「スローターハウス5」と「ローズウォーターさん、あなたに神のお恵みを」の2冊しか読んでいないけど、これからももっと読んでいこう。

    (心狭いこと言うけど、帯の推薦文に有名人を連れてくるのはあまり好きではない。特に、嫌いな人が推薦文だったので、折角の素敵な装丁なのに!と思ってしまった。心狭いけど。)

  • ユーモアたっぷりのおじいちゃんが書いた愛のある文章だと思った。そして、現代に生きる人たちへの謝罪でもある。産業革命、戦争と続き人類はここ100年あまりで地球を痛めつけてきた。そのツケを払わされる若者へのメッセージ。ちゃんと受け取りましたよ。最後の帯でもう彼はこの世に居ない事が分かったのですが、こんな面白い歳の取り方をしたいものだなぁと思わされました。彼の著作を読んでみようかしら。

  • ''ユーモアは、人生がいかにひどいものになりうるかということをわすれさせ、人を守ってくれる''


    ヴォネさんの短編読んでニヤニヤして現実からエスケープ!

  • カートボネガットのエッセイ。人間の愚かさを指摘しつつ、それでもユーモアと優しさへの願いが感じられる。特に12章によく現れている。自分は芸術活動についてのくだりが気に入っている。芸術を広く捉えて読むと35ページと12章がいい感じになります。触りだけメモ。

    (35ページ)どんなに下手でもかまわない。ただ、できる限りよいものをと心がけること。信じられないほどの見返りが期待できる。

    (143ページ)しかしどんな芸術においても、いちばん大切なのは、芸術家が自分の限界といかに戦ったかということなんだ

  • はじめて読んだヴォネガットの本。この本を読んでから、SFへの見方が変わった。皮肉とユーモアの中にある優しさに、ウルッと来る。和訳の問題か、読みづらいのが難点。

  • この本が出た時にも読んだ気がするが、
    また買ってしまった。
    実家に同じ本がありそう。
    「すべての物事が
    つじつまが合うものであってほしいと思う。
    そうすれば、われわれはみんな
    ハッピーになれるし、
    緊張しなくてすむ。
    だからわたしは嘘をいくつもついてきた。
    そうすれば、すべてが丸く収まるし、
    この悲しい世界を
    楽園にすることができるからだ。」

  • 図書館。

    思わず書き留めたくなることばがいくつも。

    皆川博子「総統の子ら」を読んだ後にこの本を
    読んだのもよかった。訳者の金原さんもエッセイを
    読んだことがある。

  •  カート・ヴォネガットが07年に記した遺作となるエッセー。

     軽口のような文章で現代社会を痛快に皮肉っていく。ドレスデン爆撃を体験した時に同僚が言ったジョークや小説のパターンなどについても書かれていて、ヴォネガットの今までの人生についても多くふれられている。
     ヴォネガットの小説は社会や人生を無価値かのように語りニヒリズムのようにも思えるが、このエッセーを読むと彼が現代社会を嫌いつつも理想の社会を決してあきらめず、周囲にもそう訴えようとしているように感じる。今の地球はひどい状態で「古きよき時代」など一度もないと語り、80歳を超えた今、孫の世代に心から謝りたいと言うヴォネガットは誰より誠実だと思う。

     ヴォネガットを考える上でで必読のエッセー。

  • ヴォネガットの遺作エッセイ。とはいうものの、私にとっては初ヴォネガット。彼こそは真の意味でのリベラリストだろう。本人の弁では人間主義者ということなのだが。しかも、82歳にしてまったく衰えることのない批判精神。しかも、それをユーモアを持って語ることのできる数少ない作家のひとりだ。例えば―「うちの大統領(ブッシュ)はクリスチャンだって? アドルフ・ヒトラーもそうだった」。アメリカを愛するが故に、今のアメリカのあり方が肯定できないのだ。そして、ブッシュに始まる新自由主義の行方は現在の日本にあまりにもそっくりだ。

  • ヴォネガットのようにまともな人が、アメリカを軌道修正してくれたらと思う。何に対しても懐疑的で、客観的で、ユーモアがあって、愚かな人間に対して愛が溢れている。
    亡くなったことが惜しまれます。

  •  とんでもねえジジイだ。
     どうとんでもねえかを説明するには、本文引いたほうが早い。

    --
     アメリカが人間的で理性的になる可能性はまったくない。なぜなら、権力がわれわれを堕落させているからだ。
    --
     じつは、誰も認めようとしないが、われわれは全員、化石燃料中毒者なのだ。
    --
     外国人がわれわれを愛してくれるのはジャズのおかげだ。外国人がわれわれを憎むのは、われわれがいわゆる自由と正義を押しつけようとしているからではない。われわれが憎まれているのは、われわれの傲慢さゆえなのだ。
    --
     作者、去年の4月に亡くなったそうである。
     いいときにおっ死んだ。

     アメリカにもこういうジジイがいて、そしてこういう本が売れている。それだけでも日本人としては安心した。御託並べるよりも読んだが早いや。短いし。

  • 一番笑えないジョーク。否定を待つ金言。真実のための虚偽。
    これぞヴォネガット。最後のヴォネガット

  • 若い頃、ヴォネガットが好きだったと話したら、嬉しいことにこのエッセイを頂いた。ありがとう。
    久しぶりに読んだヴォネガットは、唯一無二のヴォネガットだった。この夏は色々と読み返そう、と思った。

  • 父のおすすめ、その1。
    村上春樹のエッセイによく登場してる作家さん。
    先日会った時に話したら、父も装丁の気に入った本を買う、とのこと。
    すごいところで父娘の共通点を発見して、ちょっとびっくり。

    それぞれのエッセイの初めに書かれた自筆の言葉が
    チクッと心に刺さる。

  • 著者晩年のエッセイ集。気どらず、自然体で優しく、でも毒があり、そして「ユーモア」がなにより強い武器になることを教えてくれる。2時間くらいですぐ読める。落ち込んだときにチカラをくれそうだ。

全130件中 1 - 25件を表示

国のない男に関連する談話室の質問

国のない男を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

国のない男を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

ツイートする