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フリー 〈無料〉からお金を生みだす新戦略

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制作 : 小林弘人  小林弘人  高橋則明 
  • NHK出版 (2009年11月21日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784140814048

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フリー 〈無料〉からお金を生みだす新戦略の感想・レビュー・書評

  • 物質の時代からデータの時代へ変わっていく現在の世界での価値観とその対価に対する新たな考え方が示されている。
    自分には新鮮で面白かった。

  • 「潤沢な情報は無料になりたがる。希少な情報は高価になりたがる」「フリーの周辺でお金を稼ぐことが、ビジネスの未来になる」 ①直接的内部相互補助(無料と有料の抱き合わせ)②三社間市場(スポンサー)③フリーミアム(無料版+有料版)④非貨幣市場

  • 無料の商品(サービス)を提供し、それを起点にして、ほかのもので稼ぐ
    無料は潤沢なものが望ましい。コスト0に近いやつ。
    ビット経済によりコスト0で無限湧きするものが増えた
    従来のアトム経済はコスト0無限湧きしない。

    パターンは4つ。
    ほかの商品を売る
    スポンサー狙い
    フリーミアム
    非貨幣市場の評価(コミュニティ協力、承認欲求、注意経済など)

    フリーミアムのパターンは4つ。
    時間制限:30日無料など
    機能制限:アップグレード
    人数制限:ライセンス
    顧客タイプ制限:企業規模、法人個人などの違い。Unityとか

  • グーグル、ユーチューブ、種々のフリーペーパー等の収入獲得方法を知っていれば、本書の記述内容はそれほど新奇ではない(アマゾンの分析もないし)。スポンサーがどこかに居るか、ある種のダンピングの一方法か。それより、①製造業・農業等何かから何かの物産を生み出すケースは射程外、②ある種のソフト開発が本当に個人だけの力によるのか。個人の力でない場合、それを適正に評価して利益の配分ができるか。利益や開発に対する寄与度が正しく確定できるのか。結局、労働時間×時給以上の方法はないのでは?等多くの疑問が湧く書であった。
    さらには、無料化は限界費用が限りなくゼロに近づくことでも実現できるというが、それは労働者が取得できる利益を剥奪して実現していないか。あるいは③介護・医療・対人サービス産業も限界費用がゼロであるはずはないが、記述の射程外。本書の所与の前提の幾つかが何の疑問もなく正しいと言えるかに疑義。2009年刊行。情報流通の限界費用の逓減化は首肯するにしても、多様な情報の流通媒体を握る者が、流通情報の選別をしないか。流通情報の埋没による無意味化の懸念も(ただし現代のネット環境に功もある点は否定しない)。

  • 無料にすれば商売がうまくいくという内容はどこまで本当なのかさっぱりわからないが、音楽の世界では一部の有名なアーティストしか成り立たないのではないだろうか?

  • 無料ビジネスの分類は役に立った

  • 今や当たり前に利用されるフリーサービスについて、歴史、経済、心理などあらゆる観点から分析、解説されている。

  • この本は、一時期ブームなっていた。
    そこで手に取って読んでみたが、意外と内容は面白い。
    かなり前に読んだので、内容が間違っているかもしれないが、FREEというなかでどうするかが書かれていたと思う。
    今でも、この本の考えを利用することが多い。
    特に、日本は規制が厳しくなっているので、それを否定する時の理論に使える。

  • IT革命と言っていたのは、はるか昔のことのようだ。パラダイムシフトがITに限らずすべての社会事象で起こっている。自分自身も含め人々が気づいていない。過去の成功体験(価値観)を捨てたくないのだ。

  • 「フリーによって得た評判や注目を、どのように金銭に変えるかを創造的に考えなければならない」まあ,そうですね. (p311)

  • フリーミアムの本。
    これ系の本は、示唆は多いですがちょっと長いんですよね

  • 今さらという感じのタイミングではあるが、一時期話題となった本書を読んでみた。出版から時間が経ったため、当時日本にないサービスで、注が付されていたものが、今は当然のものとしてあって、そのギャップが新鮮に感じられた。
    本書を大胆に要約すると、情報(ビット)はモノ(アトム)と異なり、生産・再生産・コピーの限界費用が限りなく低いので、万有引力の法則のように無料(フリー)になっていくが、だからといって誰の利益にもならないというものではなく、付加価値のある有料バージョンをそれを求める少数の者に売るフリーミアムなど工夫次第でマネーに変えることができるというところか。このほか、かつては希少だったもの(例えば記憶容量)が無料ではないもののタダ同然で潤沢に使えるようになることによる変化など、潤沢と希少という2つの状態でいかに人々の対応や行動が異なるかということの冷徹な指摘など、鋭い洞察が随所に見られ、今さらながらではあるが、読んでよかった。

  • 「万引きしようと思わないが、ファイル交換サイトから音楽を不正にダウンロードすることについては何もためらわない。」

    CDの海賊版やファイル交換ソフトによる音源の獲得は被害者がいない犯罪だと著者は言う。万引きと違い現物が減るわけではない。しかし、収入は減るだろう。形がないからこそそれを盗んでいるという意識が希薄だ。

    固定料金により、見えざる料金メーターを気にしなくなる。7GBも使わないのに、それにお金を払い続ける。安心するからだ。

    フリーの市場では勝者が多ければ多いほどよい、グーグルはそれによって新たな広告収入を得られる。

    お金を払わないために時間をかけるのは、最低賃金以下で働いている。

    どんなに安くても課金形式にすれば利用者は減る。金額が問題なのではなく、わざわざ払うのが面倒なのだ。

  • インターネット上ではFREEになりたがる。という言葉が印象的でした。

    これからのnet時代を生きていくにはお勧めの本です。

  • 4割タイムマジック、残りはふつうの速読で通読。

    いまさらで済みませんという感じ。
    とはいえ内容そのものは面白い。数学としてのゼロの発明の話やたびたび引用するSFの話は無駄だと思うが。
    evernoteについては俺自身ばっちしフリーミアムにやられてら。

    ところで、09年に既にドローンに投資している先見に感心。

    別件だが、ダンバー数やマズローの欲求段階、最近よう聞くなあ、不思議だな、と思うが全然不思議じゃない。
    俺の読む本と関心に偏りがあるから目に入るだけであって、スピリチュアルでもなんでもない。

  • 音楽の世界では不正コピーが蔓延しています。楽曲がPCにより複製可能であり、データ配信により無尽蔵に配信できる以上(合法違法を問わず)、いつかはタダ同然になる日が来るでしょう。

    そんな時、アーティストたちはどのようにして収入を上げるのか?「コンサートを開いたり、企業のプロモータにになって稼ぐ」そうです。 つまり、その人がその瞬間にしか表現できないものについてのみ収入とするわけです。

    また、不正コピーには、自分を不特定多数の人に知ってもらえるというメリットもあります。つまり、不正コピーは最高のマーケティング担当者にもなるわけです。
     
    本書も期間限定でしたが無料で配信されていました。ただし、著者から直接言本書に関する話を聞くためには、講演などに行って、「有料」で対応する必要があります。本書についての一番の語り手は著者であり、著者は唯一無二の存在であるから稀少価値が発生し、「お金を払ってでも直接話を聞きたい」となるわけです。「講演も配信にすればよい」との意見に対しては、「現地に行って同じ講演に来ている様々な人たちと生で意見交換ができるし、講演者に直接意見をぶつけることもできる」との主張により、その稀少性が一層増すように思います。

    知財も一種のサービス業です。「明細書の作成はシステマチックになり、人が介在すべき箇所はクレームのみになる」と誰か(プログラマー出身の弁理士さんだったと思います)おっしゃていました。そうなれば私の仕事は減りますが、それに伴い食い扶持も圧倒的に減少します。

    また、国外の代理人とコミュニケーションを取る際は国内の代理人を介して行っていますが、いずれそれもなくなるでしょう。企業側の人間が国外の知財法に関する知識を身に付け、英語等でのコミュニケーションを行えれば、国内代理人を通すメリットは薄まるからです。
     
    自分が他人に提供できる価値は何でしょうか。現状での解の一つは「知識」です。相手がわからないことを知識をフルに使って遂行する。無形資産を扱う身としては、これが全てと言ってもいいのではないでしょうか。

    もう一つのアイテムとして考えられるのが「人」です。情報の多様化によりニーズの多様化が劇的に進んでいます。そこで重要となるのが、各人にカスタマイズされたサービスです。画一的なものでなく、各人に適したサービスを提供することにより、自分の稀少価値が増し、「お金を払ってでもその人からサービスを受けたい」となるのではないでしょうか。

    大きな組織にいると「個別的なサービス」という意識が薄らぎがちです。しかし、「株式会社自分」くらいの意気込みで望むべきだと思いました。

  • ちきりん著『マーケット感覚を身につけよう』参考文献

  • 「ロングテール」を世に知らしめたワイアード誌編集長、クリス・アンダーソン氏の著書です。

    本書は、旧来のフリーの説明に始まり、現在のフリーについて順に解説する内容になっています。

    物やサービスをフリー(無料)で提供し、
    その売り上げ以外の方法で収益を稼ぐビジネスモデルがこれほどの力を持つとは・・・
    インターネットは本当に革命ですね。

    ハイスピードな現在進行形の内容を解説しているので、めまぐるしく感じるほどテンポが速く感じます。
    また、どんどん新しい価値が生み出されていくので、一定の法則性もなく、その寿命も短いために余計に全体像を掴みにくい感じがします。

    ただ、直感的に感じるのは、インターネットの発展とデジタル化の流れの中で、旧来の商業ベースの価値感が大きく根底から変化していることです。

    諸行無常ですね。

  • 劇的に世の中を変えてきたWEBの世界を「タダ」というキーワードで切り取った本。著者はWIREDの有名な編集長だけあって、読み応えあります。
    クリス・アンダーソンの一連のシリーズは、日本語訳が出るたびに、同じテーマの和書がフォロワーのように発行されるので影響力の強さは感じていたのですが、著者の本を読むのはこれが初めて。
    現在進行形で発展しているフリーの世界を描くにあたり、歴史と背景の解説がとても丁寧で面白いこともすごいのですが、相当な批判が来ることも覚悟の上で発行されることに、アメリカ出版産業の底力を感じます。

  • 《教員オススメ本》
    通常の配架場所:開架図書(3階)
    請求記号:675//A46
    【選書理由・おすすめコメント】
    裾厚(Fat Tail)の時代のマーケティング戦略をセンセーショナルなタッチと実例でまとめ、富を生み出す背景変化を解説した一冊です。発売と同時(米国2009年)に、ビジネス界ではMust Readとして意識され、一般図書としてもBest Sellerとなりました。(経済学科 清水昭男先生)

  • 今までなんとなくしかわからなかったり、あるいはまったくわからなかったりしたフリーの仕組みについて、なんとなくわかるようになった気がします。

  • 人気だったので手に取って見た。Hot pepperとか、1か月間無料の戦略に背景にどんなことがあるのかがまとめられている1冊。

    【無料の価値を考える】
    ・価値が低く見積もられ、大切にされない。
    ・有料→無料の選択が、質の低下、と見られることがある。
    ・無料が進むと、ちょっとした贅沢を求める人、有料の希少性が出てくる。

    キーワード:無料がもたらす、有料の意味を考える

  • フリーから何が生まれうるか。デジタル世界における新しいフリーとは何か?

  • アイデアや情報という形にならない商品は、デジタル革命によって限界費用がほとんどゼロになるため、価格はおのずとフリーに近づいていくとのこと。

    しかし、である。コンテンツを作る上ではバカにならない費用がかかっている。
    市場をリードする大企業ならば、対象とする顧客も巨大なため、コンテンツにかかる費用をそれほど気にしなくてもよいかもしれない(グーグルにいたっては他者の作った情報を自社の強みとして取り込む仕組みができている)が、中小企業の多くはニッチな市場の中で生きており、費用全体に占めるコンテンツ制作費の割合が高いため、複製と配信における費用が大幅に減るからといってフリーを販売戦略の核にするには一筋縄ではいかない。
    コンテンツ費用をある程度カバーできるだけの柱となる販売手段を持った上で、その埋め合わせ、あるいは利益の上乗せの方法としてフリー戦略を採るというのが圧倒的多数ではないだろうか。

    ただ、フリーは大企業だけに恩恵をもたらすものではない。
    フリー戦略に関するさまざまな概念や原理、そして多くの具体的事例を知る。
    その上で、自社にとって「何が潤沢で、何が稀少か(何を稀少にできるか)」を理解し、その稀少さをお金に換える適切な戦略に落とし込めれば、フリーを生かすことは十分に可能であろう。
    「どこで顧客を引きつけ、どう回収するか」。それを考える上で、本書は一読の価値ありと言える。

    少し残念だったのは、ツイッターやYouTubeが今なお見出せていない有効な収益モデルに関して、「~すべき」と言い切らないまでも、どのような方法が考えられるかくらいは提示してもらいたかった。

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フリー 〈無料〉からお金を生みだす新戦略の作品紹介

なぜ、一番人気のあるコンテンツを有料にしてはいけないのか?なぜ、ビット経済では95パーセントをタダにしてもビジネスが可能なのか?あなたがどの業界にいようとも、"無料"との競争が待っている。それは可能性の問題ではなく、時間の問題だ。そのときあなたは、創造的にも破壊的にもなり得るこのフリーという過激な価格を味方につけることができるだろうか。

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