フリー 〈無料〉からお金を生みだす新戦略

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制作 : 小林弘人  小林弘人  高橋則明 
  • NHK出版 (2009年11月21日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784140814048

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フリー 〈無料〉からお金を生みだす新戦略の感想・レビュー・書評

  • ○第1章 フリーの誕生
    ・ジェロ・・・ゼラチンの利用法を広めるためにレシピを無料配布

    ・ジレット・・・無料で安全カミソリを配り、使い捨てカミソリの需要を喚起



    <無料とは何か>
    ○第2章 「フリー」入門
    ・「free」は「自由」と「無料」のふたつの意味を持つ

    ・フリーは四種類に大別できる
     ①直接的内部相互補助・・・無料または特価で客を引き寄せ、別の商品で回収
     ②三者間市場・・・提供される時は無料で、提供する側の代金は第三者が支払い、提供されたものが間接的に負担する
     ③フリーミアム・・・ほとんどの無料製品のユーザーと一部の有料製品のユーザーで構成され、後者で稼ぐ
     ④非貨幣市場・・・金銭的な対価なしで提供(贈与経済、無償の労働、不正コピー)

    ・有料、無料でなく第三の価格・・・提供する側が支払う(ように見えるが別の形で回収)
     トム・ソーヤーの機転(ペンキ塗りを名誉ある仕事とプレゼンしてお金を払わせてやらせる)


    ○第3章 フリーの歴史
    ・フリーランチの酒場・・・客が酒を二杯以上飲むだろうという目算でランチをタダに

    ・20世紀から既存ビジネスが収益源としている商品をタダにして別のモノを売りつけるサービスが出始める。

    ・「潤沢な時代」の到来・・・生きるために必要なモノが当たり前にある時代に。
     経済学は「稀少なモノの選択」の科学・・・潤沢にある時は選択の必要がないため。
     今日稀少なモノとは、知識やアイデアである。(2000年時点でフォーチュン誌トップ企業500社のうち上位100社で68社がアイデアを加工して売る会社となっている)


    ○第4章 フリーの心理学
    ・「無料」に対する人の感情は相対的なもの。(これまでお金を払っていたものが無料になると質が落ちたと考えやすいが、もともと無料だったものについては考えない。)

    ・ペニー・ギャップ・・・いくらやすくとも、「有料」と「無料」の間には心理的に大きな壁がある。(「有料」であれば「選択」が発生する)⇒心理的取引コスト(考えることに費やされるコスト)が発生。

    ・コスト・ゼロがもたらすコスト・・・「無料」であると経済学的に不合理な選択を取り得る。また、「金銭領域」ではコスト・ゼロでも「社会領域」ではコストが発生するケースもある。(ザッポスの返品無料サービス:返品の送料や従業員の手間の分「ムダ」が発生する・・・忌避する)

    ・タダのものは大切にしない・・・グーグルの無料スナック菓子、慈善活動によるバスの乗車パス

    ・時間とお金の方程式・・・子供はお金より時間を持っているが、大人は時間よりお金を持っている⇒大人は時間を節約するためにお金を使う。⇒フリーミアムモデルで利用される(アイテム課金、オープンソース・ソフトウェア)

    ・海賊の脳・・・不正コピーをする人の動機は有料であるものにそれだけの感じていないこと。⇒人々は価値を認めないと支払わない。



    <デジタル世界のフリー>
    ○第5章 安すぎて気にならない
    ・「安すぎて気にならない」は世界を変える・・・その要素を度外視した世界に変わる(電気がそうなれば、すべて電気で賄われる世界になる。)

    ・安くなることを予測する
    ※フェアチャイルド社の例:製造コスト100ドルのトランジスタを1ドル5セントで販売⇒生産工場を建設してもいない段階で未来の価格で販売
    ※ベタープレイス社の例:ガソリンの値上がりより電気の値上がりが遅ければ成り立つモデルで、車をタダであげて走行距離に課金

    ・ムーアの法則が成立する理由・・・エビングハウスの学習曲線、BCGの経験曲線(個人だけでなく組織の学習も含む)、ミードの法則(学習曲線に発明・イノベーションを含む)... 続きを読む

  • さっき読み終わりました。
    乱文失礼致します。

    すごい、興味深いこと書いてありました。テクノロジーは、限界費用をゼロに限りなく
    近づける力を持っていることは、前から知っていましたが……
    改めて、ロングテールの提唱者から言われると、うーん(シミジミ)

    ビジネスと絡めた話は、日記で改めて書こうかとは思いますが、
    広告業界の方は必読では…そうじゃない方も、是非


    まだ、ビットの世界も成熟しきっていないですね。中身を見る限り。
    有名なコンテンツを作っているアメリカの企業も、マネタイズ出来ていない企業も
    多数
    有名な、フェイスブックや、ツイッターのコンテンツも、広告収入に苦しんでいる事実も。
    ユーチューブだって、知名度の割には、儲かっていない
    テクノロジーが進みすぎて、価格が下がりきってしまった今、ネットのコンテンツだけで、収入を見込むことは非常に難しいだろう。(成功している企業もいくつかあるが・・・)

    実際に、無料ネットコンテンツから、どのように収益化しているかの事例も丁寧に 紹介されている。

    フリーの歴史や、発展の仕方まで、広告・マーケティングの観点から細かく書かれて いる売れるわけだ !!

    久々に読み応えがある本に出会いました!

  • 音楽の世界では不正コピーが蔓延しています。楽曲がPCにより複製可能であり、データ配信により無尽蔵に配信できる以上(合法違法を問わず)、いつかはタダ同然になる日が来るでしょう。

    そんな時、アーティストたちはどのようにして収入を上げるのか?「コンサートを開いたり、企業のプロモータにになって稼ぐ」そうです。 つまり、その人がその瞬間にしか表現できないものについてのみ収入とするわけです。

    また、不正コピーには、自分を不特定多数の人に知ってもらえるというメリットもあります。つまり、不正コピーは最高のマーケティング担当者にもなるわけです。
     
    本書も期間限定でしたが無料で配信されていました。ただし、著者から直接言本書に関する話を聞くためには、講演などに行って、「有料」で対応する必要があります。本書についての一番の語り手は著者であり、著者は唯一無二の存在であるから稀少価値が発生し、「お金を払ってでも直接話を聞きたい」となるわけです。「講演も配信にすればよい」との意見に対しては、「現地に行って同じ講演に来ている様々な人たちと生で意見交換ができるし、講演者に直接意見をぶつけることもできる」との主張により、その稀少性が一層増すように思います。

    知財も一種のサービス業です。「明細書の作成はシステマチックになり、人が介在すべき箇所はクレームのみになる」と誰か(プログラマー出身の弁理士さんだったと思います)おっしゃていました。そうなれば私の仕事は減りますが、それに伴い食い扶持も圧倒的に減少します。

    また、国外の代理人とコミュニケーションを取る際は国内の代理人を介して行っていますが、いずれそれもなくなるでしょう。企業側の人間が国外の知財法に関する知識を身に付け、英語等でのコミュニケーションを行えれば、国内代理人を通すメリットは薄まるからです。
     
    自分が他人に提供できる価値は何でしょうか。現状での解の一つは「知識」です。相手がわからないことを知識をフルに使って遂行する。無形資産を扱う身としては、これが全てと言ってもいいのではないでしょうか。

    もう一つのアイテムとして考えられるのが「人」です。情報の多様化によりニーズの多様化が劇的に進んでいます。そこで重要となるのが、各人にカスタマイズされたサービスです。画一的なものでなく、各人に適したサービスを提供することにより、自分の稀少価値が増し、「お金を払ってでもその人からサービスを受けたい」となるのではないでしょうか。

    大きな組織にいると「個別的なサービス」という意識が薄らぎがちです。しかし、「株式会社自分」くらいの意気込みで望むべきだと思いました。

  • 劇的に世の中を変えてきたWEBの世界を「タダ」というキーワードで切り取った本。著者はWIREDの有名な編集長だけあって、読み応えあります。
    クリス・アンダーソンの一連のシリーズは、日本語訳が出るたびに、同じテーマの和書がフォロワーのように発行されるので影響力の強さは感じていたのですが、著者の本を読むのはこれが初めて。
    現在進行形で発展しているフリーの世界を描くにあたり、歴史と背景の解説がとても丁寧で面白いこともすごいのですが、相当な批判が来ることも覚悟の上で発行されることに、アメリカ出版産業の底力を感じます。

  • ーFREEー

    ネットにはフリーで提供されるものが溢れている。
    しかし、それらの全てがお金を生み出さないわけではない。
    フリーはその周りにお金を生み出すシステム・あるいは生態系を作りだすことができる。
    何故あれは無料なんだろう?といった疑問や、発見を促してくれる本だった。
    自分は『MAKERS』の著者で『WIRED』編集長でもあるクリスアンダーソンの著書ということで読んだが、これから起業を目指す人にも一読の価値があるだろう。

  • ある日、旦那に「ポートフォリオサイトはtumblrでいいんじゃない?無料だし、クオリティの高いテンプレートもたくさんあるし。」と持ちかけたことがあった。すかさずあった返答は「無料?なんで無料なの?」。その後も「どこがやっているのか」「どこで収益をあげているのか」といった純粋な疑問をいくつかぶつけられたが、自分はそんなこと考えるまでもなく使おうとしていた。


    ■ フリーが当たり前すぎる20代

    プロローグにもあるように、フリー(無料)については、年代が上にいくにつれて懐疑的になり、若い人ほど疑うこともなくホイホイ使うものだと思う。しかし、続けて「無料の周りに世界規模の経済がつくれるというアイデアは、彼ら(20代のグーグル世代)にとっては自明すぎる事実であって、わざわざ書くまでもないことなのだ。」とあるが、これはそうでもないと思う。少なくとも自分はそうだった。無料であることが当たり前すぎて、無意識に使うあまり、そこでどんな経済効果が生まれているのかについては意外と超・鈍感だったりする。LINEやFacebook、あるいはtwitter、google、youtube...これらを使っている20代で、自分が「経済効果をもたらしている」なんて思いながら使っている人なんて稀なんじゃないだろうか。

    そういう点でも、フリーがどんな力を持っているのか、そこでどれだけのお金が動いているのかを知る、とても面白い本だった。


    ■ 他人の手によってフリー(無料で自由)になっていく世の中で

    youtubeで人気のアーティストのMVを、公式チャンネルから綺麗な画質で楽しめることも当たり前になってきた。情報がすぐさま、他人の手によってフリー(無料で自由)になっていく世の中で、クリエイター自らが作品をフリーにする。ちょっと前までは考えられなかったことだけど、気持ちのよい太刀打ちの仕方だなと思う。

    本書の中でも、成功したフリーの事例がいくつか挙げられている。古くはレシピを無料にしゼラチンを売った「ジェロ」の話や、カミソリの替え刃で儲けた「キング・ジレット」の話。その他、現代での新しい「フリー成功事例」と法則がまとめてある。

    シェアやいいね!が当たり前の今、ものを作る人達の側が、生み出した作品をどう扱うかが問われている。これから先、何か新しいことを始めようと思ったとき、たくさんの人に見てもらいたい作品ができたとき、出方を考えるためにこの本を開いてもいいかもしれない。


    ■ ブラよろの事例もあるわけですし、

    ちなみに、経済の本なんて普段滅多に読まない私ですが、おもしろい実例がたくさん挙げられているので、苦なく読めた。フリーに対しては、日本ではこんなすごい事例もあるし、やはり人ごとじゃない気持ちがあったのだとも思う。

    「単行本80万部のヒットと同等」
    ブラよろ2次利用フリー化効果で月650万円の利益、佐藤さん明かす
    | ITmedia ニュース
    http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1304/22/news128.html

    「ブラよろ」二次利用フリー化から半年でいくら儲かったか?
    | 少年 佐藤秀峰
    http://ch.nicovideo.jp/shuhosato/blomaga/ar204961



    知り合いのライターさんに勧められて読んだけど、すごく実になった一冊。鉄板通り、続けて「MEDIA MAKERS」を読みます。

  • 今更ながら読んどいた。

    2009年の本だから今読むと目新しさはないが、無料経済の仕組みがよくわかる一冊。

    身近でわかりやすいものだと、GoogleやFacebook、Lineのような無料サービスが成り立つ仕組み。

    うちの父親もそうだけど、世代によっては、無料サービスがどうしても信じられず、後で何か請求されるんじゃないか?とか思って敬遠してしまうらしい。

    逆に若い世代だと、無料が当たり前で、有料とかあり得ないと考えているらしい。

    そんな方々はこの本を読んでみると、なるほど(・∀・) となります。

  • 成功事例の中にはすでに頓挫しているものも見受ける。
    死屍累々のFREE戦略、果たしてみんながハッピーになれるのだろうか。
    ごく一部の富豪を生み出すだけならもうお腹いっぱいだ。
    そのFREEはダンピング、寡占、独占を経て、やりたい放題の本性を現してこないのか。

  • とても参考になった。
    少なくとも、よくわからなかったFREEの世界を
    地図なしで航海しなくても良くなったことに感謝している。

    私たちは今、まさにiTunesでオリジナルのアルバムを販売しているし、
    オフラインでやってきた仕事の一部をオンラインへも移行しようとしている。
    そのようなとき、まさにこの本はFREEの取り扱い説明書になってくれている。

    初めてインターネットで物を買ったとき、
    今までとは違う習慣が、私たちの生活に加わる予感がたしかにしたように、
    ネットで物を売るという側になったときにも、
    フリーの存在は私たちのビジネスにおいて、ますますたしかな習慣として
    あたりまえの存在になっていくことだろう。

    そして、FREEはもうすでにオンラインの世界にまで広がっている。
    これまでもFREEの世界はそこかしこにあったが、
    まるで氷山の一角のように見えていただけで(まるで見えていなかったともいえる)
    一角からは想像もつかないほどの巨大なFREEが
    情報社会(海)の下に顕在化してきたということだ。

    著書の後のほうに、著名人の発言したFREEについての苦言に
    著者が一つ一つ答えている(反論している)部分があるが、ここを読むだけでも
    いくら顕在化してきたとはいえ、それぞれの分野でそれぞれの立ち場にある人間が
    FREEについて口を開けば、まるで違う捉え方をそれぞれがするものだ、
    というのがよくわかる。

    それくらい、FREEは図りにくいものだし、量りにくいものだからだ。

    だからこそ、私たちは自分の豊かな創造力を使って、
    心から楽しみながらFREEを活用しなければならない。
    まさにFREEは無料という意だけでなく、自由という意もあるのだ。

    先ほども、この本はよくわからないものの存在を知らしてくれる
    地図にはなるという話をさせてもらった。
    あとは、自分がどういうルートを通って新大陸を目指すか、
    それはクルー達と頭と頭、顔と顔を突き合わせて、思う存分、
    創造力を発揮すればいい。

    だれも正しい航路なんか知らない。
    私の好きな漫画、ワンピースじゃないが、まさにこの世は大海賊時代。
    自分たちの本当にやりたいことをやるために、FREEという大海原へ
    堂々と船を走らせて行けばいいだけだ。

    ぐるぐるとコンパスを失った船を運航していたように感じていた私には、
    とりあえず、自信を持って、次の島へ迎える
    ログポーズを手に入れたような、そんな気さえする。

  • 「情報はフリーになりたがる」という印象的な言葉が出てきます。

    きっと情報だけでなくあらゆるものがフリーに近づいていく。
    世の中全体がフリーを求めている。

    それはフリーに価値がある事を意味しているのだろう。
    価値を創造する事がビジネスの常識であったのに
    フリーに価値を見出す事に多くの企業や人が躍起になっている。

    フリーの価値とは何なのだろうか。
    そもそもフリーに価値があるのだろうか?

    答えはNoだろう。
    フリー自体に価値は存在しない。

    フリーを価値あるものに変えるのが21世紀のビジネスなんだろう。

    それを実行し成長し続けているのがGoogleだ。

    基本的に一般ユーザーはGoogleにお金を払う事はない。
    ネット検索しようがGmailを使おうがストリートビューを使おうが。

    Googleは優れた機能を絶え間なく生み出しているが
    そこから収益は得ようとしていない。

    IT企業らしく広告収入がほとんどらしい。

    でもGoogleの成長は鈍化するどころか加速しているように見える。
    フリーを最大限利用してユーザーを増やしている。

    それが広告のアクセスを増やし利益を生んでいく。

    フリーをもっとも賢く戦略的にしかもシンプルに利用しているようだ。

    ビジネスの世界だけではなく日常にもフリーは溢れている。
    それにより密接にフリーと付き合っていかなければならないのだろう。

    この先、僕たちの生活にフリーがどんな変化をもたらしてくれるのか楽しみだね。

  • 潤沢さと稀少さの考察に基づく、パラダイムシフトを促す、の書。
    フリーがなぜ必然なのか、そのなかでどう考えるべきかの指針を示してくれる。
    個人では辿りつかないその洞察は、知っておくべきことだろう。

  • クリスアンダーソンの著書。
    FREEの概念を体系的に成立するフレームとして。
    事例に富む。

  • 日々日常で思っていた疑問、
    「どうしてこんなにすごく便利で使えるものが「無料」なの?しかもネット上ではそんなサービスがたくさんあって、みんなが普通に使えるのこの社会って実は凄いことなんじゃない?」

    こんな疑問をこの本では、たくさんの具体例をもって書かれているます。

    最近僕のまわりで「無料」のものが増えたよな、と思っていました。

    例えば、基本的にネットの中の情報は無料ですね。
    そして、ネットに関わるサービス全体がほぼ無料。

    僕の例で言えば、僕はメールの送受信では「Gmail」というアプリを使っています。

    このアプリ、ほんと便利で使いやすい。
    こんな便利なアプリを開発しようとしたら、どれだけの人と労力がかかったんだろうと思うと、このアプリが「無料」というのが信じられない。。。

    だけど、もう今ではこれぐらいのアプリやサービスって、「無料」があたりまえなんですよね。

    僕の職業は「設計」なのですが、Gmailを開発するのと同じだけの時間と労力を設計の仕事に置き換えたら、絶対に無料ではできないよな。。。

    この本では、世の中に潤沢にあるものはどんどん「フリー」、いわゆる無料になっていく。
    それはもう世の中の本流の流れで、特にデジタルの世界ではその流れが逆らいきれないストリームのように、周りの環境を飲み込んでいっている。

    そのことが、ネットの世界で活躍する世界的なIT企業の名前と共に、実感として理解できるような本の作りになっています。

    「フリー」という考え方。
    これを僕の仕事でどう活かすかを考えだすと、どんどんこの本を読むのが難しくなっていくけど、こういう世界の先には、誰もが自由に「ビット」という情報を介して、自分の生活自体を「フリー」にしていって、
    何者にも縛られない、真の「自由(フリー)」を得ることができたら、自分の嫌いなことをしてまでお金を稼いだり、仕事をしたりしなくてもいい世の中になっていくのかな?

    そんな楽観的な気分にもさせてくれるこの本は、今、現在を切り取る歴史書としてもうまく表現されていますね

    たいへん刺激的で面白かったです

  • 積んでた「MAKERS」読もうと思ったら、最初の50ページ読んでほったらかしてたこの人が寂しそうだったので、おとなしくこっちから片付けマス。ごめんフリー。

    タダで成り立つビジネスの仕組みを、貨幣経済だけやなくて、ぱっと見分かりづらい行動経済学の観点から説明。Webコンテンツ系の会社の時価総額が適当な理由も、何となく腑に落ちました。貨幣に換算した価値って、誰も正確なところは分かってへんのやろね、たぶん w

    インパクトあったんは、Webに飲み込まれた既存業界の成れの果てやなあ。例に上がってたのはアメリカの百科辞典市場。

    ・1990年代までは、訪問販売のセールス部隊が中心(市場規模12億ドル)
    ・1990年半ばから、CD-ROM(MSのエンカルタ)が中心(規模は6億ドルに縮小)
    ・で、今はWikipediaとGoogle先生。

    コンテンツの複製コストはほとんどタダやから、市場がほとんど消し飛んでしまうんやね。。。使てる人間は便利になって幸せやけど、既存業界にとってはまさに破壊的イノベーション(-_-;;;

    わたくし組み込みソフト屋さんの端くれですが、ローコスト側からはオフショアが順調に勢力拡大中。別方面からは「MAKERS」で思う存分語られるに違いない、オープンソース・ハードウェアの流れ、そしてプログラマいらずのモデル駆動開発。。。(デンソーでは既に実践されてるみたいやし)

    10年先どころか5年先も読めへん世の中やけど、、、備えよう。

  • 少し前にはやった本。でも読み応え十分。本来の目的はボランティアは対価の払われないFREEの経済という分野に入るかなと思い、卒論のヒント探しに読んでみた。
    ボランティアを経済学的に考えるうえで、マズローの欲求に関しては何となくヒントがあるのでは?と思って考えていたけれど、かなりすっきりした形で整理されていてよかった。
    あとは、あのソーシャルゲームの会社がなんで5%とかの有料利用者で成立するかもいまいちわからなかったけどすっきり!!クリス氏あた良すぎ。すごい!!!
    そして自分でもフリーの経済、実験したくなってきました!!!

  • やっと読み終えた。電子書籍は視野に飛び込んで来て「読まなきゃ」って気持ちにさせる物がないのでついつい放ったらかしにしがちになっちゃうね。とても面白い本だったんだけどね…新しい価値観や思考方法を丁寧に見せてくれる本です。非常に面白くて紙媒体だとサラッと読み終えてたはず…

  • 流行の本を、その時に読む、という読み方もあれば、流行の本を、時間を経てから読むという読み方もあるかと。

    今回は、後者の読み方。

    時代検証ではないですが、書いてあることの延長で、今の時代が動いているのを感じる本であり、説得力はあると思います。

    ビット(デジタル)の世界の話がメインですが、これをアトム(現物)の世界に適用できないのか、と考える日々です。

  • ずっと読みたかったが故に卒論のテーマにまでなった本。
    面白かった。漠然としていたフリービジネスに対して4つの分類という枠組みを与えてくれているので、フリービジネスがより理解しやすくなったと感じる。
    個人的に良かったと思うのが次の視点。「潤沢な情報は無料になりたがる。稀少な情報は高価になりたがる。」「フリーと競争するには潤沢なものを素通りしてその近くで稀少なものを見つけること」フリービジネスの収益モデルを考える上で無視できないことばだったと思う
    で、なぜ評価4か。完全にはしっくりこなかったからということと卒論に追われて読んだからかと思われる。

  • 主旨から外れるが、

    「テクノロジーの声を聞く」は
    私に新しい視点を与えてくれた。

    あと、ハッカー倫理、が全ての元ネタなのか、
    と気づいた!

    そして、ブラジル…

  •  現在主にネットで広がっているフリー(無料)ビジネスについて、歴史から意義、今後の展望までをまとめた一冊。iphoneではタイトル通りただで読める。

     動画サイトが乱立し、著作権がうるさく言われている昨今。しかしならばいっそと自分達でyoutubeに動画を流すことでライブやDVDで大きな利益を上げたアーティスト達がいる(日本ではAKBがそうだ)。何も今に限ったことではない。ラジオができた頃は演奏者達はラジオで自分達の曲が流れることは一度の演奏で多くの人に曲が聞かれてしまうので、自分達が損をしてしまうとストライキをしていたことがあったのだ。今そんなことを考えるミュージシャンはいない。
     この本では商品を物質(アトム)と情報(ビット)に分け、特にビットのフリーの重要性について述べている。ビットはアトムに比べて限りなくコスト0で増やしていくことができる。だからこそアトムの様に分量に応じて料金を払うのではなく、タダでも収益を挙げれる様に工夫して提供することを考えるべきだというのがこの本の主旨だ。

     アトムは有限でありどこまでも豊かになることはできない。しかしビットならばそれは可能だ。
     世界中の全ての人が貴重な高級食材を好きなだけ食べることは絶対できないが、世界中の(ほとんど)全ての人が最高の音楽や映像コンテンツ、情報をタダで好き放題手に入れることは決して不可能ではない。
     これからの未来、アトム的にはこれ以上豊かになれないことを考えると、この本に書いてあることの重要さは計り知れない。
     読むことで社会観が変わる一冊。

  • 20101005
    雑誌ワイアードの編集長、クリス・アンダースンの本。
    GoogleやFacebookなど無料ビジネスモデルの話。
    古くはTV広告や無料サンプル、かみそりの替え刃モデルから、
    最新のネットビジネスまでを広く紹介。
    ITインフラは急速にコストが低下しているので、「うまい」ひと工夫で
    「無料」でも儲けることができる。
    まあ面白い紹介だけどITの低コスト化以外はあまり鋭い話でもない。

  • PDF版で読んだけど、また後で読む。FREEの考え方自体は新しいわけではないが、様々な事例が紹介されているのと、この本自体がFREE戦略をとったのが面白い。

  • もうそこにあるFREE、デジタルでは無料と言う意味で脊髄反射してしまう言葉だけれど、リアルワールドでは自由と言う意味でとることが多いのではないだろうか。

    フリーからお金を生むと言うのがどういうことかを書いてある本。出だしで触れるアトムとビットと言うのが世代によって理解し易かったりしにくかったりと言うことであるが、それ故にこれからの時代を生きるために身にしみていた方がいい感覚でもある。

    デジタルはどんどん無料になっていくのは止められない、だからそれを上手く利用することで利益を得ようとした方が賢いと、まあ端折って言えばそんなところだろう。これは所有に馴染んだ旧時代の意識だとシフトは難しい。

    もちろん、そこらたしにフリーの波は来てるわけだけど。その点に関しては自分で体感していても気付いていない部分があるかもしれない。これを読んで気付き、確認して活かせるようにしないといけない。

  • 話題の新書で題名に惹かれ買ってしまった。
    読むべきところは非常に限られた部分であり、目新しい論理はあまりない。
    話題負けしている感が非常に強い。
    この手の本で失敗したのは久しぶりで
    ランキングだとか、口コミとかを当てにしすぎてもいけないのだなと実感しました。

  • 1.ガソリンスタンドの無料空気入れは補完的商品
    2.情報処理能力と記憶容量、通信帯域幅がはやくなり、性能が上がり、安くなる三重の相乗効果をオンラインは享受している。
    3.コンピューターで解放された人間の価値を再提供できるかが社会の役目。
    4.価値の変遷をとらえ、利用する。
    5.ムーアの法則。
    ゼノンのパラドックスは原始の反発作用が原因。ニュートンは微積分で解決。
    6.コモディティ化した情報は無料に、カスタマイズされた情報は高価になる。
    コモディティとは、競合の中で機能、ブランド力の差異がなくなり、低価格化し、普及すること。
    7.ダンバー数である150人以上になると、集産主義が緩む。
    8.フランスの経済学者、セーの法則。供給はそれに等しい需要をつくる。なにかを作れば、世界がその使い道をみつける。アップル、ジョブズ→これが欲しいんだろ。
    9.ハッカーはMiTの鉄道模型クラブの回路作成チームからうまれた。潤沢な情報は無料に、稀少な情報は高価になる。パラドックスと矛盾はちがう。前者は常に前進し、他方を捕まえれば他方の背中を捕まえる。パブも電話も内容は関係ない。ただ方法と場を提供した。
    10.好きなだけ遠くにいけるが、好きなだけスピードはだせない。
    11.ほぼ0の限界効用をしらない。私たちはフリーの世代。情報タダは当たり前。
    12.替え刃、ネットゲーム、プリンターのインク、それらは本体を買って終わり、から、継続収益確保のビジネスモデルとして成功した。

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なぜ、一番人気のあるコンテンツを有料にしてはいけないのか?なぜ、ビット経済では95パーセントをタダにしてもビジネスが可能なのか?あなたがどの業界にいようとも、"無料"との競争が待っている。それは可能性の問題ではなく、時間の問題だ。そのときあなたは、創造的にも破壊的にもなり得るこのフリーという過激な価格を味方につけることができるだろうか。

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